疑惑の内川さん
こんにちわせりん、わせりんです。
今日は、いつも通りの素晴らしい観戦記事になるんですが・・・
その前にお礼を。
こちらの記事なのですが既に25000人の方に見ていただき、1900人もの方々にご購入いただいてます。ありがとうございます。
終盤を迎えるMリーグを楽しく見られるようになるのでまだの方は是非読んでみてください。
というわけで、
皆様あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
この挨拶を今やってるってことは今年はまだ一つも記事を出してなかったんですね。てへ☆
最近Mリーグは見てるんですが、記事にすることを控えてきました。記事を書くのが大変ってこともあるんですが、今ちょうどMリーグの中だるみの時期だと感じていて、見たい!って人も少ないんじゃないかなあと。
足切りが決まるレギュラーシーズンの後半からまた盛り上がってくると思うのでそこから書いて行こうとは思っています。
今回は、
何名かに記事にしてほしい!と要望があったので記事にします。
サクッと書いてるので無料にしてます。本当によかったですね。
今回記事にするのはサムネにもある通り内川プロがチーするか長考をしている場面が印象的な
この試合です。今週最後の試合ですね。
オーラスは白熱した展開だったのですが、怪しい打牌が多すぎたので私らしく打牌をネチネチと指摘して行こうと思います。
すごい試合だ!とか最高のオーラスだ!みたいなのはMリーグと仲のいい記者に任せます。私は仲が悪いので文句を言います。
今日の記事は読みやすいくらいの分量なので記憶があるうちにお読みください!
◉はじめに
今回は、内川プロに焦点を当てて記事を書いています。
というのも、結果としては二着で連帯は取れていましたが、良くない打牌が多かったです。
内川プロは
私のリプライにも真摯に回答していただきましたし、noteに関しても暖かい声をいただいたので、忖度なしで書くのは忍びないのですが、
逆にこのnoteを読んで何か参考になる部分があればと願っていつも通り書きたいと思います。
今回も、私と同じくイケメンの田中航プロに牌譜をお借りしています。作ってと言ったら作ってくれました。
心もイケメンですね。
前置きが長くなりました。
早速、元気よく日本一ためになる、Mリーグ観戦記事に参りましょう。
それではどうぞ。
◉事件簿1:内川プロ、怪しい手順1(40/100)
今回のミスレベル:40/100(つまようじを床にバラまいてしまうレベル)
東一局、内川プロが下家の白をスルーした場面。
このスルー自体は問題ないです。鳴いた方がいいか悪いかは微妙ですが、鳴いた後の捌きが難しいので大半の人にとってはスルーした方がいいでしょう。
問題はここからの手順です。
ツモ7mで8sを切ります。
白をスルーしたことで白がアンパイになったので素直に發を切っても良さそうですが、確かにターツオーバーなのでスリムに構えるどこかのターツ落としも打牌候補には入ってきます。
その際に89sを選択してしまっている事が問題ですね。
そもそもターツを削ってスリムに構えるのは、中盤以降に手が進んだ時にそのターツが切りづらいから先に切るって要素が大きいです。
この場面で言うと、發を切ってブクブクに構えた際に、白が暗刻になったり25sが入ったりして手が進むとどこかのターツを落とすことになります。
そうなった時に誰がテンパイしていてもおかしくない中盤以降に無筋を連打することになります。
このデメリットとターツを削って速度を落とすデメリットのどちらがマシかを選択するのが本来の判断です。
もちろん、山にどちらのターツが残っているかなどの判断もありますが、そもそも安全なターツを残すと言うことは周辺の牌が切れている訳ですから必然的に山にも残っているターツを残していることが多いです。
もう一度場面をみて見ましょう。
89sは全体的には比較的切りやすそうで、89sを落とすなら發を切っても良さそうです。ペン7sは上家がいらないので鳴きやすいターツでもありますしね。
と言うことで、ターツを落とすなら24mを落とすべきだと思います。
89sに比べて24mの方が切りづらいですし、3mと7sなら7sの方が良さそうですね。
さらに、ここからも怪しいところがあります。
運良く残した發が重なって終盤に何を切るかの選択です。
内川プロは白を切っていますが、發を切った方がいいですね。
仕掛けている親の現物であることが大きいです。他家が白や發を掴んだ時の切られやすさが違います。
ちなみに、これはコラムなんですが役牌のどちらを残せばいいか問題はたまに出くわしますが基本的には後に切られている方を残すことを覚えておくといいでしょう。
自分が役牌をスルーする時を思い出してください。2巡目に切られた役牌と、6巡目に切られた役牌のどちらをスルーすることが多いですか?
