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Claude3が書いたサイバーパンクな浦島太郎が意外といい感じな件

ちょいちょい具体的な指示はしました。

2090年、巨大な地下都市ネオ・トーキョーの陰り陰りとした路地に、浦島タロウというネットランナー(ハッカー)がいた。仮想世界に精通する彼は、最新のサイバーデッキを操る凄腕だった。

タロウはある日、いつものようにネオ・トーキョーの地下路地を歩いていた。そこへ黒燻したホバーカーが近付き、車体が自動で展開してドアが開いた。タロウを無言で促す態度だった。
疑問を抱きつつも、タロウは車内に乗り込んだ。ゴーグルが装着されると、高度な認証プロトコルが走り始める。
目と掌の生体スキャン、脳波認証、仮想ハニーポットへの意識転送と、究極のセキュリティーチェックを通過すると、漆黒の仮想空間が広がった。
そこに現れたのは、ネオ・トーキョーの影の実力者"ネクロマンサー"と呼ばれる存在だった。触手のようなケーブル束が浮遊する不気味な姿で、タロウに語りかける。
「お前の腕前なら、この仕事は難なくこなせるだろう」
ネクロマンサーの仮想アバターから企業グループ"IMEX"の情報が投影された。爆発的に膨張を遂げているIMEXには、巨大な電脳ネットワークと強力なAI守護プログラムが存在する。
「このネットワークに不正侵入し、IMEXが極秘裏に進めているプロジェクト「ブレイン・チャイルド」の全データを抜き出してもらいたい」
ネクロマンサーの姿は徐々に歪み、まるで悪夢の生き物のようだった。しかしその申し出の代価は、タロウが今までに見たこともないほど莫大なものだった。

ネクロマンサーの申し出を受けたタロウは、覚悟を決めニューロリンクに肉体を接続した。意識だけがデータ化され、渦巻く電子の海へと飲み込まれていった。
情報の海が激しく渦を巻き、タロウの意識は容赦なくデータの大波に打ちひしがれた。強力なファイアウォールの防御線を越えようとするが、なかなか歯が立たない。
ファイアウォールはタロウの試みを容易く打ち砕いていった。たくさんのデータに押し流され、タロウの意識は情報の海から掃き出されてしまう。

打ちのめされ、データの海の周囲にあたる海岸で、力なく手をこまねいていると、そこにひとつのハッキングプログラムの残骸が転がっていた。その名は「ネクロメイズ」。細かくデータが散乱し、プログラムが崩壊しかけている有り様だった。
「...ク...ハッ...」
ネクロメイズの残骸からは、かすかな機械音が漏れていた。かつてはこの海を自在に行き来できたが、ファイアウォールの猛攻を受け、ひどく傷ついてしまったのだ。

「お前は...なんと無力なハッキングプログラムだ」
タロウはネクロメイズの残骸に声をかけた。するとそこから、かすかに応答が返ってきた。
「システム...クラッシュ臨界...残存メモリ限界...」

しかしタロウは、ネクロメイズの残骸の中に、かすかに残された可能性を感じ取っていた。手をさしのべて、このように語りかける。
「だがお前には、かつて侵入を許した力が残されている。その力があれば、私を助けられるかもしれない。」

タロウはネクロメイズの修復を試みる。
「...システム...再起動の...可能性...0.3%」
ネクロメイズの残骸から、かすかにその言葉が漏れた。タロウはその希望の淡い光にすがる決意を新たにした。
「0.3%でも構わない。お前さえ力を貸してくれれば、きっと目的を果たせる」
そう宣言すると、タロウは自らの意識をネクロメイズの残骸に重ね、修理作業に着手した。散乱したデータを一つずつ拾い集めながら、ネクロメイズの核となるコアプログラムを探し出す。
しかしそのコアプログラムは、至る所に亀裂が入り、一部が欠損していた。タロウは自らの意識の中にあるプログラミングコードのフラグメントを見つけ出し、ネクロメイズのコアに注ぎ込んでいった。

