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モータルデパート究極神拳


 皆さん、こんにちは。実は、職場がデパート。木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 普段の仕事は地下深くでカツアゲ行為。

 ※デパ地下食料品売場のさらに地下で、ミンチカツを揚げてます。


 それとは別に、ワタクシが制作に関わったクラフトコーラ。

 コレ。


 コレを売ってます。
 そして、今回は大阪梅田阪急百貨店メンズ館にて、そのプロモーションを兼ねた試飲販売会を行わせていただきました。

 で。今回はワタクシが制作に関わった京都クラフトコーラだけではなく、他社さんのコーラも扱ってます。
 関西・近畿を中心とした全18社のクラフトコーラを試飲・販売。他社さんと協力して、クラフトコーラ界隈を盛り上げる事が目的。
 つまり、わかりやすく言うと、


 クラフトコーラ全体の
 プロモーションですね。


 ぶっちゃけ、関西におけるクラフトコーラの認知は、関東に比べて随分と遅れている。
 てか、東京と比べたら、大阪は全部2~3年遅れとんねんけどな!

 そんな訳で、


 今回の出張先は前回と同じ大阪。行ける。
 大阪での販売は前回でマスターした。



 そう。既に大阪は攻略済みだ。

 そして、デパートでの販売も以前、梅田の阪神百貨店で経験している。
 新しい戦場ではあるが、既に必要な経験は積んでいるのだ。ワタクシの販売スキルを惜しげもなく発動して、ガンガンに売っちまいますよ?


 別に商品を売り切ってしまっても構わんのだろう?


 もうね? 「倒しちまっても構わんのだろう?」と、少年バトル漫画における、主人公を見くびって返り討ちに遭う慢心した敵幹部みたいな状態ですよ。ええ。


 

 で。


 全然、売れない。



 (´°Д°)」マジか。



 いや、売れないってか、客が少ない。

 見くびってたわ、阪急メンズ館。なんかもう、違うのよ。全部。
 まず、大きく誤解していたが、メンズ館なのに、女系客の方が多い。曜日にもよるが、6割以上が女性。men'sなのに女性客だらけ。
 そう。世の男どもはデパートになんざ用事はないのである。
 大半の男ってはホームセンターやワークマンやプラモ屋、釣り具屋とか電気屋でワクワク出来ても、百貨店にときめく生き物ではないのだ。
 「いや、そんな事はない!」という男もいるだろうが、間違いなく少数派だし、何と言ってもコレが重要。


 (´・Д・)」決め打ちしてる。


 男の多くは、ブランド品に魅せられたとしても、カルバン・クラインが好きならカルバン・クラインを目指すのだ。
 ゼニスに用事があるならゼニスを目指す。パネライが欲しいならパネライに行く。


 (´・Д・)」男は、
 ウインドウショッピング
 なんかしないのである。


 いや、する男がいてもいいし、いるだろうが、大半は百貨店に用事はなく、百貨店の中の店舗にしか用事がない。
 そして、ウインドウショッピングが大好きな女性も同様である。
 何が同様かと言うと、女性の大半は、メンズ館に


 (´・Д・)」ギフトを
 買いに来てるのよ。


 当たり前だ。入ってる店舗は95%が男性向けの服飾や鞄、財布など。女性用の商品はほぼない。
 普段、男が婦人服売場を通る用事があったとしても、気まずく通り過ぎるだけだろう?
 それが男性向け百貨店だと性別が逆転するだけ。
 そう。女性は目的地のギフト(プレゼント用の財布など)を目指すだけで、脇目も振らず通り過ぎていく。
 あれだけ余所見をしないでスタスタ歩く女性が見られるのはメンズ館だけ!って言いたいぐらいである。

 つまり、6割以上の女性客の9割が、通り過ぎて行くだけで、絶対にリーチしない客層。
 男性客もその8割ぐらいが目的地を目指すだけ。
 厳しい。コレは厳しい。
 そもそも来客に対するスタンスが違い過ぎる。
 ブランド物の高級財布が1個売れたら数万円なんだから。待つよ。待ってるよ。
 客がゾロゾロ来る訳じゃない。それでも店員は数名が控えてる。
 Tシャツが2万円するんだから、そりゃブランド力を活かして「来た客」に接客すればいい。客もそのブランドが欲しくて来てるんだから。


 そこに突然、

 (´・Д・)」コーラて。



 コレは厳しい。
 以前、阪神百貨店でウチのコーラとジンジャーを売った際に、「美味しい」の感想を貰ったのはコーラの方だが、実際の購入はジンジャーというケースが目立った。まず間違いなく女性である。
 理由のひとつは「冷え症」に効果的という面もあるだろう。
 もうひとつは、


 コーラは何だか
 アタマが悪そう。


 そして、健康に悪そう、というネガティブなイメージがあるからだと推測される。

 更にはディオール、プラダ、グッチ、ダンヒルに囲まれてコーラを売るって。
 以前、阪神百貨店の化粧品売り場もシャネル、ポーラ、資生堂などと完全なアウェイだったが、来客数自体は多いし「何コレ?」と買物気分の女性が多いから、とりあえず試飲に持ち込める。




 しかし、今回は無理。客数が少なすぎるのだ。試飲販売会だが、まずその試飲に持ち込めない。



 (´・Д・)」しかも今回のイベントは、

 なんと9日間。



 相当に厳しい戦いである。
 ワタクシはこの9日間を生き残る事が出来るのか。

 次回に続く。

 ※ この記事はすべて無料で読めますが、厳しい戦いをねぎらっての投げ銭(¥100)は歓迎やで。
 なお、この先には、ある意味で話のオチ的なモノが書かれている。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。