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キャラ性能解説 [カリタスの使徒]ロザリー

2024-04-26実装の[カリタスの使徒]ロザリーの性能解説です。スキルに特殊な効果が多く、色々な質問が出ているので、全スキル解説していきます。


基本性能

ステータス配分としては耐久力=HPが高い。

天属性・ソーサラー。配分は耐久力=HPが高め。スピード2646で鈍足
期間限定でピックアップガチャ、運命ガチャからのみ出現。
天・冥属性のため、蒼紅翠黄に比べてレアリティLRまでの進化は大変
 蒼紅翠黄の場合…同名SR8体+同属性R180体
 天・冥の場合…同名SR14体
が必要(最初の素体を含んだ数)

スキル

基本的にLv240以上、専用武器LRの状態の効果で説明。

フラジャイル(アクティブ1)

ランダムな敵5体に被ダメ増加10%(2ターン)を付与
⇒その5体に240%の魔法攻撃

被ダメ増加も威力も控えめ。特に説明するところは無い。

エンジェルレイ(アクティブ2)

『記憶』のスタック数が15未満の場合に発動。
ランダムな敵に10回攻撃力180%の魔法攻撃

アクティブ2の通常の方。特徴は10回と攻撃回数が多いぐらいで威力は控えめ。こちらも特に説明するところはない。

ソウルサクリファイス(アクティブ2+)

『記憶』スタック15のとき、『記憶』を解除して、エンジェルレイの代わりに発動

『記憶』のスタック数が15の場合に発動。
ランダムな敵に10回攻撃力180%の魔法攻撃
隣接する味方2体のスキルクールタイムを2減少
隣接する味方2体の攻撃力を使徒ロザリーの最大HP×10%分アップ(持続2ターン)

アクティブ2のスペシャルの方
攻撃部分は通常と同じ。『記憶』のスタックが15の場合に発動ということで、愛の使徒(パッシブ1)により使徒ロザリー自身に最大HP×10%分の攻撃力バフ(持続ターン無限)が掛かっている状態での攻撃となるが、そこまで高威力になるわけではない。
隣接する味方2体にスキルクールタイム減少と攻撃力バフを付与する方がメイン。

・『記憶』スタックの詳細は愛の使徒(パッシブ1)の方で説明。
・『記憶』のスタック数が15の場合に『記憶』を解除して発動する。『記憶』が解除された後は新たに『記憶』が付与されることが無いため、1バトルで1回だけ発動となる。
・攻撃力バフの量は、使徒ロザリーの最大HP×10%(最大HPはステータス増減前の値を参照)となっている。育成状況次第だが、だいたい攻撃力+50%程度のバフになる。

愛の使徒(パッシブ1)

『記憶』スタックに関するスキル。

①スタック数の増え方
1、バトル開始時『記憶』スタック+1
2、2ターン目以降のターン開始時『記憶』スタック+3
3、自身か味方がアクティブスキルで弱体効果を受けた場合、『記憶』スタック+「自身と味方に付与されている弱体効果の数」分
3の増え方について、詳しくは後述。

②スタック数の上限
・『記憶』スタック数は最大15
・『記憶』が解除された後は新たに『記憶』をスタックしない(『記憶』の解除=アクティブ2のソウルサクリファイスの発動)

③スタック数が15(最大)になった場合の効果
使徒ロザリーに以下の3つの効果を付与する。
1,攻撃力バフ(持続ターン無限)を付与。バフ量は使徒ロザリーの最大HP×10%(最大HPはステータス増減前の値を参照)
2、弱体効果を2つ解除
3、最大HP×80%のシールド(最大HPはステータス増減前の値を参照)

・『記憶』スタック数は、アクティブ2のソウルサクリファイスの発動によってのみ減少。ソウルサクリファイスの発動後は『記憶』をスタックしない。よって、スタック数15になった場合の効果は1バトルで1回だけ発動となる。

永遠なる想い(パッシブ2)

・自身と隣接する味方2体に『結界』(2ターン)を付与。
・『結界』を付与されたキャラが最大HP×20%以上のダメージを受ける際に、『結界』の効果が発動。
・「『結界』を付与されたキャラの最大HP×20%を超えた分のダメージ」を「使徒ロザリーの最大HP×50%分」減算する。