手がまとまってない、守備力が心配などの理由で2巡目の方をスルーすることが多いですよね。
つまり、早く切られた役牌は対子なのにスルーされているパターンが多いです。
役牌が複数浮いているときに最初に切られた方を残すと、対子でもたれてる人がいた場合は重ならない上に、当たり牌になる可能性まであるってことですね。
今回は対子の話なのであまり関係ないですが、白と發が一枚ずつ浮いていてどちらを残すべきかとなったら切られているのが遅い白を残した方が攻撃にも守備にも有用だよってお話です。
ちなみに結果論ですが、きっちり7sがあらゆるところから出てきてます。白も鳴けていましたね。
もしかしたらあがり目はあったかもしれませんね。小さな点数かもしれませんが、この局にあがることが出来ればオーラス伏せることが出来たので、あんなに長考しなくて良かったかもしれませんね。
麻雀は細かい差の積み重ねです。
◉事件簿2:内川プロ、声が出ない(20/100)
今回のミスレベル:20/100(旅行当日に寝違えてしまうレベル)
東二局、内川プロが下家の9sをポンしなかった場面。
基本的にはポンかなとは思います。浮いている字牌が全て役牌のために9sポンした後も役牌のポンが必要で打点的に3900〜あたりを狙えるので。
浮いている牌がオタ風が多いのであれば中を鳴かないと打点的に安くなってしまうので中がヘッドになる可能性がある9sポンは若干スルーに傾くはずです。
ただ、Mリーグの特異な場では絞られることが通常よりも多いためワンスルーも無くは無いと思います。
自分がどのようなイメージ持たれてるかで少し差が出そうですね。近藤プロとか黒沢プロなら鳴かない方がいいことが多いでしょうし、石橋プロや小林プロなら鳴いた方がいいことが多そうです。
しかし、
この3sはチーした方がいいでしょう。
単純にホンイツのターツが揃いますし、カンチャンのチーなので他家からの見え方も派手では無いです。今後字牌が重なったりしたときのホンイツへの行きやすさが全然違いますね。
序盤のチーはMリーガーの人は余裕を持ってるのか悠長なのかは分かりませんが、やらないことが多いので、チーした方がいい牌を逃さないだけでも差をつけることができると思います。
頑張ってください。
◉事件簿3:内川プロ、引き出しを増やそうの巻(0/100)
今回のミスレベル:0/100(おかわり無料の店でおかわりを残さずしっかり食べるレベル)
東三局、内川プロが赤5pをスルーした場面。
これはミスでは無いんですがポンする手もあります。
理由は打点です。
内川プロはこの手を58mや役牌引いてのリーチを念頭に置いて、ピンズが伸びたらホンイツにしようと思ってたんでしょうが、ピンズが伸びた後にホンイツにすると役牌のポンをして打点が3900点になってしまいます。
それに比べて、形は悪くなりますが赤5pをポンしておくと役牌のどちらかが鳴けた時点でホンイツにするとマンガンが確定します。
5pをポンして1pか6pを切ってホンイツと58mでの役牌バックに構えるのもアリでしょう。
何にせよ、赤5pを内川プロは鳴くはずないと思っていたのでスルー自体当然なんですが、選択肢として鳴きもあるよねってことを持っておいて欲しいですね。
◉事件簿4:内川プロ、裏目を引いて混乱する(30/100)
今回のミスレベル:30/100(残り少ない歯磨き粉を必死に出そうとして洗面台に落ちてしまうレベル)
東四局、内川プロが1mを切った場面。
素直に行くなら發を切りますが、この1m切り自体は悪くないと思います。結果的に次巡3mを引いて裏目を引くのですが、手が安手愚形になることが多いので役牌を残して鳴きを見るのはおかしいことではありません。
ただ、
この1p切りは良くないですね。素直に發か、發を残すにしても6mか6pですね。
ペンチャンは浮き牌とほぼ同等なので外すことが許されますが、ドラや役が絡まない限り、カンチャンより浮き牌の価値が高くなることはほとんどありません。
対面も第一打に1pを切って、2pを持っていない可能性が高いよと言ってくれてるんですから素直に發で良かったでしょう。
