大流行!ミコッテメイドカフェ!
タタル・タルはウルダハに訪れていた。この都市国家で喫茶店を経営している友人たちから、経営についての指導を求められたのだ。
友人たちはララフェルのハトト・ハトとミコッテのツェネコ・キオアという。二人は冒険者だったが今は引退している。
「なんだかやたらメイドさんが多いでっすねえ」
メイド自体はそう珍しいものではない。大抵の豪商は家事雑用をやらせるために雇っている。だが、あきらかに以前よりもメイドが、特にミコッテのメイドが多い。
そのミコッテメイドの大半が何やらチラシを