463*上司は自分で選べない?
親や上司は自分で選べない、と言われることが多いけれど、必ずしもそうなのだろうかと思うことがある。
最初の配属先は選べないかもしれない。途中で異動を命じられるかもしれない。人によっては上司部下との相性が合わなくて疲弊してしまうかもしれない。
せっかく巡り会えた上司も、異動や退職で一緒に仕事ができなくなるかもしれない。
そういう意味では必ずしも上司を選ぶことは出来ない。上司からみて部下も同じ。
でも、上司にしたい、この人の下で仕事したいと思う人がいたら、機会を見つけて話したり、一緒に仕事できる場面を作ったり、上司や人事にかけあったり、その人の仕事に関連するスキルを磨いたり勉強したり、少なくともその努力をすることはできる。
あとは自分の考えを発信し続ける。この部署へ行きたい、この人と仕事がしたい、これが得意とか勉強しているとか。言葉に出すと案外叶いやすいもの。
逆に、不平不満ばかりで自分で状況を変えようとしない人を部下にしたいとは上司側も思わない。ひたむきに自分なりの努力を惜しまない人のほうが応援したいと思うし、上司や先輩の立場なら育てたいと思う。
新卒で入った会社では、たとえば同期たちの中には自発的に営業担当のカバン持ちをしたり、勉強会に参加したり食事に誘ったりして、一緒に働きたい人との関係を深めていた。
上司というよりは師匠やメンターに近いかとしれないけれど。
たしかに上司としては選べないかもしれない。でも師匠やメンターは自分で選ぶことはできる。人を尊敬することは自由なので。
立場や関係性に限らず、自分を成長させてくれる人は私にとって師匠でありメンター。
そうやって自分を高めていけば、いつか尊敬する人と一緒に仕事ができる日が来るかもしれない。
上司部下ではなくても、ビジネスパートナーとしてかもしれない。
色んな意味で、私は上司にも職場の人たちにも恵まれていると思う。可能性を信じて努力を評価してくれて、時に厳しく見守ってくれた上司たちにとって、私は良い部下だったのだろうか。
誰と仕事するかは自分で決められる。
謙虚な姿勢で努力と発信をし続ければ。
そう信じて今は目の前の課題に取り組みたい。
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