東京医科大学から、お手紙が来ました

長期不在から帰宅した日、ポストを覗くと1通の不在通知が。
発送元には「東京医科大学

・・・はて?心当たりなし。
しかも、受取期限は1日前に過ぎている。
まずいな、と思って郵便局に電話をかけてみるも、返送済み。

週明けを待って、電話をしてみたところ、どうも入試不正の事務局からのようです。(そういえば受験したことがありました)
コールセンターを案内され、電話をしてみると・・・

(ここからは記憶ベースの文字起こしを少しわかりやすく書き換えています。 文字起こしは長いので適宜読み飛ばしてください)

1回目の電話

コールセンター(以下、コ)「東京医科大学 補償相談窓口でございます。受験生御本人様でよろしいでしょうか?」
筆者(以下、筆)「元受験生ではありますが、お手紙を受け取れておらず、おそらくここからではないか、という案内を大学から受けて電話を掛けており、状況がわかってないのでそこから教えてください」
「本学では入試で不適切な行為が行われていたH25~H30の受験者の方のうち『適切に入学試験が行われていれば合格されていた可能性があった方』に補償相談窓口開設のご連絡を差し上げており、先日のお手紙はその旨をお伝えするものでした。つきましては、ご本人確認をさせていただき、該当の方であった場合は、折り返しご連絡を差し上げたいのですが・・・」
「はぁ・・・何をお答えすればよろしいでしょうか?」
「ではまずお名前をフルネームで。次にご生年月日を。現住所を。お電話番号を。卒業された高校名を」(順番に答えていく)
「更に、受験年度と試験形式は覚えていらっしゃいますか?」
「多分○年の××という試験形式は受けたと思うのですが・・・ほかは覚えてないです」
「では、すべての年度のすべての形式で検索をかけさせていただきます。後日ご本人確認の上、ご連絡差し上げますが、なにかご不明な点はあられますか?」
「先日送っていただいたという書面を再送付してください」
「承知いたしました。ご連絡を差し上げるのにご都合の悪い日付等はございますか?」
「○日は終日忙しいので避けていただければ・・・」

この日のやり取りはこんな感じでした
そして掛けないでほしい、と指定した○日に、電話がかかってきました(だから掛けてくるなって言ったのに・・・当然無視しましたが)


2回目の電話

さらに翌日、再度電話がかかってきたのですが、取りそこね、折り返すと・・・

コ2「まずご本人確認をさせていただいてよろしいでしょうか」
「またですか・・・」
コ2「大切な個人情報に当たりますので・・・」
「わかりました。何からお答えすればいいですか」
コ2「ではまずお名前をフルネームで。次にご生年月日を。お電話番号を。卒業された高校名を」
(前回とほぼ一緒のことを答えていく)
コ2「ご本人確認が取れましたので、担当と変わらせていただきます。しばらくお待ち下さい」

(以下、前回と同じ人)「折返しのお電話ありがとうございました。本日は本学の過去の入学試験に関する補償についてご連絡を差し上げました。先日お話した、受験当時の繰り上げ順位より上位である可能性があった方について確認をしましたところ、H○○年度の××という試験形式について該当しておりました。つきましては、本学の入学試験の状況をお伺いさせていただきたく、補償に関する調査票を送付させていただきますが、よろしいでしょうか?」
「ちょっと待ってください。状況がわからないので、もう一度説明していただけますか?」
「以前、補償相談窓口開設についての書面を簡易書留にてお送りさせていただき、それが本学に戻ってきた状態だったのですが、そのお手紙は繰り上げ順位より上位となる可能性があった方について送らせていただいたものとなっております。お電話を頂いた方について、対象の方であることの確認が取れましたので、補償についての書類をお送りさせていただきたく存じます。」

「前回、1通目の書類を再送付してください、と依頼したのですが、その件はどうなっているのでしょうか?」
「前回の書類は、補償相談窓口開設の文面となります。今回に関しては、調査票という書面の対象の方となりましたので、そちらを合わせてお送りさせていただきます。」
「使っていらっしゃる言葉が難しくてよくわからないのですが。どんな方が対象なんでしょうか・・・」
「実際の繰り上げの最下位の方より上になる可能性があった方、ということになります。今回につきましては、その対象の方ということが、確認が取れましたので、調査票をお送りさせていただきたく存じます」
「前回の書面が送られてきた人、と、今回『該当です』と言われた方の違いがわからないのですが・・・」
「おっしゃることはごもっともかと存じます。書面をお送りした方(受け取った人)がその該当の方かというのはご本人確認を取らないとわからないので、お電話をいただき、ご本人確認が取れた方に調査票をお送りするような形を取らせていただいております。」
「ということは、繰り上げ合格し得た人が受験当時の住所にそのまま住んでおり、1回目の書面を受け取れば、その人は2回めの調査票の対象になる、ということでしょうか?」
「そういうことでございます。大切な個人情報にあたりますので、確実に確認をとってから行いたい、という趣旨がございましたため、このような形を取らせていただいております」
「わかりました」
「文書を1週間以内に簡易書留にてお送りさせていただきます。レターパックが同封されておりますので、そちらでご返送ください。本学の都合上3/30を締め切りとさせていただいておりますが、中身をご確認の上締切までに提出が難しい場合は、締切後も提出は可能ですので、ご連絡いただければと思います」
「わかりました」

「また、昨日は都合が悪いとおっしゃっていたにもかかわらずお電話をしてしまい、申し訳ございませんでした」
「そうですね。ちゃんと見ていただきたかったですね」
「申し訳ございませんでした。また何かありましたらお電話いただければと存じます」

******** 文字起こし終わり **********

まとめ

文字起こし部分をまとめると
・ 繰り上げ合格の対象となりえた元受験生に手紙が届いている
・ 手紙が届いた元受験生は、補償相談窓口に電話をすることで、補償に関する調査票を受け取ることができる
(年度や試験形式を覚えていない人はその旨を伝えること)
・ 何らかの補償が行われる「可能性がある」
(詳細は今後検討される)

いくつかつっこみたいことはあるのですが
・ 全般的に言葉がわかりにくい
本人確認なんて、その場でデータベースに突き合わせれば、すぐに出るのでは?
・ フローがややこしい。これに付き合える人はどれほどいるのだろうか
受験当時の住所に送ったところで、そこにそのまま住んでいる人はどれだけいるのだろうか・・・(せめて実家にも送ってあげてほしい)
・ 3/30って期限は意外と短い
こんなところから、某大学のやる気の無さというか、「やった証拠がほしい感」が透けて見えているのですが、まぁそんなものなのでしょう


お願い

H25~H30の東京医科大学医学部医学科入学試験を受け、引越しをされた方は、上記の書類が届いていない可能性があります。
よければ、
https://www.tokyo-med.ac.jp/news/2019/0212_150200001991.html
を確認して電話してみてください
(その際、氏名・当時の住所・電話番号・出身高校名などを確認されるので気をつけてください)

また、第三者委員会の報告書は以下に掲載されています(各々の内容は基本的に重複がないので、自分の年度の状況を把握するには複数の報告書を見る必要があります)
https://www.tokyo-med.ac.jp/news/2018/1023_200500001936.html
https://www.tokyo-med.ac.jp/news/2018/1229_143603001979.html

私自身は当該大学のお世話になることなく、医学部に進学してしまいましたが、あと一息で諦めた人はかならずいるはずです。
この記事が当該の方に届きますよう。ご協力をお願いいたします。

また、私自身が今後経験することも、時間の許す限りお伝えしたいと思います。

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