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【Interview】KiD feat.真宵――正解のない人間模様を描く「人間の方程式」

KiDのニューミニアルバム「人間の方程式」が、5月3日にデジタルリリースされた。今回は新曲に加え、既存曲「ほぞを噛む」と「ガラシャ」を再録したボーカル・真宵ver.も収録されている。さっそく、独自の感性から描かれたヒューマンドラマを存分に堪能できる今作について、楓と真宵に話を聞いた。今作を引っ提げて、6月11日からはワンマンツアーもスタートする。なお、今回は[KiDインタビュー第一弾]としてミニアルバム「人間の方程式」についてクローズアップした内容でお届けするが、後日[第二弾]としてKiD・楓のパーソナルインタビューをお届けする予定だ。4周年を迎えるKiDの活動を見逃さないでほしい。


【ワンマンツアーができるならミニアルバムをリリースしようって】

――6月11日から始まるワンマンツアーに先駆けて、新たなミニアルバムがリリースされましたね。

真宵 (楓に向かって)おめでとうございます! あと、お疲れ様でした!

――結構“お疲れ様でした感”がある制作だったんですか?

 地味に大変でしたね。そもそも、シングルを出すかミニアルバムを出すかで迷ってたんです。4月に、「脳足りん」と「キャットウォーク」のお披露目ワンマンがあったんですけど。

――初台DOORSで行われた、二週連続単独公演ですね。

 そう。そのライブが終わったらリリースしようかな?ぐらいの感覚で、ゆるっとやってて。「脳足りん」と「キャットウォーク」を作ってた頃は、まだワンマンツアーも決まっていなかったんです。というか、この時期ドラムのサポートメンバーがいなくて諦めてたんですよ。そうしたら宏崇(Dr)が出てくれることになったんで、「ワンマンツアー、できるやん!」ってすぐ組んだんです。

――ワンマンツアーが発表されたのが4月12日でしたから、準備はかなり急ピッチだったのでは……?

 もう、バタバタでした(笑)。ワンマンツアーができるならミニアルバムをリリースしようって決めてからのスケジュール感が一番大変だったし、いつも以上にアレンジャーとのやりとりも多かったから、なかなか大変でした。

――なるほど、それは確かに“お疲れ様でした”ですね。

 リリースするタイミングも、ツアーが始まるまで1ヶ月ぐらい空くからどうなのかな?とは思ったんですけど、5月はあまりライブもないからその間にいっぱい聴いておいてもらおうかと思って。

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