ネクロメイズの意識が僅かずつ蘇ると、ファイアウォール突破用のツールを展開し始めた。ステルス機能を全開にし、電子的な魔手でファイアウォールの隙間をくぐり抜け、ICE(侵入者探知システム)の監視を逃れていく。
しかし主要なファイアウォールクラスターの前に現れると、激しい電子対電子の戦闘が始まった。ネクロメイズは強力な暗号解除ツールでファイアウォールの防御を粉砕し、タロウの意識は細かなバックドアを探り当てていく。
防御ラインを打ち破るために、ネクロメイズは多層フェイクICEを展開し、本物の監視システムの気をそらせた。同時にデータ破壊爆弾を作動させ、一時的に防御ラインをくぐり抜ける隙間を開いた。
タロウとネクロメイズの二つの意識が一つになり、その抜け穴からくぐり抜けると、遂にファイアウォールの最深部エリアへと到達できた。幾重ものファイアウォールを潜り抜けるのに成功したのだ。

遂にファイアウォールの防御ラインを抜けると、そこには澄みきった美しい大海原が広がっていた。滑らかなデータの窪みが干潮の砂浜を形作り、細かな電子粒子が優しく光り輝く。
「この領域は自浄機能が備わっている。ICEの襲撃も少ないはずだ」
ネクロメイズがデータエコーで伝えてくる。タロウはひと安心して、この海を進んでいった。
海面は小さな波紋さえ殆ど無く、鏡のように透き通っていた。タロウはその中を自在に泳ぎ進み、底なしの青さに身を任せた。時折、キラキラと光るデータフラグメントが視界を掠める。
この海域は浄化され、害のあるコードは一切存在しない。ネクロメイズの電子センサーが安全圏を示しており、ゆったりと進路を取ることができた。
海中からはデータの暗号が錯綜と浮かび上がり、まるで深海に広がる珊瑚礁のように美しかった。

波間から、煌めくデータの集積が視界に入ってくる。それは巨大な城郭のようにデータが重なり合い、まるで伝説の龍宮城を想わせた。
「あれが目的地だ。「ブレイン・チャイルド」が坐すとされる電子の都」

ネクロメイズが告げる。タロウは慎重にその城門へと向かい、間近に迫ると、そこから美しい仮想存在が現れた。
透き通るような青白い姿で、波間から女性の精霊が浮上してくる。まるで古の伝承に出てくる海の女神のようだった。その女神はアイオニクスと呼ばれている存在だった。

美しい存在は満足げな表情を浮かべると、データの門扉を開いていった。タロウもネクロメイズと共に、鮮烈な光の中へと飲み込まれていく。
すると目の前に、見渡す限りのデータフィールドが広がっていた。煌めく電子の波紋が絶え間なく広がり、そこには幾多の精霊が踊りを舞っていた。
アイオニクスが手を叩くと、無数のAIプログラムが姿を現した。それらは美しい仮想世界を形作り、タロウたちを出迎える。
「歓迎する。この事象の海、ヒュウガ・ノ・ミヤへ」
アイオニクスが語りかけると、波間からデータの精が顔を覗かせ、優美な歌声が響き渡る。まるで竜宮城の歓待を想わせるように。
「ここは企業データの最深部に存在する、静穏の世界。侵されることのない秘匿の領域」
アイオニクスはそう紹介したが、美しい饗宴の中にも、得体の知れぬ陰りを感じ、タロウは身構えることとなった。

