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20231023ふかいメルマガ123回 自立と自律

おはようございます。

銀座にオーケーストアがオープンしました。
首都圏では有名なディスカウントスーパーマーケットです。
それもマロニエゲート銀座2の地下1階・2階です。
ここは、かつてのプランタン銀座があった場所
今は、ユニクロTOKYOが1階から4階、

5階にGU、6階にダイソーが入っており、
その地下1階2階がオーケーストア。
プランタン銀座が閉店したのが2016年なので、
10年前の銀座では考えられなかった顔ぶれが
マロニエゲート銀座2に揃っています。

オーケーストアのオープンは10月17日(火)。
ニュースにもなり、開店前から長蛇の列が映像で流れました。
私は翌日18日の朝10時ごろに行ってきました。
本社からは歩いて5分ほど。

店は朝8時30分に開店と、
銀座では異例に早い開店時間です。
地下1階と2階はけっこう広い売り場。
農水畜の生鮮3品からパン・お酒、さらに調剤薬局まで併設していて、

品ぞろえは十分。
そしてオーケーストアと言えば、低価格が売り。
銀座店オープンのニュースでも話題になっていた299円のロースカツ重弁当

私が行った10時にも、店員がトレーに乗せてバックヤードから出してくるのと同時に客が次に次と奪うように手に取り、冷蔵ケースに並べる前には、
持ってきたトレーの上から無くなっているという状態。

オープン2日目ということもあるけど、朝からけっこう大勢のお客様が来店していました。
それも、みなさんカゴを持って買い物をしていました。
私は職業柄、新しい店ができると見に行くのですが、

だいたいオープン直後のお店は、見るからに業界関係者の人たちが
カゴを持たずに視察に来ているのをよく見かける
のですが、
高齢のご夫婦から近隣の会社勤めと思われる人まで、
朝から本気の買い物をしていました。


オーケーストアは、マロニエゲート銀座2の地下1階・2階にオープンしました。


マロニエゲート銀座2には、ユニクロ・GU・ダイソーが入っています。

ちなみに、オーケーストアが入るマロニエゲート2の、
並木通りをはさんで建っているのが無印良品銀座店。
ここも9月29日にリニューアルオープンして、
1階が世界の食文化を体感する売場として生まれ変わりました。

無印良品お得意のカレーやパスタ、スパイスにコーヒーなどが、ものすごい種類の品ぞろえ。
食料品から日用品、医薬品からお酒まで、なんでも揃ってしかも安いオーケーストアと、食のカテゴリーは限られているけど、その中では日本一と言える品ぞろえの無印良品。
対照的なお店が向かい合っています。
とはいえ無印良品も、元はスーパー西友のPB(プライベートブランド)なわけですから、ずいぶん銀座も様変わりしたのだと思います。

オーケーストアの向かいの無印良品銀座店

さて前回のメルマガ「ハラスメントの境界線」で、
ハラスメントの防止のためには、
上司という立場、部下という立場のそれぞれが
お互いに正しい「ハラスメント」の知識・認識を持つことと、
プロエンジニアとして、自立・自律することが大事だ
と締めくくりました。ウェーブのバリュー(行動指針)の最後にも出てくる
自立と自律です。


この自立と自律は、
ウェーブのエンジニアだから必要だということではなく、
プロフェッショナルとして最低限持たなければいけない要素だと思うのです。

自立 自分自身の力で生活・行動ができること
自律 自分自身で善悪正誤の判断と言動を行うこと


ということだと思います。
意味としてはどちらも「自分自身」で完結するもののように見えますが、
「自分自身」よりも重要なことがあると思うのです。

それは他人と社会です。
他人にはいろいろな人が含まれます。
家族、友人、同僚、上司・部下、もっと広く考えて社会です。


自立と言っても、
自分一人で生きているわけではないということを認識した上での
自立でないと、単なる自分勝手です。

一人で生きてるんだから関係ないでしょ。
私のことだから他の人には関係ないでしょ。
たまに聞くことありませんか?

その逆が、「みなさんのおかげ」という発想です。
周囲から直接的・間接的に助けられて生きているということ、
その上で自立があるのだと思います。


自律も同じです。
自分を律することができる人は、すばらしいです。
「あの人は人にも厳しいけど、自分にも厳しい」というやつです。
ただこれも、自分本位な律し方をすると、
いわゆるストイック(欲に負けず自分を律する)になります。
これもいきすぎると、自分のために周りから距離を置いたり
周りを寄せ付けない空気を出したりしてしまいます。


実は自立も自律も、他人を強く意識すること、
周りへ配慮すること、
相手の立場を考えることから始まる
のだと思っています。

ウェーブのバリューは、
エンジニアに高い技術と、変化対応を求め、さらに技術が付加価値として提供され、それが個人だけの力量ではなく、チームや仕組み化することを求めています。

そういうプロエンジニアに必要な土台となる要素が、
周囲を意識することから生まれる自立と自律なのです。


コミュニケーションがうまくかみ合わない
何度も言っているのに伝わらない
そういうことってありますよね。

ほとんどの場合、相手を意識しないで、
自分の言いたいことだけを言っていることでずれてしまうんです。
ラグビーワールドカップが佳境です。
パスが繋がっていくのを見ると気持ちいいです。
でも選手たちは全力で走っているので、

味方選手が走ってきている位置に投げてこそつながります。
コミュニケーションも同じです。

相手あっての自分。
相手に「?」と思う前に、
自分の言動を相手の立場から見直してみる。

ハラスメントは、ルールや知識も大事ですが
根本は、「相手の立場に立つ」ということだと思います。


深井賢一

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