一般的な遮断は「ダメージをn%遮断」であり割合(掛け算)でダメージを減らす効果だが、このスキルは「ダメージを使徒ロザリーの最大HP×50%分遮断」となっていて減算(引き算)でダメージを減らす効果。他の遮断とは大きく異なる効果で、イメージ的には一撃ごとに復活するシールド。

専用武器

専用パッシブは耐久力とHP

・専用パッシブ効果で耐久力とHPが上がる。耐久力=HPの元となるステータスなので、最大HPが非常に高くなる。
・専用スキル効果はLv2が重要。専用武器レアリティURまでは上げたい。遮断が「使徒ロザリーの最大HP×20%分遮断」から「使徒ロザリーの最大HP×50%分遮断」に大幅アップする。
・一方でLv1とLv3の効果はスキルの攻撃性能が微妙に上がるだけ。重要性は低く、専用武器レアリティLRの必要性はそれほど高くない。

ステータス増減前の自身の最大HP

・使徒ロザリーへの攻撃力バフ…使徒ロザリーの最大HP×10%
・使徒ロザリーへのシールド…使徒ロザリーの最大HP×80%
・隣接する味方2体への攻撃力バフ…使徒ロザリーの最大HP×10%
・『結界』による遮断の量…使徒ロザリーの最大HP×50%

これらの最大HP×n%について『ステータス増減前の~』という文言が付いている。

・ステータス増減前とは、バトル開始前の時点のことであり、バトル前にかかる武具の補正、専用武器パッシブ、シリーズ武具効果、編成の属性ボーナスまでが適用されたHPを指す。フィアーやソーニャ等のスキルによる最大HP増加は適用されない

こっそりヘルプに足された項目。
使徒ロザリーのスキルにある『ステータス増減前の~』は『バトル開始前ステータス」のこと。

・実際の攻撃力バフ量については、各キャラの育成状況次第。使徒ロザリーは、ステータスが耐久力寄りで、専用武器パッシブにHPと耐久力を持つためHPは高い。アタッカーの攻撃力と使徒ロザリーの最大HPの両方をしっかり上げた状況なら、おおよそ攻撃力+50%程度になる。

『記憶』スタックの増え方

「バトル開始時+1」「2ターン目以降のターン開始時+3」は分かりやすい。問題は弱体効果を受けた場合の増え方。

増加数「自身と味方が付帯している弱体効果の個数の合計分」
条件「自身か味方がアクティブスキルで弱体効果を受けるたび」

増加数

「自身と味方が付帯している弱体効果の個数の合計分」

・すでに付帯していた弱体効果があれば、それも含んだ合計分だけ増える。
例:弱体効果を2つ付帯した状態で、新たに弱体効果を1つ受けると、スタック数は+3される。

条件

「自身か味方がアクティブスキルで弱体効果を受けるたび」

・複数体攻撃により、複数キャラが同時に弱体効果を受けた場合、スタック数の増加は1回だけ発生。
例・ルサールカのスキル1で『与ダメージ減少』が5体に付与された場合、(弱体効果数5)×1回=スタック数+5

・複数回攻撃により、攻撃1回ごとに弱体効果を受けた場合、受けた回数分スタック数の増加が発生。
例・コルディのスキル1の5回攻撃で『防御力低下』が全て別のキャラに付与された場合、1+2+3+4+5=スタック数+15

すでに受けているものと同じ弱体効果を受けた場合、弱体効果は上書きされるが、上書きの場合も弱体効果を受けたものとしてスタック数の増加が発生。
例1・ベルのスキル1は基本的に同じキャラへの攻撃。1回ごとに『出血』が付与され、同じ弱体効果は上書きされる。4回『出血』が付与された場合、1+1+1+1=スタック数+4
例2・他に弱体効果が1つ付帯されている状態で、4回『出血』が付与された場合、2+2+2+2=スタック数+8

