WEB3企画書|鹿児島の本格焼酎飲料にNFTを付与し、新たなファンを開拓する
鹿児島県には、さつま豚、黒毛和牛、さつまいもを始めとした多くの特産品があります。
特にお酒好きの人からの支持が高い「芋焼酎」といえば鹿児島県を代表する名産品と言って良いでしょう。
しかし、そんな焼酎は現在、消費量が市場全体で減少しているという課題に直面しています。特に鹿児島県は日本トップの蔵元・銘柄数を要しているため、焼酎市場の縮小は県としても解決すべき課題であると言えます。
今回は鹿児島県が抱える課題を解決する方法として「WEB3・NFT×焼酎」の可能性を模索していきます!
また、鹿児島県の抱える課題を解決するため、鹿児島県の現状分析から実際に企画を成立させるために「企画内容・ビジネスモデル・費用・条件に当てはまる補助金」等を洗い出し、実際に提出する企画書として使えるように執筆しています。
本企画がWEB3を活用した地方創生の一例として、参考にしていただければと思います。
鹿児島県の現状分析
まずは鹿児島県の現状と課題を分解して見ていきましょう。
今回取り上げる鹿児島県の政策方針
上記の内容から、鹿児島県の県政策の重要な目標として県民の稼ぐ力の向上を目指していることがわかります。
これは鹿児島県が歳入で、自主財源の比率が低く(34.5%)、依存財源(67.2%)に比重が多いため、自主財源の増加を狙ったアクションプランであることが予測されます。
鹿児島県は県の基幹産業として、農林水産業、観光関連産業、そして製造業と定義しています。
鹿児島県の狙いは、上記の基幹産業を活かして①地域外からの資金流入②稼いだ資産を地域内で循環させる③地域外への資金流出を防ぐことです。
この3つを達成することで、鹿児島県の県政策のコンセプト「誰もが安心し、活躍できる鹿児島県」に繋がるとされています。
その結果以下4つの状態となることを見込んでいます。
一方で、鹿児島県の特産品である「焼酎」は以下のグラフから市場全体として消費量が減少していることが分かります。
また以下にある年代別焼酎消費額の推移から、焼酎消費者層が60〜70代が多く高齢化していることが分かります。一方で40代以下の層では焼酎消費額が下がっている状況です。
鹿児島県の抱える課題とソリューション
①鹿児島県の抱えている課題
地域外からの資金流入
焼酎消費者の縮小と高齢化
これら2つの課題は、鹿児島県の経済成長と持続性にとって大きな障害となっており、特に地域の重要産業である焼酎の未来に深刻な影響を与えることが予測されます。
②求められているソリューション
上記の課題から、鹿児島県に求められるソリューションとして、「鹿児島の本格焼酎を地域外の若年層/中年層に親しんでもらう」ということが考えられます。
鹿児島県の予算と配分
鹿児島県の令和6年度当初予算では、県の特産品に関して1.8億円が配分されています。
県産品攻めの海外展開促進強化事業(約1.3億円)
鹿児島県の特産品を海外輸出促進させるための予算鹿児島SHOCHU市場開拓事業(5000万円)
鹿児島県が誇る本格焼酎の新たなマーケット開拓をするための予算
鹿児島県が焼酎に当てる予算額の大きさから、鹿児島県と焼酎は切り離せない関係性であることがわかります!
鹿児島県がWEB3を活用できるポテンシャル
ここからは鹿児島県が持つ鹿児島ならではのアセットを紹介していきます。
さつま豚、黒毛和牛を代表とした国内トップクラスの農林水産業、奄美大島や屋久島などの離島及び離島文化、さらに芋焼酎が有名ですよね。
本noteではやはり政策にもあった「焼酎」に注目します!鹿児島県内には本格焼酎の蔵元が113箇所、銘柄数にすると2000種類以上になり、どちらも日本で1番多くまさに焼酎県と言えますね!
しかし前述した通り、焼酎消費量の減少、購入層の高齢化が課題として挙げられます。
そこで、鹿児島が全国に誇る「焼酎」の新たなマーケット開拓という観点から、WEB3・NFTの活用方法を模索していきます!
既存事業や類似事業の分析
「焼酎ツーリズムかごしま」いちき串木野市・日置市
「焼酎ツーリズム」は、県内でも焼酎蔵元が集中している、いちき串木野市と日置市の蔵元を専用バスで見学・体験できるサービスです。
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