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【今更解説】今更聞けない特性「うらこうさく」(STEP1:初心者向け)

こんにちは。
とても今更ではありますが、『今更聞けない特性「うらこうさく」』と題して、「うらこうさく」を使うときのポイントに解説などを書いてみようかと思います。
ただ、自分はお世辞にも"うまいプレイヤー"ではないため、
・うらこうさく使ってみたいけどよくわからない
・うらこうさく使ってみてるけど使いこなしている感がない
・うらこうさく使って考えることが多く、プレイ時間が遅くなってしまう
などと言った初心者、中級者向けになると思うのと、自分の使用感に基づく解説になるため、これが最善かどうかは怪しい部分もあると思います。
また、昨今のレギュレーション変更のタイミングから、恐らく「うらこうさく」が使える期間はもう1年もないと思いますので、本当に"今更"な内容であることはご了承ください。
などと、色々予防線を張った上で、まずは「初心者向け」としてよろしければ参考にしてみてください。

1.その番に何をしたいか考える

これは、
・わざを使って攻撃していきたいのか
・場にポケモンをもっと出していきたいのか
などを決めることです。
「何をするか」が決まらないと、このあとに必要なカードが何なのかが明確にならないので、まずはここをはっきりさせます。

2.不足しているカードが何なのかを考える

1.でやることを明確にしたあとは、そのために、「なんのカード」が「何枚足りないか」を考えます。
必要なカードがポケモンであれば「クイックボール」など、エネルギーであれば「エネルギー転送」など、「うらこうさく」で手札に加えられるトレーナーズまでイメージできるとなお良いです。
※特殊エネルギーは確定で手札に加える手段が極端に少ないので、そこだけは注意しましょう。

3.必要な「うらこうさく」の回数を考える

必要なトレーナーズが明確になったら、実際に「うらこうさく」を使っていく段階に入りますが、手札の状況などから「うらこうさく」が何回使えるかを考えます。
例えば、場に前の番からいる「メッソン」が1匹だけで「ジメレオン」がいなければ、その番に使える「うらこうさく」は1回だけになります。「メッソン」が3匹いれば3回使えますし、「ジメレオン」が1匹いれば「インテレオン」の「うらこうさく」では2枚のトレーナーズが手札に加えられます。

この時、「やりたいこと」に対するトレーナーズの枚数が、使用可能な「うらこうさく」によって加えられるトレーナーズの枚数より少ない場合は、「うらこうさく」だけでそれを実現することが不可能ということになります。

4.STEP1実践編

それでは実践です。
例として以下のような状況を考えてみます。

・先行2回めの番を想定
・バトル場「メッソン」(前の番からいる)
・ベンチ「オリジンパルキアV」(エネルギーなし)、「メッソン」(ともに前の番からいる)

1.何をしたいか決める
ここではひとまず、
・「オリジンパルキアVSTAR」に進化
・わざ「あくうのうねり」を使う
としてみましょう。

2.必要なカードを考える
今回は手札に何があるのかを限定していませんが、1.のために必要なことを考えてみましょう。
・「オリジンパルキアVSTAR」に進化
 → 「オリジンパルキアVSTAR」が必要
・わざ「あくうのうねり」を使う
 → 「オリジンパルキアV/VSTAR」にエネルギー2枚付ける
 → バトル場の「メッソン」と「オリジンパルキアV/VSTAR」を入れ替える

これらを具体的なトレーナーズに当てはめてみると、
・「オリジンパルキアVSTAR」
 →「しんかのおこう」、「ハイパーボール」、「カイ」など。
・エネルギー2枚付ける
 → 「たっぷりバケツ」+「クイックボール」+「メロン」など。
 ※トレーナーズではありませんが、トラッシュに水エネルギーがあればVSTARパワー(特性)「スターポータル」を使う選択肢もあります。
・バトル場のポケモンと入れ替える
 →「ポケモンいれかえ」、「あなぬけのヒモ」、「回収ネット」など。
などが挙げられます。思ったより必要なカードが多そうですね。

※ そもそも"サポートは1回しか使えない"という大前提がありますので、「オリジンパルキアVSTAR」を手札に加えるために「カイ」を使用したとすると、エネルギーを2枚付ける手段はVSTARパワー(特性)「スターポータル」1択(一応「ターボパッチ」などはありますが、確実ではないという意味で)になるという点には注意が必要です。

