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燕の編成22⇨23 〜投手編〜

お久しぶりです。にょです。
ここ2年11月まで試合をしていたせいか、今年は(最後まで試合していたのにもかかわらず)とても長いオフに感じますね。

さて、10月から徐々に始まっていた来季陣容の整備もケラ投手の獲得でひと段落ということで、今オフの放出、加入をまとめてみたいなと思い、ノートを執筆している次第です。今回は投手編(日本シリーズ同様野手編があるとはいってない)です。

太字→支配下選手 赤字→新加入選手
にしても石川さんがすごい…

退団

今年は外国籍選手3名、日本籍選手2人が退団することになりました。

外国籍選手

一番のビックニュースはマクガフ投手のMLB復帰でしょう。4年間離脱なく投げ続けたタフネス右腕の放出は痛いどころではない、というのが正直なところでしょうか。スワローズも残留交渉をしていましたがダイヤモンドバックスとめでたく2年9億円近い契約を結びました。こればかりは応援するしかないですね。ぜひ4年後まで頑張ってもらって、村上選手と対戦(共闘?)する姿が見たいですね。

怪我がちだったコール投手と終盤中継ぎで光明を見出したかに見えたアンドリュースアレス投手はどちらも退団。2022年に新加入した2人が揃って退団するという結果になりました。どちらも光るものはあっただけに惜しい気がしますが、やはり外国籍選手というのはなかなか難しい部分がありますね。

日本籍選手

宮台投手が10月末に引退を発表、司法の道に進むことが先日明らかになりました。また、寺島投手も戦力外通告を受け、先日本人のインスタグラムで引退が発表されました。

また、今季怪我で一軍登板がなかった近藤投手山野投手も戦力外通告を受けましたが、来季は育成枠として再出発することが決まっています。近藤投手は怪我なく投げれた時は抑え候補にもなりうるでしょうし、山野投手は既に実戦復帰済み、彼らの捲土重来にも期待したいところです。

入団

外国籍選手

いち早く加入が発表されたのは空振りが取れる高めのストレートが魅力のエスピナル投手。次に先発左腕としてのピーターズ投手、最後に守護神候補としてのケラ投手の獲得が発表されました。エスピナル投手は先発右腕としてコール選手の後釜としての獲得でしょうか、適正や他の投手の調子次第では中継ぎでの起用も考えられるかもしれません。ピーターズ投手はスアレス投手の後釜、ここ数年ヤクルトが国籍問わず拘りまくっている熱心に補強している先発左腕として期待されるでしょう。ケラ投手はMLBでの実績もある中継ぎ投手で、怪我明けという不安要素さえ取り除くことができればマクガフ投手の後釜となってくれると期待されます。

来季の外国籍投手に関しては、サイスニード選手が単年契約での残留した以外は3人が入れ替わることになりました。しかし、先発右腕、先発左腕、流動的な右腕、中継ぎ右腕という4人の構成自体は変わらず、若干若返りに成功したという結果になりました。

外国籍選手に関してもっと詳しいノートや、ツイートを有識者の方がしているので詳しく知りたい方はぜひそちらをどうぞ。

日本籍選手

続いて日本籍選手、何と言っても一番の目玉は東芝からドラフト1位で入団した吉村貢司郎投手ではないでしょうか。社会人、ひいては即戦力ナンバーワンとの呼び声が高く、ドラフト前日の駆け引きの末、公言して見事一本釣り。ヤクルトとの練習試合では3回7奪三振という成績を見せており、神宮のマウンドへの適合も問題なさそう。髙津監督も先発として期待を寄せているだけに、開幕ローテ入りを期待してしまいます。

ドラフトではもう1人、知内(しりうち)高校の坂本拓己投手が加入。奥尻島出身選手として話題をさらっている投手ですが、ヤクルトの支配下での高卒左腕指名はなんと6年ぶり。どのような成長を見せてくれるかが楽しみです。

そして、今季初開催となった現役ドラフトで千葉ロッテから成田翔投手が加入。秋田商業高校で2015年の甲子園で活躍する姿に石川投手の姿を重ね合わせてヤクルトに来てほしいと思っていたファンの方もたくさんいるのではないでしょうか(何を隠そう筆者もその一人です)。編成としても来季構想内だった宮台投手が放出されたことで開いた中継ぎ左腕の穴にハマる、大きな補強になりうるのではないでしょうか。

他球団を構想外になった選手では、阪神から尾仲祐哉投手が支配下で、巨人から沼田翔平投手が育成枠で加入しました。今野投手や小澤投手ら他球団を構想外となった投手が連覇への立役者となったように、ヤクルトには代々そうした選手が活躍できる土壌があるはずですから、ぜひ構想外を見返すような活躍に期待したいですね。

まとめ

左腕編

数年前まで石川投手くらいしか思い浮かばなかった手薄な左腕先発も、高橋投手の台頭に加え、来季は山下投手やピーターズ投手のローテーション入りが見込まれ、さらに育成の下投手もファームで好成績を残しており、支配下からの一軍登板も期待されます。

中継ぎでは久保投手や田口投手が左キラーとして今季は活躍、来季は長谷川投手の本格復帰も見込まれます。成田投手より半年早く移籍してきた山本投手の本領発揮にも期待したいところです。

まだ25歳と若い成田投手が活躍すれば、久保投手や田口投手の先発起用も考えられるため、来季の投手編成においてキーマンとなるかもしれません。

右腕編

先発では小川投手サイスニード投手がローテーションの軸として期待されます。今季後半頑張った小澤投手や新加入のエスピナル投手、吉村投手、そして後半不調になった原投手や高梨投手が次の候補になるでしょう。それに続くのは昨季活躍した金久保選手や奥川投手、そして終盤好投を見せた市川投手あたりになるでしょうか。にしても6人いうので精一杯だった時代を思えば、あまりにローテーションが充実してきた気がします。竹山投手、星投手、大西投手、梅野投手といったあたりも候補になるかもしれません。

中継ぎでは、抑え候補としてはケラ投手と清水投手、石山投手が現状の筆頭でしょうか。それに続くセットアッパーは今季ブレイクした木澤投手に加え、大西投手、今野投手、梅野投手、大下投手、星投手あたりの一軍での経験がある選手たちも控えています。新戦力では柴田投手や杉山投手、場合によってはエスピナル投手あたりが候補になるかと思われますが、それ以外の若い投手陣がここに割って入ってくるようなことがあれば、さらにブルペン陣が厚くなり、3連覇が近づいてくるのではないでしょうか。

今季から来季にかけて、計7枠の支配下枠が空き、右投手2名、左投手3名、計5名の投手がスワローズを去ったのに対し、支配下では新たに7名が加入、育成も合わせると右投手5名、左投手3名の計8名の投手が加入しました。つまり育成枠まで合わせると3人増加し、支配下枠は変動がないというオフの編成となりました。なるべく投手の負担を減らすような運用を目指していることを考えても、層が厚くなることはメリットだと考えられそうです。一軍だけではなく、戸田でも無理な起用が減り、調整や育成により集中した起用ができることも期待されます。正直、来季最大の課題はマクガフ投手の穴、その次が先発投手の層の薄さの改善となるでしょう。どちらも簡単ではないでしょうが、この課題が解決されれば、球団史上初の3連覇、そして日本一奪回が見えてくるはずだと信じて、このNoteを締めたいと思います。長文を読んでいただきありがとうございました。

参考サイト


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