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1次試験の最新重要テーマ ①200%定率法

みなさん、こんにちは!
TBC受験研究会講師の香川遼太郎です。

10月6日に「2024年版速修テキスト2  財務・会計」のKindle版が発売となりました。
令和5年度の1次試験で出題された最新重要テーマを網羅し、9月に中小企業診断協会から発表された出題内容の表記の変更にも対応しています!
とても良いテキストに仕上がっておりますので、来年度の1次試験の合格を目指して勉強しようと考えている方は、ぜひご購入頂ければと思います。
Kindle版は試し読みもできますので、気になった方は少しだけでも覗いてみて下さい。

現在私はテキストの改訂作業が終わり、無料講義動画の撮影を始めています。撮影の様子をこんな感じです。

みなさんが学習しやすい動画を心がけています!

私自身、昨年度よりも講義をバージョンアップしておりますので、ぜひ講義動画の方もご期待頂ければと思います!

さて、このシリーズでは、私が撮影する中で感じた、特に注意して欲しいポイントや補足情報などを随時ご紹介していきたいと思います。

今回は、令和5年度1次試験の第3問に出題された「200%定率法」についてです。


実は2次試験ではすでに出題されていた!?

1次試験では令和5年度に初めて出題された「200%定率法」ですが、実は2次試験では平成25年度に出題実績があります

ということは、今年の2次試験で出題されたとしてもおかしくありません。ですから、今年2次試験を受験される方も、念のため概要は確認しておいたほうがいいと思います!

200%定率法とは?

200%定率法とは、税法で認められている減価償却方法です。
定額法の償却率の2倍(=200%)を償却率とすることから、200%定率法と呼ばれています。

さて、これだけなら特段難しいことはないのですが、200%定率法には償却保証額という考え方があり、この辺りの説明が少しややこしく、つまずきやすいところになっています。

償却保証額というのは「毎年最低限これだけは償却してね」という最低ラインと考えて頂ければわかりやすいかと思います。
というのは、定率法というのは基本的に年数が進むにつれて、償却額が少なくなっていきますよね。
ですから、普通に計算していくと、いつまでたっても償却が完了しない(簿価が0にならない)ということが起こります。

そこで、償却保証額という最低ラインを決めておいて、普通に計算した償却費が償却保証額を下回った年以降は、定額法のような形で毎年同じ金額を償却するという仕組みになっています。

イメージで表すと次のような感じです。

定率法と200%定率法の償却イメージ

こういった大まかなイメージを頭に入れて頂いてから、テキストの解説を読んだり、動画を見たりしていただくと、より理解が深まるかと思います。

いかがだったでしょうか?
今後も継続的に情報発信していきますので、財務・会計に苦手意識を持たれている方は、ぜひフォローしてチェックしていただければ嬉しいです!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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