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誰もいない道場で独習を終え、マットにモップをかける。 後はもう、電気を消して、鍵を掛…
船井紀里也。フナイキリヤの真ん中を取って、リングネームは「ナイキ」だ。 17歳の若さで…
これまでのシリーズ 今風の言葉で言うなら、生まれた時から「勝ち組」だったと思う。 …
「今夜の俺はヒーローになります!」 試合直前のインタビューに、倉科賢太郎は、やや緊張…
これの逆視点。↓ 器用な子ではなかった。 生まれつき、器量の良い子供ではなかったと…
ゴングが鳴った。歓声は最初から最高潮だったと言える。 日本格闘技界最強を決める、と言…
Ⅰ 「STRANGER」 2004年8月17日、横浜アリーナ選手控え室にて。 「戦いは、勝ち続けなければ何の意味もない」 と言う事を、北爪鷹志よりもよく知っている者は、誰一人としていなかった。 昨晩北爪は、一週間前の公開練習中に起きたアクシデントにより、脚部に負った「怪我」という爆弾を抱えた状態で、対YAMATO戦に出場し、王座を奪取した。 アクシデントは、同じジムの練習生が片付け忘れたトレーニング器具によるものだ。 マスコミの前でのアクシデントだけに、北爪
いつものランニングコース。毎日、行きと帰りで欠かさず15kmは走り込んでいる。今は帰り道の…
分解。という言葉がある。 その男、愛川心には、何もわからなかった。 分解。それは、モ…
進藤アレクは、未だにこの事態が信じられないでいた。 アマチュアレスリング日本代表に選…
「現代武術、ですか?」 枯れ木のようなその老人の言葉に、僕は素っ頓狂な声をあげた。 …
この男がギリギリのラインで五輪の選に洩れた理由を、目の当たりにした。 国木明彦。無冠…
山王寺いちる。彼には、人の心がなかった、と川中悟は述懐する。 川中悟と山王寺いちるは…
※※※【今回の話を読む前に】※※※ ここからの直接の続きになります。↓ 流石にこちらを読まないと意味不明だと思われます。 関連作↓ こちらは読まなくても話は通じます。 信じられない光景。 信じ難い状況。 進藤アレクは、自分に起きた事件を理解することが出来なかった。 まず、自分が突然、闇討ちされたこと。 闇討ちとは言え、自分が簡単に倒されたこと。 闇討ちの相手が、おそらく噂の「辻斬り」であること。 あっさりとヒールホールドを極められ、膝が破壊寸前だった