◉事件簿5:内川プロ、大事な勝負ができない(80/100)
今回のミスレベル:80/100(あの日流した涙が全て無駄になるレベル)
南一局、内川プロが6sを切った場面。
西切りで。白がション牌ならまだしも一枚切れなので白を落としてタンヤオに行くことも考えてソーズの中ぶくれは残しておきたいです。
赤5pにくっつけたらターツが揃うので先切りしておこう!って考えでしょうが悪い癖です。
冒頭に紹介したランキング記事での内川プロ短所の項目に
と記述があります。まさにこれです。もう一度言いますが悪い癖です。
そしてその後・・・
上手くテンパイしたものの上家のリーチに赤5pを切れずにテンパイ外し。
一見、問題ないように見えますが私がこの半荘を通して一番まずい打牌がこの6m切りだと思います。
言うまでも無く赤5pを切るべきです。
押し引き表は今までのnoteで何回も出してきたので詳しくは説明しませんが(知りたい人はここ見てください)3900~5200の良形テンパイなんてオリるタイミングが存在しません。
確かに、6mを切って赤5pにくっつけばリスクなしで8000のテンパイになります。
しかし、対リーチなのでマンガンになるかどうかよりもめくりあいの枚数が重要であり赤5pに4pか6pがくっつく以外はマンズのテンパイよりも劣化してしまいます。
さらにさらに、今回は下家にピンズの染め模様の松本プロがいるためにピンズが良くないですし処理も早めにしておきたいです。
もしかしたら4pや6pがくっついて両面が出来たとしてもマンズ待ちの方が総合的に優秀かもしれません。
再びランキング記事の話になるのですが、
内川プロに対してこの様な記述をしました。
自分で言うのも何ですが言い得て妙ですよね。赤5pを切って放銃すると大きな損をしてしまうので損得では無くて6m切りと言う偏差の低い選択をしてしまう。
昨シーズンまでは、同じオーソドックスな打ち筋の松本プロとそこまで差はなかったですが、松本プロは最近この癖から脱却して自分で切り込んでいく様になってきています。
内川プロもランクアップのためにはこの思考の癖を脱却して一皮剥ける必要があると思います。
まだまだ実力不足なので私のnoteで勉強しましょう。
◉事件簿6:内川プロ、考えすぎる(50/100)
今回のミスレベル:50/100(カラオケのカッコで書いてある歌わなくてもいい部分をここぞとばかりに格好つけて歌ってしまうレベル)
南一局、内川プロが5sを切った場面。
全員に5sが危ないため先切りしたんでしょうがやりすぎですね。
4s6sツモで伝説の平和ドラ1のリーチが打てるんですから、どう見たってやりすぎです。それ以外に言うことがありません。反省してください。
◉事件簿7:内川プロ、難しい判断(0/100)
今回のミスレベル:0/100(今日のご飯何がいい?と聞かれて本当は何でもいいが一応候補をいくつか挙げるレベル)
南二局、内川プロが3sを切った場面。
私は5mを切りますが、3s切りは仕方ないのかなあと思います。
南がオタ風であればポンができないことと、457m引きのときにダマに構えられないので5m切りの方がいいでしょうし、ピンズ部分が3456では無くて3445とかであれば逆に南のポンの時に良形に取れない分3s切りが良くなることが多くなるでしょう。
今回はちょうど微妙なあたりで、2sが二枚枯れてて457m引きでもいいと見て3sを切ったのでしょう。
私は南引きはピンズノベタンに受けられることと、Mリーグはドラが切られる頻度が通常の場よりも少ないのでリーチ時に強い受けを残せる5m切りとしそうです。
正直、私もどっちがいいかは判断つかないです。
◉事件簿8:内川プロ、切り込みが足りない(60/100)
今回のミスレベル:60/100(自分だけ鬼滅ネタが分からないレベル)
南二局、内川プロが1pを切った場面。
いい打牌ですね。打点に乏しいのでマンズのチンイツは残しておいた方がいいでしょう。
この形でも9mのポンと3mのチーはした方が良さそうです。
この後の対応がマズイです。
