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今年の映画を振り返る


 皆さん、こんにちは。映画大好き。木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 はい。そんな訳で、おそらく今年最後であろう劇場映画「ブラックアダム」を観て参りまして。ええ。


 (´°Д°)」 今年観た映画を色々と
 振り返ってみたいと思います!


 まずは本日観たばかりのアメコミ・ヒーロー映画、


 (´°Д°)」 ブラックアダム!


 (´・Д・)」 うん。良かった。

 ぶっちゃけ、全然期待してなかったんだけど、素直に楽しめた。
 いわゆる傑作とか名作とか、そーゆーんじゃなくて、素直に楽しめた感じ。
 近年のアメコミヒーロー映画は、原作や他作品との繋がりというイースターエッグ(隠し要素・小ネタ)がたくさん仕込んであったりする(ワタクシはアメコミ好きなので嬉しい)のですが、本作はほとんど、そーゆーのを無視して楽しめる。

 そして、主演はなんとあのロック様なので、ロック様映画としても楽しめる素敵仕様になっております。
 で。少々ネタバレになるかも知れないのだが、原作との深い関係はナシ。設定だけを引き継いで、うまくまとめた感じ。
 原作、と言うかDCのアメコミヒーローを沢山知ってると、より楽しめるが、知らなくても全く問題ない。
 本作の主人公「ブラックアダム」は、先に公開された映画「シャザム」の宿敵であり、いわゆるアンチヒーロー。リュウに対するケン。マリオに対するワリオ。アトムに対するコバルト。ブラックサンに対するシャドームーン。小早川流風に対する小早川留水である。いわゆるコンパチブル主役キャラクタだ。
 しかし、シャザムを観ていてもいなくてもまるで問題ない。そして、ブラックアダムはいわゆる「悪役」なのだが、本作では主役であり、ヒーローとなり、そしてちゃんと悪役のアイデンティティも残している。

 そして、ブラックアダムを倒そうとして集結するヒーロー達が、根本的に無名(日本では)かつ初登場ばかりなので、初見でも安心という訳だ。
 再登場はアマンダあの人ぐらいか。

 そして、揃い踏みしたヒーロー達も実にいい。原作ではそれなりに知名度もあるが、おそらくほとんど映像化されていないキャラクタばかり。

 翼を持つヒーローはみんなの憧れ! ホークマン!(マーベル映画的にはファルコンのポジション)

 女優さんも可愛いし、エフェクトもカッコイイぞ! サイクロン!(能力は風使い) 特に活躍してないけど、絵面がとにかく良い。可愛さはブラックパンサー級。

 なんでマスクがデッドプール!? アトムスマッシャー!(マーベル映画的には、能力はジャイアントマン的ポジション) 演じるのは実写版「ヒーマン」の主演に抜擢されたノア・センティオ。(主演の話は流れました)

 そして魔術を操るドクター・フェイト!!(マーベル映画的にはドクター・ストレンジのポジション)

 特に、ピアース・ブロスナンが演じるフェイトは、初登場なのに、応援してたヒーローが年老いて久々にスクリーンに登場!感を出してて実にいい。

 ストーリーはわかりやすく簡潔ながらも、幾つか仕掛けがしてあるので飽きない構造。

 減点方式で行くと、特に減点する場所が見つけられない。加点方式なら、ロック様とピアース・ブロスナンだけで満点だよ。まるで不満がない。


 (´・Д・)」 しかし、名作たりえるものではない。


 (´・Д・)」 これ、前回に観た「ブラックパンサー ワカンダフォーエバー」にも感じたんだよな。
 と言うのも、一時期、ハリウッドは脚本力不足に喘いでた時期があった。25年ぐらい前から、10年ぐらいの間だろうか。ハッキリした時期はわからんが、派手な爆発に頼りまくったり、スターのギャラが高騰しすぎたり、広告費をかけすぎたり。つまり、映画そのものの面白さではなく、単純に「売れるもの」を追求しすぎて、面白さを置き去りにしがちだった時期があったのだ。

 しかし、どうやら近年はコレを「気合い」とか「根性論」ではなく、「方法論」で解決しているように思うのだ。
 製作費用に始まり、ギャラのインフレ防止、スポンサーの唆し方。
 そして、脚本と演出の妙技で「普通の物語を面白く見せる」方法を確立して来ている気がする。

 実際、この数年は、


 (´°Д°)」 駄作。
 紛う事なき駄作。


 ってハズレ映画を引くことが減った気がしている。
 特に、今年観た映画の多くは、とにかく「ちゃんと楽しめる映画」が多かったように思う。今年何本観たかはチェックしてないが、ざっと思い出したのは以下。

 ブラックパンサー WF
 Gのレコンギスタ IV & V
 ガンダム ククルス・ドアンの島
 ザ・バットマン
 ソー・ラブ アンド サンダー
 モービウス
 RRR
 エルヴィス
 大怪獣のあとしまつ
 シン・ウルトラマン
 ブレット・トレイン
 トップガン・マーヴェリック
 ドクター・ストレンジ MoM
 スパイダーマン ノーウェイホーム

 ちなみに、劇場で観た作品に絞ってる。配信だと「鋼の錬金術師 2&3」とかも観てるし。あと、「エターナルズ」「シャン・チー」「ヴェノム・カーネイジ」とか数作品は去年だっけ? って感じで確認してない。

 ぶっちゃけ、バットマンとモービウスは「思い出さないと思い出せなかった」と言うのが正直な評価だ。

 評価したいのはRRRなのだが、この系統だと2020年の「ダルバール/復讐人」が傑作中の傑作すぎたため、残念ながらダルバール越えには至らなかった。

 で。アメコミ好きのワタクシとしては、


 ドクター・ストレンジと
 スパイダーマンを高く評価している。


 しかし、この2作はやはり、


 (´・Д・)」 予備知識が
 ないとキッツいんやわ。


 特に、40年以上のファンであるスパイダーマンは、スパイダーマン作品としては一種の頂点とさえ言える集大成だったのだが、一本の映画としての評価は、厳しくせざるを得ない。いや、予備知識なくても楽しめる作りではあるんだけど、ね。

 エルヴィスはかなり面白かったけど、序盤がピークだったのでどうしても蛇足感が否めない。

 邦画では対極となったのが、「大怪獣のあとしまつ」と「シン・ウルトラマン」だ。
 相当楽しめたシン・ウルトラマンに対し、ただひたすら下品な滑り芸が続くだけの大怪獣。
 ぶっちゃけクソ映画には慣れてるし、むしろ好きだったりするが、大怪獣はどっちかと言うと「スベり映画」で、割とキツかった。

 そんな訳で、スパイダーマンは別枠での最高傑作とすると、今年の傑作ベスト3は!!


 3位! シン・ウルトラマン!


 2位! ブレット・トレイン!


 (´°Д°)」 そして! 1位は!


 トップガン・マーヴェリック!


 この3本をオススメしたい。

 先日、なんかワタクシ「絶対にメジャーな映画とか嫌いそうだし、評価しなさそうですよね」って言われたし、マイナー映画も大好きなんだけど、


 (´・Д・)」 全然そんな事はない。


 ご覧の通り、超メジャー作品だけになったぐらいだ。
 恋愛映画とかファミリー向け映画を観ないだけである。


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 なお、この先には「今年の映画は何を観たか」思い出そうとした話しか書かれてません。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。