これら必要なカードと手札を照らし合わせ、
・サポートは何を使うか
・どのような順番でトレーナーズを使うか(手札に加えるか)
などを考えていく形になります。
例えば手札に「ジメレオン」が1枚だけあったとして、「うらこうさく」で手札に加えられるトレーナーズは1枚だけとなるので、"必要なカードがほとんど手札に揃っていてあと1枚足りない"というような状況では「うらこうさく」からは「博士の研究」のような山札を大きく引けるカードを手札に加えて使うのが良さそうということになりますし、「たっぷりバケツ」や基本水エネルギー2枚と「クイックボール」「しんかのおこう」が手札にあったとすると「クイックボール」でトラッシュした水エネルギーを「メロン」で「オリジンパルキアV」に付けることができるのでそちらを選択すべきということになります。
また、後者の「メロン」を使う場合は、先にバトル場の「メッソン」を「ジメレオン」に進化させ、特性「うらこうさく」から「メロン」を先に手札に加えるのではなく「回収ネット」を先に手札に加えることで、
バトル場の「ジメレオン」を回収
→バトル場が空くので「オリジンパルキアV/VSTAR」を出せる(実質「ポケモンいれかえ」)
→ベンチの「メッソン」を「ジメレオン」に進化させて2回めの「うらこうさく」で「メロン」を手札に加える
という順番にすることで「ジメレオン」1枚から2回の「うらこうさく」が使えて、足りなかった2種類のトレーナーズを手札に加えることができます。
※こういった「うらこうさく」の使いまわし+「ポケモンいれかえ」と同等の効果で使えることから、「うらこうさく」を使うデッキにはよく「回収ネット」が入っています。
※「回収ネット」をうまく使えるようになってくると"中級者"って感じがしますね。

5.「うらこうさく」の落とし穴

それでは最後に初心者が陥りがちな"「うらこうさく」の落とし穴"(失敗)について書いておこうと思います。

(1) 場に「メッソン」が複数出ている時にとりあえず「うらこうさく」→「レベルボール」→「ジメレオン」→「うらこうさく」→「レベルボール」→・・・と「ジメレオン」を増やす

「うらこうさく」を使うようなデッキの場合、「うらこうさく」の使える回数がそのままデッキの動きの柔軟性につながっています。
デッキに「メッソン」「ジメレオン」が4枚ずつ入っていて「インテレオン」(「うらこうさく」)が2枚入っていたと仮定して、場に「メッソン」が3匹出ていたとします。
この「メッソン」をすべて「ジメレオン」に進化させた場合、次の番に「うらこうさく」を使うためには「しんかのおこう」もしくは「インテレオン」が必要になります。
もし1匹でも「メッソン」が1匹でも残っていたとすると、「レベルボール」や「ジメレオン」でも「うらこうさく」をすることができます。
「マリィ」などでこちらの手札が変わってしまう可能性を考慮すると、「ジメレオン」への一斉進化は「うらこうさく」使用の可能性を下げていることになるため注意が必要です。
※ただし、これが必ずしも不正解というわけではなく、早い段階で特性「クイックシューター」の「インテレオン」を場に出したい、というような場合は「ジメレオン」を複数用意して「うらこうさく」にも「クイックシューター」にも進化できるように場を整えるという選択もアリです。

(2) その番にやりたいことのために「うらこうさく」を使いすぎ、次の番にできることがなくなる

このあたりを見通せるようになると"中級者"という感じが個人的にはするのですが、最初に書いた「その番に何をしたいか考える」のために、場の全ての「うらこうさく」を充ててしまうと、次の番にやるべきことができなくなってしまう可能性があります。
すでにサポート(「博士の研究」や「マリィ」など)を手札に持っていて、次の番に使う準備ができている場合は問題ありませんが、そうでない場合は必要なトレーナーズを直接手札に加えるのではなく、「博士の研究」や「マリィ」などの山札を引くサポートに充てて、その効果で必要なカードを引き込むというような動きが必要になります。
もちろん100%思ったようなカードが手札に来るわけではありませんが、"「しんかのおこう」もしくは「オリジンパルキアVSTAR」のどちらかが引ければ良い"という状況だとして、山札の中に(サイド落ちなく)すべてあるという状況であれば5〜6枚は"当たり"が入っていることになるので、「博士の研究」などで引いたカードの中に1枚くらいは入っているだろうという考え方もでき、さらには次の番に使うカードや「うらこうさく」につながるカードも手札に来る可能性があります。
最初は「その番にやること」から始め、徐々に「次の相手の番に何をされるか」「次の自分の番に何ができるか」というように視野を広げられると初心者脱出というところかと思います。

最後に

今回は今更ながら特性「うらこうさく」について書いていこうという趣旨ではありますが、少しはイメージが掴めそうな感じがしていれば嬉しいです。
とは言っても、字ばかりの内容ですべてを理解するのは不可能だとも思いますので、あとは実戦に実戦を重ねて慣れていくしかありません。
今回書いた内容も結局よくわからないという方もいるとは思いますが、何事も最初は苦手から始まり、最終的に得意にはならないまでもなんとなく使えているくらいでも十分だと思うので、怖がらずに色々やってみてもらえればと思います。
やっていると「今回このカードを手札に加えたけどあっちのカードの方が良かったな」とかいう経験が積み重なりますので、徐々に「うらこうさく」に対する理解も深まると思います。

それでは次回STEP2:中級者向けの内容をお楽しみに。

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