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#Real Voice

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毎年好評の部員ブログを「#Real Voice」と名称変更。ピッチでプレーする姿を見ていただくだけでは伝えきれない、部員一人ひとりの「リアルな声」が持つ魅力や価値にフォーカス。自… もっと読む
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記事一覧

【#Real Voice】 「人生の美しさ」 3年・柴田徹

人生は素晴らしいことばかりではない。 楽しいことばかりではない。 何なら苦しくしんどいことの方が多い。 でも、だからこそ人生は美しい。 いきなり何だと思わせてしまったかもしれないが、もうすぐ1年の終わりを迎えようとしている今、私の中に抱いている感情がこれだった。 まだまだ社会の大きさも把握できていない、どこで何が起こって今の社会が成り立っているのかも詳しく知らないようなちっぽけな私ではあるが、この時代に生まれ、この時代を生きてきて良かったと、今生きている人生は美しいものな

【#Real Voice】 「初志貫徹」 3年・鈴木俊也

もうすぐ2021年が終わります。 今季も多くの方々に支えられ、背中を押され、 たくさんの活力を頂きながら、なんとかここまで駆け抜けることが出来ました。 この場を借りて皆様に御礼申し上げます。 今季、私たちは結果を出すことが出来ませんでした。 関東大学サッカー1部リーグ  9勝3分10敗  5位 目標として掲げたリーグ制覇には手が届きませんでした。 また、早慶クラシコでは10年ぶりの敗戦。 何とか出場権をつかんだインカレも2回戦敗退。 応援、手拍子を届けてくださった皆

【#Real Voice】 「楽しもう」 3年・西田翔央

優勝したかった、もっと一緒にサッカーしたかった。 インカレで、びわこ成蹊に負け、涙する4年生を見たときにそう思った。 4年生のために勝ちたかったし、笑顔で送り出したかった。 4年生がいなくなると思うと寂しかった。 チームのためにピッチ内外で奔走する姿、常に先頭に立ってチームを引っ張ろうとする姿、上手くいかず悩んでいる部員に寄り添い励ます姿、時には私をいじってくれる姿。 そのどれもが、すごくかっこよかった。そして、その姿に何度も助けてもらい、活力をもらっていた。 インカ

【#Real Voice】 「今年1年の振り返りとお礼」 3年・小林俊太

もう12月も終盤になり、2021年ももうすぐ終わりです。 時の流れは早いです。ということで今シーズンの振り返りと、今年の僕を支えてくれた皆さんにお礼を伝えられればと思います。 世間的には今年は東京オリンピック、パラリンピックがありました。 僕は、テレビ越しでしか見てなかったので本当に東京で開催されているのか実感があまりなかったですが、アスリートたちのパワーを感じることが出来ました。 この歳になると同世代の人がたくさん出ていたり、自分よりも歳下の人が出ていたりするので、世の中

【#Real Voice】 「一度スパイクを脱いで、見えた景色」 3年・平田陸人

2020年度 3/13 前十字靭帯断裂、半月板損傷。 約1年を要する大怪我をした。 サッカー人生において、初の大怪我。 今シーズンは選手として勝負の年だと意気込んでいた矢先だった。 怪我をした瞬間、絶望と同時に焦りに近い感情が芽生え、次第に強い焦燥感に駆られていたのを覚えている。 学年も3年だし、しかも副務だし、自分のことだけではだめだよな。 そんな感情から来るものだったと今は思う。 そう感じた時に、すぐ頭に浮かんだのが主務の拓矢君(4年・羽田拓矢)の姿だった。 自分の

【#Real Voice】 「10代で得た知見」 3年・竹浪良威

※このブログにはクサい表現や考えが沢山出てきます。なぜなら僕は圧倒的な理想主義のクサい人間だからです。夢見がちです。愛を語りがちです。クサいのが苦手な人は、鼻をつまみながらでも読んでください。 ではいきます。 ふと考える。 21歳になった自分。 これから先どういう生き様をして、世界にどんな足跡を残していけるのだろう。 先の見えない旅路の中でどんな選択をしていくのだろう。 後悔のない選択ができるだろうか。 俺らしく生きることができるだろうか。 周りにバカにされて

【#Real Voice】 「2022蛮カラ」 3年・山下雄大

インカレの敗戦を以て、2021シーズンの活動は終わった。 今年1年を振り返ると、改めて関東リーグは簡単なリーグじゃなかったし、コロナによる試合延期などの影響もあって今年は特に混沌としていた。 早稲田は終盤に残留争いに巻き込まれたが、終わってみれば5位とこの結果を見ても今年のリーグの複雑さが分かる。 コロナ禍で普通に活動することすらままならない状況もあったけど、やっぱり優勝を掲げていた中での5位は悔しい。 この悔しさは来年にぶつけよう。 個人的にもすっきりしない1年だった

