見出し画像

【ルール】「スペースジャグラー」Q&A

こんにちは。
引き続き、こちらは「タイムジャグラー」に関するQ&Aを確認していきたいと思います。
余談ではありますが「タイムゲイザー」とか「スペースジャグラー」とかごっちゃになって「タイムジャグラー」「スペースゲイザー」みたいに書きそうになりますが、これはこれで違和感がないですよね。
ちなみに「スペースジャグラー」で個人的に気になっているカードは「ヒスイジュナイパー」です。わざ「くいこむかぎづめ」はエネルギーなしで使えるので、同じくエネルギーなしでわざの使えるポケモン(「ヒスイハリーマン」の「げきつうどく」など)と組み合わせて、エネルギーゼロのデッキとか面白そうですよね。

「ヒスイのヘビーボール」/トレーナーズ(グッズ)

昔はヒスイじゃない「ヘビーボール」もあったようなので
区別のためこのような名前になっているようですね

こちらはカード発表の際に話題になっていたカードです。
というのも「のぞむなら」という記載がないことで「サイドにたねポケモンがあった場合、必ず手札に加えるのか任意なのか」という点と、必ず手札に加えるとした場合、手札に加えなかった際に「サイドにたねポケモンがいないことを証明しなければいけないのか」という点が挙がっていました。

というわけで、この点についてもきちんとQ&Aに挙がっています。
(1) サイドにたねポケモンがいた場合に手札に加えないことは可能か
(2) サイドが表になっている場合に「ヒスイのヘビーボール」が使えるか

(1)が問題のものですが、こちらに関しては「可能」となっています。それならそれで「のぞむなら」の記載は欲しかったところではありますが、「ヒスイのヘビーボール」を使った際にたねポケモンがいなかった場合、もしくはたねポケモンがいても手札に加えない場合は、サイドをシャッフルして並べたのち「ヒスイのヘビーボール」をトラッシュして終わります。
(2)は現状のスタンダードレギュレーションではサイドを表にしておく効果のカードはないのですが、エクストラレギュレーション等で使える「タウンマップ」の効果でサイドが表になっていた場合、「ヒスイのヘビーボール」は使うことができません。これは「ウラになっている自分のサイドのオモテをすべて見る」という書き方がされているためなので、ウラになっていない場合は使えないということになります。

余談ですが「ヒスイのヘビーボール」は使ってもトラッシュにいかない可能性のある珍しいカードになっていますね。

「ザクロ」/トレーナーズ(サポート)

ダンデさん!?(違う)

パッと見「ダンデ」と同じダメージ+30ながら、闘ポケモン限定ということで汎用性がなさそうではありますが、後半に書かれたテキストが特徴的なカードになっています。
後半のテキストは(自分の番に1回のサポートの使用には含まれない)「トラッシュから手札に戻す」という効果で、手札をトラッシュする必要はあるものの、1度トラッシュしてしまえば任意の番に使用することができる点で優秀です。

特徴的なテキストが含まれるということでQ&Aもいくつか挙がっています。
(1) トラッシュから手札に加えた「ザクロ」をその番使えるか
(2) 「ザクロ」を使った番、トラッシュにある「ザクロ」を手札に加えられるか
(3) トラッシュから「ザクロ」を手札に加えた番、「サポートを使っていた場合」の条件を満たせるか
(4) 1回の番で、トラッシュにある複数の「ザクロ」を手札に戻せるか
(5) 闘ポケモンがいなくても「ザクロ」を使えるか
(6) (「ザクロ」以外の)サポートを使ったとして、トラッシュにある「ザクロ」を手札に戻せるか

前述のとおり、「ザクロ」をトラッシュから手札に加える効果は「自分の番に1回使えるサポート」に含まれないので、
(1)は通常通り「ザクロ」を使える
(2)は手札に加えることが可能
(3)は「サポートを使った」ということにはならない
(4)は複数の「ザクロ」を手札に戻せる
(6)は「ザクロ」を手札に戻せる
ということになります。
また、(5)については場に闘ポケモンがいないとしても使うことが可能です。(使用条件として「闘ポケモンがいるなら使える」等の記述がないため)

一応「手札を能動的にトラッシュする手段」として「ザクロ」を使うことができるので、
手札を2枚トラッシュしてトラッシュの「ザクロ」を手札に加える
→ 「クイックボール」等で「ザクロ」をトラッシュする
→ 再度手札を2枚トラッシュしてトラッシュの「ザクロ」を手札に加える
→ ・・・
のようにすると手札を大きく減らせ、特性「ナイトアセット」や「はたらくまえば」の効率を上げることができるかもしれませんね。

特性「ゆめおち」/「ネッコアラ」

「ワザのダメージを受けてきぜつ」忘れがち

特性「ゆめおち」は、ねむり状態の場合にワザのダメージを受けてきぜつしてもサイドが取られないという、現状のスタンダードレギュレーションでは唯一無二の効果を持っており、バトル場でわざを使っていかないようなデッキの場合はとても強力な効果になりえます。
ただ調整のためかHPが100もあるので、再利用には「ふつうのつりざお」や「クララ」が必要で、「レスキューキャリー」が使えない点が若干残念ですね。

こちらも特異な効果ということでいくつかQ&Aが出ていました。
(1) ねむり状態の「ネッコアラ」が「スリーパー」のわざ「めざましビンタ」できぜつした場合
(2) ねむり状態でない「ネッコアラ」が「ガラルヒヒダルマ」のわざ「こなゆき」できぜつした場合
(3) ねむり状態で残りHPが10の「ネッコアラ」が「ワシボン」のわざ「ふきとばし」を食らった場合