攻撃の前に弱体効果を付与するスキルの場合、攻撃によるダメージの前にスタック数増加が発生。これによりスタック数15になるとダメージ前にシールドを張る。

攻撃の後に弱体効果を付与するスキルの場合、その攻撃で戦闘不能になったキャラには弱体効果が付与されない
例:ルサールカのスキル1で4体戦闘不能になり、使徒ロザリーだけ生存して弱体効果を受けた場合、スタック数は+1されるだけになる。

弱体効果の付与タイミングがダメージ前とダメージ後に分かれている場合、それぞれでスタック数の増加が発生。レアのスキル1、水着サブリナのスキル1など。
例1・水着サブリナのスキル1の場合、ダメージ前「クリティカル耐性率低下5体」でスタック数+5、ダメージ後「気絶1体」でスタック数+(5+1)の合計スタック数+11
例2・他に弱体効果が1つ付帯されている状態で、水着サブリナのスキル1の場合、ダメージ前「クリティカル耐性率低下5体」でスタック数(1+5)、ダメージ後「気絶1体」でスタック数+(1+5+1)の合計スタック数+13

最速でレアのスキル1を受けた場合。
気絶の付与が70%なので、記憶スタックの貯まり方に色々なパターンが出てくる。
回避率低下を弱体効果耐性で弾くパターンもあるカオスっぷり!

・弱体効果の付与に失敗した場合はスタック数は増えない。弱体効果耐性で弾いた場合や、そもそも弱体効果の付与条件(腕力などの能力値の高低など)を満たさない場合など。

増え方まとめ

普通に殴りあえば、あっという間にスタック数の上限15に達する。ルサールカ+5 ⇒ アーティ+(5+5) のように、敵2~3体のスキル攻撃でスタック数の上限15になる。1~2ターンでスタック数がたまると考えてよい。

・弱体効果を付与される前に戦闘不能になったり、パーティ人数が減るとスタック数が増えにくい。ルサールカの1撃で戦闘不能が出た場合等。

・沈黙などで敵のスキルを封じてしまうと非常にスタックが増えにくい。クエスト攻略の定石であるルナリンドの沈黙3ターンとは相性が悪い。それでも毎ターン開始時にスタックが増えるため、遅くとも6ターン目開始時にはスタック数15に達する。

『記憶』スタック増減の例

例として、コルディ、使徒ロザリー、エルフリンデの場合。

ターン3・4のコルディとエルフリンデは攻撃力バフが掛かった状態でスキル1・2攻撃!

弱点

・ソウルサクリファイスはあくまでスキル2・エンジェルレイのかわりに発動するスキル。1ターン目の使徒ロザリー行動前にスタック数が15たまって自身への攻撃力バフ・弱体解除・シールドが付与されても、1ターン目に発動するのはスキル1・フラジャイルになる。また、2ターン目の使徒ロザリー行動までにスタック数が15まで貯まらずスキル2・エンジェルレイを発動してしまうと、ソウルサクリファイスを発動できるのはエンジェルレイのクールタイムが明ける6ターン目になる。

・使徒ロザリー自身にかかる攻撃力バフ・弱体解除・シールドは、記憶スタック15到達で即座に付与される。しかし、隣接2体へのクールタイム減少・攻撃力バフは、使徒ロザリーのスキル2・ソウルサクリファイスによって付与される。そのため、記憶スタック15がたまっていてもスキル2・ソウルサクリファイスの前に使徒ロザリーが戦闘不能・行動不能になると隣接2体へのバフが付与されない。

遮断の効果

一般的な遮断は割合(割り算)でダメージを減らす効果。使徒ロザリーは減算(引き算)でダメージを減らす効果。

他キャラとの比較

効果量について他キャラのスキルとの比較。自身以外へのダメージ軽減付与ということで、主な競合相手は黒鎧アイリスとなる。

キャラHP100とした場合の軽減後被ダメの一覧。
スキルのヘルプより軽減と遮断の計算手順…先にダメージ軽減をおこなう。軽減後のダメージが遮断の条件「最大HP×n%以上のダメージ」になる場合は、軽減効果処理後のダメージに対してさらに遮断を適用する。
キャラの最大HPを100とした場合のダメージ量。
使徒ロザリーは「使徒ロザリー自身がダメージを受けた場合」を想定。
使徒ロザリーHP2倍は「使徒ロザリーのHPが、隣接キャラのHPの2倍あり、隣接キャラがダメージを受けた場合」を想定。ステータスや専用武器パッシブの関係でこのぐらいのHPになる。

