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大手企業へのコンサルに同行させていただきました!

皆さん、こんにちは!
TBC受験研究会の香川遼太郎です。

今回は「キャリアアップのリアル 2nd」の記念すべき一発目の記事といたしまして、先日の大手企業へのコンサルへの同行の様子についてご紹介したいと思います。

守秘義務契約上、企業名を明かすことはできないのですが、おそらく皆さんの誰もがご存じであろう日本を代表する企業です。ご依頼の内容は「ドメインの定義」。経営戦略の最も根幹をなすドメインを決めて、将来進むべき方向性を明確にしたいという非常に重厚なテーマでした。

実は、ちょうど1年前の同じ時期にも同社へのコンサルに同行させていただいたのですが、今回はそのフォローアップも含めたご依頼でした。


大阪へ向けていざ出発!

今回のコンサルは合宿スタイルで、土日の2日間を使って先方のマネジャークラス以上の皆さんが集まるというものです。当方は山口先生を筆頭として、岩瀬講師がファシリテーターを務め、櫻野講師と私がサポートという布陣です。
合宿は土曜の朝からですので、前日から新幹線で同社のある大阪に前乗りしました。新幹線の車内の様子がこちらです。

新幹線のパーサーの方に撮影頂きました。ありがとうございました。

翌日のコンサルが朝9:00~夜20:00+懇親会となかなかハードなスケジュールだったため、ホテルに着いたらすぐ寝れるようにと、新幹線車内で食事を頂きました。新大阪駅に到着後は、タクシーでホテルに向かいます。

こちらのホテルで2泊お世話になりました。

夜はお風呂に入って、ぐっすり眠り、翌日に備えます。

いよいよ当日!

さて、ぐっすり睡眠をとって朝食を食べ、いよいよ会場に出発です。
会場はホテルから徒歩10分くらいの貸会議室でした。先方の参加者は15名ほどで、コンサルがスタートしました。

プログラムは、経営教育総合研究所オリジナルのDREAと呼ばれるドメイン構築のフレームワークに基づき、岩瀬講師が講義形式でインストールしながら、実際にグループでワークに取り組んでいくという流れです。

私はサポート役としてグループに入り、意見を促したり、切り口を提示したりしましたが、話が専門的になってくると、話についていくのがやっとで、消えている時間も多かったなと反省しています。

コンサルは抽象化が命!

山口先生は全体統括として各グループを回りながらアドバイスをされていたのですが、診断士の知識に基づいて、相手を納得させるお話をされており、コンサルのあるべき姿を見せられた気がしました

今回も含め、何度かコンサルに同行させていただく中で感じているのですが、「具体→抽象→具体」の考え方は中小企業診断士試験の対策のためだけにあらず、コンサルにおいて非常に重要な考え方であるということです。

山口先生ご本人からも普段から口酸っぱく言われているのですが、クライアントの方は長年その業界で働いていらっしゃるわけですから、クライアントと同じ土俵である「具体」で考えていては、良い解決策を提示できるはずがありません。

クライアントの方の課題を一旦「抽象化」して知識に置き換え、先人の研究者の方の知恵を拝借して解決策を提示する。それがコンサルタント、そして中小企業診断士に求められている価値なのではないかと考えています。
そのために7科目もある幅広い知識を修得し、事例問題を解く練習をしたのではないでしょうか?。

山口先生はその抽象化のスピードと精度が段違いで、私もまだまだ鍛錬を積んでいかなければいけないなと思いました。
じゃあ、どうやって鍛錬するのか。これはなかなか難しい問題です。
というのも、私も何度か中小企業のコンサルにお伺いしたことがあるのですが、中小企業の課題は「ホームページをどう作るべきか」「経理業務をどう効率化すべきか」といった、より実務的なものが多いと感じました。
ですから、中小企業のコンサルを積み重ねても、知識を抽象化して使うといった大手企業のコンサルの経験にはつながらないのではないかと漠然と考えています。

そういう意味で、今回のように、大手企業へのコンサルを生で見て、肌で感じることができるのはとても貴重で、いい経験をさせてもらっているなあと心から感謝しています。

そして、東京へ…

さて、長くなってしまいましたが、先方の参加者の方々も熱い想いを持った方たちばかりで議論は白熱し、2日目の最後にグループごとに2日間の成果を発表してもらって、あっという間に2日間の合宿が終了しました。2日目の15時にすべてのプログラムが終了し、再び新幹線で東京に戻ります。

2日間ありがとうございました。

さて、いかがだったでしょうか?
中小企業診断士になって、大企業でバリバリコンサルをやってみたい!という方はぜひこの記事を参考にしていただき、モチベーションの向上につなげて頂ければ幸いです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!




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