見出し画像

【ガンバ大阪】2023年の開幕を迎えるにあたって。

冒頭:もうすぐ開幕。本稿について

お疲れ様です。さて、いきなりですがもう今週末はJリーグ開幕となりました。いろいろと選手の入替もあった我がガンバ大阪。トップチームは2021年・2022年と続いた苦しい戦いを脱却すべく、スペイン人監督ダニエル・ポヤトス、コーチのマルセル・サンツを徳島ヴォルティスから招へい。フィジカルコーチに吉道さんを再び招くなど、新たな体制でのスタートとなりました。選手の編成も、パトリック、レアンドロ、小野瀬、斎藤、昌子ら昨年までの主力選手が退団する一方、若手有望株・J2で活躍した半田、江川、杉山を海外からはワールドカップやUEFAチャンピオンズリーグに出場していたジェバリ・ネタラヴィを獲得。明らかにこれまでの選手編成から方向性が変わったことがうかがえる。本稿ではキャンプの動画だったり、いろんな記事、昨年の徳島でのデータを見たりしながら、こんなんになるんちゃうかと思ってることをまとめておきます。

ポヤトス監督のエントリーメンバー18人の選び方

というより、交代選手の登録の2022年シーズンの徳島でのポヤトス監督のやりかたをまとめたいと思う。
1:GK
2:右DF
3:左DF
4:ディフェンシブハーフ
5:オフェンシブハーフ
6:ウイング
7センターフォワード。
だいたいこの組み合わせで交代枠の選手をエントリーをしていた。多分ざっくり、この7枠を分けると、今シーズンのガンバ大阪の選手を分類していこうと思う。

僕だったらこんな感じでエントリーメンバーを決めそう。これを決めるのも苦しい

以上のようにまとまった。ディフェンシブハーフとオフェンシブハーフは少し変わるかもしれないし、オフェンシブハーフとウイングも変わるかもしれない。ざっくりな分類ではあるがこんな感じだろうと思う。この中から、エントリーメンバーを絞り込んで、エントリーメンバー・スタメンを選んでいくのかなと推察している。

ポヤトス監督の交代のタイミング

昨年のポヤトス監督の徳島での戦い方。特に交代のタイミングを少し集計した。完璧なものではないけれど傾向として下記のポイントがある。
交代枠:使い切らないことが多い
交代のタイミング:60分台と70分台に2人ずつが基本の様子。ラスト数分に残り1枠使うかどうかはわからない。ハーフタイムや60分(後半15分)までの交代はまれ。
試合展開への対応:攻めたいときは中盤より前の選手を投入。守りたいときはエントリーさせているディフェンダー2人ををわかりやすく起用する

5人交代制度が導入されたことで、サッカーの戦い方は大きく変わった。カタールワールドカップの森保監督がハーフタイムに交代をしたりした積極策が注目されたが、ポヤトス監督は3人交代枠と同じようなタイミングで2人同時に2回交代を使うことが多いようだ。あまり交代で積極的にゲームをいじるわけでもないし、ゲームを落ち着かせながら試合運びを志すように感じる。マリノスのようにゲームチェンジャーありきの前半からぶっ飛ばす的な戦い方ではないし、交代が早い監督ではないことは予め理解しておいたほうがよさそう。

フォーメーション・オーガナイズについて。

守備の陣形のイメージ。宇佐美がいるFW②の立ち位置は前へ
FW②は前線に上がらずステイ気味でCH①が前へ

守備時と攻撃時のフォーメーションをまとめた。守備ブロックを作るとき徳島時代は4-4-2、攻撃の時は4-3-3となるようにしていた様子だった。今、報道されている情報からもこのやり方はガンバでも共通の様子である。宇佐美・倉田・アラーノを入れているインサイドハーフ(FW②)は前線2トップの一角として最前線の守備の起点になることが求められる。ウイングは4-4-2のサイドハーフとしてゾーンディフェンスの肝になりプレスバックとサイドバックへのけん制で守備の重要なタスクを担う。アンカー(CH2)とインサイドハーフ(CH1)のダブルボランチでバイタル侵入を防ぐ。攻守に主導権を握るためには時にはブロックを作っての撤退守備も必要。この点については宮本監督時代や松田監督から継続している4-4-2の基礎があるので、ある程度ベースがあると思う。そのうえで、ポゼッション・ビルドアップ・トランジションのエッセンスをポヤトス監督が落とし込んでいるんじゃないだろうか。練習中の動画を見る限り、選手に任せたいポジションに求められる動きとボールの扱い、チームとしてのボール運びの考え方をふんだんに混ぜ込んだトレーニングをしていることが見て取れている。このトレーニングの取り組みが早期に選手全体に染み付き、みんなが適切なポジションをとって攻守に主導権が握れる時間を増やしていけることを期待したい。

最後に:自信を掴むためにスタートダッシュが肝心

個人的には2021シーズンに宮本監督たちでやりたかったことをポヤトス監督でやり直しているように感じている。当時は選手もしっくり来てなかったみたいだけど、開幕の神戸戦、負けはしたものの見ているこちらとしては変化もわかりやすく見えていた。(そのあとどうなったかは思い出したくもない)。やっと時が戻ったというか、おうおうこれこれって感じになりそうな予感もするし、そうなってくれなきゃ困る。そのために大切なのは勝点である。降格が1枠だからとか、今年はチームに戦術を落とし込むとかそんなこと求めてはいけないと思う。勝って自信をつけて高い順位にいながらチーム作りをしなくてはいけない。順位が低いままうまくいってるあと少しなんだといわれると不安になるだけだから。

残留して良かったなんてもう言いたくない。最初の5試合で勝ち点10、17節までに勝ち点34。これで残留争いの悪夢を振り払って、あとは上だけ見て、目の前の試合にすべてをかけて、チーム、ファンサポーターが心を一つにして戦い続けられるはずだ。34節までに勝ち点68を目指そう。目標のACL圏内を掴むためには優勝争いをしないといけない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?