ガーベラ

ガーベラの香りが
安っぽい日差しに笑い出す

この部屋は宝石箱
散らかってる君の笑い声

無限の中の このちっぽけな部屋の中
ちっぽけな笑い声がいとおしい奇跡さ

死ぬまでにあと何回ここまで
やって来れるのかい

死ぬまでにあと何回このきれいな場所へ
やって来れるのかい


という美しい曲があって、だから私はガーベラのことが好きなのだが(そもそも花としても美しいと思う)、叶姉妹のファビュラスワールドで恭子さんが、

とあるグッドルッキングガイの子がデートの日にバラではなくてガーベラを一輪持ってきたので、「これは持って帰ってご自分のお部屋に飾りなさいね」と丁寧にお返しした。デートには一輪のバラ、これは決まりごとのようなものだし(もちろんお好みもあるのだけれど)、それに、ガーベラって、ねぇ。うふふ…

というようなお話をしていたので、ほう…、と思った。

ガーベラは確かに綺麗である。そしてかわいい。しかし恭子さんには到底釣り合いの取れない花なのも事実。だって薔薇は美しいから。漢字にも現れている。美しすぎてどういう漢字にしたらいいか悩みすぎた結果として画数が半端ないことになってしまったのだ。そしてほとんどの人がその漢字を覚えられない。薔薇とはそういう複雑な美しさを持つ花であり、恭子さんもまたそういう複雑な美しさを持つ人なのである。

バラの花って単色でプレゼントとするとしたら1本か10本か100本だよな、とふと思ったんだけどそういう花もバラだけだよなー。あとはかすみ草とか、なんだっけ、そうそう、ミモザ。どっかの国ではバレンタインだか母の日だかなんだかに女性への感謝を示してミモザの花束をあげたりミモザのケーキを焼いたりするらしい。グレーテルのかまどでやってた。そういう、1本では数えようもないような存在感のない花もたくさん集めると綺麗な花束になるから、人間みたいだね。槇原敬之だね。恭子さんは深紅の薔薇。じゃあ美香さんはなんなのだろう。ピンクかオレンジのローズって感じがしますね。

ねえ槇原さん、私は花屋の店先に並んだかすみ草よりも深紅の薔薇になりたいんです。その願いは叶うことはないのでしょうか。深紅の薔薇に、なりたいのです…。


ガーベラ


あと、ガーベラは1本では軸が柔らかいから(それでグッドルッキングガイは返却されたのかもね)、いろんなお花と混ぜた花束が私は好きです。あと薔薇ってトゲがとっても痛いけどあの硬さがあるから1本でも贈答に成立するくらい自立性があるのかもね。そう、自立心。恭子さんと薔薇に共通するものは自立心でした。



HAPPY LUCKY LOVE SMILE PEACE DREAM !! (アンミカさんが寝る前に唱えている言葉)💞