上家の8mポンに対して2m切り。私は字牌を切った方がいいと思いますが、これはまだ許せます。
問題は2pを引いての8m切り。
平場感覚で押し引きをしてしまってます。平場であれば魚谷プロのポンは高打点のこともあるでしょう。しかし今回は全員が僅差の南二局の供託2300点の場面でのポンです。
1000点ですら仕掛けていきたい局面でしょう。
ドラが東ですし上家が高打点なことなんてほとんどないはずです。
私は上家の仕掛けはほぼ無視して2pを切ります。供託2300点を含めたあがりはトップ率がかなり上昇しそうですし、この局面で上家が絞りを行うことは考えづらいので案外あがれそうです。
状況を加味して副露がどの範囲で行われているかを考えて適切に押し引きできる様にならなきゃいけません。
毎回毎回、中盤の一副露に怯えてたらあがれる機会がなくなってしまいます。
◉事件簿9:内川プロ、怪しい手順2(100/100)
今回のミスレベル:100/100(何もしていない自分を騙して人生に無駄な時間はないと言い聞かせるレベル)
オーラス、内川プロ問題の一局。
どのターツを外すかで内川プロは3sを選びました。
一番良くない選択ですね。
9sの方が二枚枯れてて6sがドラのためにあがりにくいと見て78sならまだ分かりますが、23s切りは待ちの強さもー盃口の打点も含めて最も重要なターツです。
素直にいくなら45m外しでしょう。と言うかそれが一番いいでしょう。
確かに、オーラスの僅差なのであがり率が大事と言う思考はわかりますが(おそらくこの思考を元に内川プロはクイタンの目を残したかったのかなとも思いました)、Mリーグはあがり止めがないためにきちんと打点を作って差をつけておきたいですね。
トップ取りの観点からもこのくらいの微差のターツ選択であれば打点が伴う受けを外すことが正しくなることはないでしょう。
そして・・・
問題の場面。しっかり4sが裏目になってしまっていることは置いておいて、内川プロはこの3pをチーするのを長考します。
その時間何と8時間。
実際には1分28秒だったみたいですが大差はないでしょう。
これは考えることなくチーですね。
黒沢プロと魚谷プロは打牌からノーテンとするのは難しいので、ここでテンパイを取らないと流局時にトップ→三着になってしまいます。
トップ→三着は順位点が+5万点→−1万点になるので、ノーテン罰符が6万点でのチーテンを取るか取らないかと言われている様なものです。
まあ実際には放銃でも6万点失うので違うんですが、イメージとしてはこれです。
チーしかないですね。1pに当たりと書いてあってもチーした方がいいですし、1pに本当に当たりと書いてあってもチーした方がいいです。
そりゃあ、黒沢プロと魚谷プロがテンパイしてないかもしれないとか、松本プロに放銃したらラスになるとか、松本プロにハイテイを回してしまうとかチーしない理由を見つけることはできますが、あくまでもどっちがいいかの話なんでチーしかないですね。
むしろ、この場面で悩んでいること自体が内川プロが点数状況判断を苦手としていることの証明になってしまっています。
当たってますね。
◉おわりに
いかがだったでしょうか。
今日は急遽書くことにしたのであっさり目に記事を書いてみました。
まあそれでも7000字あるので私の感覚がおかしくなってるだけかもしれませんが笑
面白かったって人はリツイートとかしてください。無料記事なんでそのくらいしてください。本当に。早く今すぐしてください。ほら早く。
内川プロは最近調子が良くいい打牌も多かったのですが、今回の様に難しい局面が多くなるとどうしても他の選手よりも劣っている印象が出てきますね。
サクラナイツは雰囲気もいいですし、上に登っていくには内川プロの躍進は必要不可欠なので頑張って欲しいですね。
応援しています。麻雀強くなってください。
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それでは、さよならわせりん。
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