使徒ロザリーの「結界」は、攻撃の威力が最大HP×20~70%の範囲なら全て最大HP×20%に抑えることができる。ほどほどの威力の攻撃に対して効果的。何回攻撃を受けてもしっかりとダメージカットしてくれる。
それに対して、黒鎧アイリスの「結界」は1撃の威力が高い攻撃に対して効果的。
なお、キャラHP差を考慮した使徒ロザリーHP2倍想定の隣接キャラの「結界」においては、高威力の攻撃に対しても十分な効果が期待できる。
…アーティさん、あなたの遮断は実質多重バリアですよー。

他キャラとの相性

・結界や遮断と組み合わせても効果は薄い
複数の結界の効果や、結界と遮断の効果が同時に発動する際、最終的なダメージが最も少なくなる1つの効果のみ有効となる。そのため、結界・遮断と組み合わせても効果は薄い。

ゲーム内ヘルプより。

・最大HPバフ(フィアーやユニ)とは相性が悪い
遮断の発動条件は「最大HP×20%以上のダメージを受けた場合」で最大HPバフを適用した後の数値を参照する。遮断のダメージカット量は「使徒ロザリーの最大HP×50%」で最大HPバフを適用する前の数値を参照する。つまり、最大HPバフが入ると、遮断が発動しにくくなる&遮断のダメージカット量は変わらない、となる。
例:(最大HP100)なら被ダメージ20以上で遮断発動するところ、(最大HP100+HPバフ100)なら被ダメージ40以上までいかないと遮断が発動しない。

・シールドとは相性が良い
遮断でダメージを減らした後に、残ったダメージに対してシールドを適用する。シールドの消費を抑えつつ耐久できる。
使徒ロザリーの最大HP×80%シールドで遮断が最大限に活きた場合、(20+50)%×4回=合計280%分の攻撃を0ダメージに抑えることができる。

・被ダメ回数を参照する効果と相性が良い
そこそこの威力の攻撃に対して有効なため、攻撃を受けた回数が重要となる効果と相性が良い。ステラ、カロル、モーザなど。

総評

動きが複雑な高耐久サポーター。結界による遮断、記憶スタック15のシールド、スキル2の隣接2体クールタイム減少が売り。

1~2ターン目は結界による遮断と記憶スタック15のシールドで耐える。2ターン目の最後に隣接2体にバフを撒いて3~4ターン目で勝負を掛ける。
結界は2ターンしか持たず、『記憶』スタック15到達時の効果とソウルサクリファイスはバトル中1回しか発動できないため、長期戦は不向き。

現在のPvEの主要な攻略方法とは相性が悪く活躍が難しい。PvP向き。

育成は耐久力重視。運用方針によってどこまで耐久性能を高める必要があるか変わってくる。
・隣接キャラへの結界付与
この運用なら使徒ロザリーが早々に戦闘不能になっても問題ない。専用武器URにして遮断効果を高めて、ひたすらHPを盛るだけ。防御力もいらない。
・+使徒ロザリー自身で耐久
『記憶』スタック15到達時の効果で最大HP×80%シールドを張る。結界による遮断と合わさり非常に高い耐久性能となって弾避け役を担うことができる。『記憶』スタック15到達するまで1~2ターン耐えられるだけの防御力が必要。
・+ソウルサクリファイスによる隣接キャラへのバフ
2ターン目の使徒ロザリーの行動まで生存が必要。クールタイム減少を最大限に生かすためには隣接キャラ2体がスキル2を撃った後に使徒ロザリーのソウルサクリファイスを撃つ必要があり、2ターン目のほぼ最後まで使徒ロザリー自身が耐える必要がある。また、隣接キャラ2体も3・4ターン目まで生存が必要。

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