(1)については「めざましビンタ」が「特殊状態を回復させる」という効果を持っているため、ねむり状態が回復したのちにきぜつの処理を行う都合上、サイドを取ることができます。
(2)は「こなゆき」の効果でねむり状態となりますので、特性「ゆめおち」の効果が働きサイドを取ることができません。
最後に(3)については「ふきとばし」の効果でバトル場の(ねむり状態の)「ネッコアラ」がベンチポケモンと入れ替えられ、その時点で特殊状態が回復します。その後きぜつの処理となるため、サイドを取ることができます。

わざ「まきこみダイブ」/「ゴルダック」

 一生懸命育てたポケモンを無に帰すゴルダック

わざ「まきこみダイブ」は「ゴルダック」自身もトラッシュすることになりますが、相手のバトル場のポケモンをトラッシュすることができ、コントロール系のデッキでどうしようもない相手を場から消すことができる面白いわざになっています。
自分がわざを使ってバトル場のポケモンがいなくなる=次にバトル場に出すポケモンが相手に倒されてしまう可能性がある、という都合上テキトウに使っても強く使えないかもしれないのでそこは注意が必要そうですね。

こちらも面白い効果を持っている都合上?Q&Aがいくつかありました。
(1) 「わざの効果を受けない」状態のポケモンに対して「まきこみダイブ」を使った場合
(2) お互いにベンチポケモンがいない場合に「まきこみダイブ」を使った場合の勝敗
(3) 相手のベンチポケモンがいない状態、かつ自分のベンチにはポケモンがいる状態で「まきこみダイブ」を使った場合の勝敗

(1)については「ゴルダック」のみをトラッシュすることになります。(トラッシュする効果は相手のバトル場のポケモンにかかる効果のため)
(2)の場合、お互いにバトル場に出すポケモンがいないため「引き分け」になります。(残りのサイドの枚数は関係ありません)
(3)の場合、相手はバトル場に出すポケモンがいませんが、自分はバトル場に出すポケモンがいますので「勝ち」になります。
※(2)(3)については「上級プレイヤー用ルールガイド」の「E 勝ち負け」参照

「まきこみダイブ」でポケモンをトラッシュしてもサイドを取ることはできませんが、相手の厄介なポケモンを場からどかすことができるという点でなかなかおもしろそうな使い方ができそうなところは覚えておくと良いかもしれませんね。

特性「ジャミングアタッチ」/「イオルブ」

イオルブも毎回面白い特性やわざを持っていますがやっぱり2進化なのがネックですね

特性「ジャミングアタッチ」は、トラッシュから相手の場のポケモンにエネルギーを付けることができるという、一見相手を助けてしまいそうな効果に思いますが、例えば、
・「いちげきエネルギー」を「デルビル」などに付けておくことで「活力の壺」からの「いちげきのほうこう」を防ぐことができる
・トラッシュからエネルギーを付ける特性を阻害できる
・相手の場のエネルギーの数でダメージが変わるようなわざのダメージを上げることができる
などが現実的な使い方として考えられます。(実際、自身のわざ「ミステリーウェーブ」のダメージアップに繋がります)

こちらは「エネルギー」という記載のされ方になっているので、特殊エネルギーも対象とすることができる都合上、「いちげきエネルギー」や「れんげきエネルギー」など、付けるポケモンが限定される場合のQ&Aがありました。
(1) 「いちげきエネルギー」を「れんげき」のポケモンにつけた場合
(2) 「トリプル加速エネルギー」を進化ポケモンにつけた場合

(1)については「いちげきエネルギー」が「いちげきのポケモン以外に付いていた場合はトラッシュされる」という効果になっているため、特性「ジャミングアタッチ」で「いちげき」以外のポケモンに付けること自体は出来ますが、すぐにトラッシュすることになります。
(2)については(スタンダードでは使えませんが)「トリプル加速エネルギー」を「進化ポケモン」に付けたとして、「トリプル加速エネルギー」の「付けた番の終わりにトラッシュする」という効果はどうなるのか、という点がポイントになっています。
この「付けた番の終わり」は、自分の番、相手の番の指定は特にありませんので、特性「ジャミングアタッチ」を使用した番の終わりに「トリプル加速エネルギー」がトラッシュされることになります。

さて、ここで問題ですが、
・スタジアム「シンオウ神殿」が出ていたり、特性「ゴーストブリーチ」の「ヨノワール」が場に出ている
・特性「ジャミングアタッチ」を使い、相手のトラッシュの「いちげきエネルギー」を「いちげき」以外のポケモンに付ける
とした場合に、「いちげきエネルギー」はトラッシュされるでしょうか?

最後に

こちらについても先の「タイムゲイザー」のQ&Aの解説と同様、分かりにくい部分や、他のQ&Aで解説がほしい点、また、Q&Aにはないけど聞きたい点などあれば遠慮なくお知らせください。
今回の拡張パックはどちらも唯一無二のような効果のカードが多く、色々なデッキが考えられそうでなかなか楽しめるのではないかと思っていますが、やはり「オリジンディアルガVSTAR」や「オリジンパルキアVSTAR」を主体としたデッキが強力で、大会などでも活躍するのではないかと思います。
しかし、そういったメインのポケモン以外にも色々なカードがありますので、ぜひカードリストとにらめっこして自分なりの組み合わせなどを見つける楽しみも味わってもらえればと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?