【#Real Voice】 「脳震盪」 3年・監物拓夢

いきなりですが、フレンチトーストと聞いてどんなことを思い浮かべますか? 自分は友達が作ってくれたフレンチトーストを思い浮かべます。 その友達の家に泊まりに行っていたとき、朝食に出てきたフレンチトーストがとても美味しく印象に残っているという感じです。 今、テレビでやっていたため、急に思い出しました。 さて、どうでもいい話はこれまでにして自分は、怪我を通して感じた魅力について語っていこうと思います。 まず魅力の意味として、 魅力:人の心を惹きつけて夢中にさせる力 だそう

【#Real Voice】 「前例になれ」 3年・安達佳哉

私のサッカー人生は高校サッカー選手権で終わった。 ずっと夢見ていた選手権のピッチで儚くも散った私。 素晴らしいサッカー人生だった。 そう言い聞かせていた。 「私は自由なのだ。  試験の為に1日何時間勉強するとか、  試合のメンバーに入るために走るとか、  そんな吐き気がするほどにピりついて、神経を張り詰めるようなことはし  なくていい。」      そう思うと心が晴れた、何者にでも為れる気がした。 可能性は無限大という言葉を大学入学時以上に信じたことはない。 春の風や

【#Real Voice】 「貴方のおかげで、ここにいる自分が幸せだと思えた。」 3年・菊地彩花

3年目の冬が過ぎていく。 16時台にはグラウンドの照明をつけて、上さん(上赤坂コーチ)に手が袖口に引っ込んでるから手袋つけなって言われる季節。 先輩と「寒い寒い」言いながらも、グラウンド横のやぐらでくだらない話を永遠としている季節。 人が入れ替わるのが魅力な大学サッカーだけど、毎年、誰かの『最後』を迎えるのは結構寂しい。 ひたすら先輩たちの後を追った1年目を終え、 多くのことに果敢に挑戦した2年目を過ぎ、 今さっき始まったように感じる3年目も、いつの間にか締めに入

【#Real Voice】 「これは使命である」 3年・平瀬大

もう冬ですね。 今日は縦割り班で美味しいお肉を食べる予定があったり。 明日は泰平君とひでに美味しいご飯に連れて行ってもらう予定があったり。と楽しみなことの為に日々頑張れている平瀬です。 そういえばこの前銀座に行く用事があったので、ついでに年末ジャンボ宝くじも買いました。 部屋を出る前、同部屋の西尾(3年・西尾颯大)に「10枚バラで」とちょっと偉そうな頼まれ方をしましたが、それもついでに購入しました。 寮に帰ってきて渡すと西尾が 「ありがとう、もし7億円当たったら1万円あげ

【#Real Voice】 「5G宣言」 3年・平田周

3年の平田周です。 実は最近手術しまして、今は片腕生活です。 手術するにあたって検査やら手続きやらで病院に頻繁に行くじゃないですか。 まあ楽しみなんてないもんで、病院近くに美味そうなラーメン屋を見つけていったわけです。 すげぇこじんまりとした、薄暗い、だいぶ雰囲気のあるラーメン屋でした。 もう少し詳しく説明すると、油そばと大盛りの食券を買い、どこへ座ろうかなというところで「お客さん8番へどぅぞ」の一声がかかり、聞こえづらくて聞き返すとちょい半ギレで「8ばあんん」と言い返

【#Real Voice】 「不器用な人間が 『日本一』 を掴み取るために」 3年・江田祐基

2021年1月2日。 2020シーズンの集大成である #atarimaeni CUP に向けてチームは再始動した。 コロナ禍という難しい状況ではあったものの、 チームは順調に勝ち進み、準決勝にまで駒を進めた。 その準決勝の相手は法政大学。 大学サッカーの聖地である味の素フィールド西が丘で試合は行われた。 結果は 0-2 で敗北。 目指していた『日本一』を掴み取ることは出来なかった。 学生トレーナーとしてチームに帯同していた私は、西が丘のピッチでチームが負けたその瞬間を

【#Real Voice】 「想い」 3年・宍戸凜

朝、目を覚ますと、ふと思う事がある。 「私はなぜ、サッカーを始めたのか。なぜ、今もこうしてピッチに立っているのか。」 そして― 「何を成し遂げたいのか。」 これは私が、サッカーという競技を通じて何を目指すのか。 どう在りたいのか。 そんなvisionのようなものを書いた話である。 言い換えれば、サッカー人生最後の決意表明のようなものだ。 私は小学校低学年の頃、祖母が熱狂的な横浜F・マリノスのファンで、Jリーグの試合に連れて行ってもらったことをきっかけにサッカーを始