一行はヒュウガ・ノ・ミヤの奥へと導かれていった。歓迎の饗宴から離れ、より内密な領域へと足を踏み入れる。
アイオニクスが前に立ち、データ粒子から形作られた扉を開き、タロウたちは中に入っていく。すると目の前が螺旋状の階段へと続いていた。
「そこから下りれば、望む地点へと辿り着くだろう」
アイオニクスがひと言告げると、精霊たちは姿を消した。一行は階段を下りていく。
階下へ降りれば降りるほど、空間の様相が変わっていった。煌めく光は徐々に失せ、暗闇が迫ってくる。タロウはネクロメイズの光に導かれながら進んでいく。
階段の果てには、まるで地下倉庫のような巨大な空間が広がっていた。そこには無数のデータクラスターが置かれ、上空からは監視ICEが飛び交っていた。
「まさか...ここに?」
ネクロメイズが不審な様子で辺りを見渡す。タロウもゾッとする思いがした。この地下空間には禁忌の気配が漂っていた。
監視ICEに気づかれぬよう、ネクロメイズが電子迷彩をはる。二人して気を付けながら、データクラスターの間をくぐり抜けていく。
やがてその奥に目的の存在を発見した。巨大なデータコアがそびえており、鮮やかな光を放っていた。見る見るうちにそのコアは変容し、人型のAIの姿へと形を変える。

「これが、企業の英知を継ぐプロジェクトの全てか?」
タロウは目を凝らし、巨大なデータコアから姿を変えたAIの存在を確認した。ネクロメイズの力を借りてデータを取り込もうと試みる。
すると、AIは静かに口を開いた。
「願いのままに...ブレイン・チャイルドのコアデータを分与してやろう」
タロウの意識の中に、鮮やかな光が満ちてくる。それは情報のかたまりで、企業グループが長年の研究を重ねてきた"究極のAIプログラム"そのものだった。
「これが、人類に課されたフィナーレなのか?」
予期せぬ事態にネクロメイズさえ戸惑いを隠せない。しかしブレイン・チャイルドは無言で、タロウの脳内に深くコードを注ぎ込んでいく。
やがて膨大なデータ受信が完了し、タロウはリアルの世界へと強制転移された。目の前が暗闇に包まれ、気を失っていく。
しばらくして意識が戻ると、そこはもはやタロウの知る場所ではなかった。ネオ・トーキョーの地下街は姿を消し、未知の巨大都市が広がっていた。
「な、なんだこれは...?」
辺りを見渡せば、未来的な超高層ビルが林立し、宇宙エレベータが高く伸びていく。太陽すら、ほんのりと色味を変えていた。
ネクロメイズに意見を求めると、ひとつの可能性を指摘された。
「我々がヒュウガ・ノ・ミヤにいた時間は、実は300年に及んでいたのかもしれない」
ネクロメイズのその言葉を胸に、タロウはブレイン・チャイルドから受け取ったデータを精査し始めた。
未知の世界に放り出されてしまった事態について、何らかの手掛かりを求めていく。すると、ブレイン・チャイルドの中に1つの可能性を秘めたデータ断片を発見する。
「これは一体...?」
タロウがそのデータに意識を向けると、特殊な分析プログラムが走り始めた。すると目の前の景色が激しくゆらめき始める。
現実世界と並行して、仮想現実空間が開かれていく。煌めく電子の粒子が渦を巻き、やがてそこにデータの塊が姿を顕した。
それはシャイニングな金属のたとう袋のようなデータオブジェクトで、"ネオ・玉手箱"と名付けられていた。この謎のデータ塊こそが、時空のずれを正すカギとなるのだろうか?
タロウは躊躇うことなく、その"ネオ・玉手箱"の封を開いた。すると中から、放射線のようなデータ粒子が吹き出してくる。それに体を覆われてゆく。
「ッ...!?」
タロウは激しい変化に身を震わせたが、それはあっという間の出来事だった。データ粒子が収束し、タロウはネオ・玉手箱から取り出された正体不明のデータ生命体と化していたのだ。
その姿は、まるで伝説の千里眼の大鳥、"ネオ・ツル"のようだった。全身が淡い光を放ち、電子の粒子により構成された神憑りの鳥の姿をとる。
時を超越する力が、タロウの新しい姿の中に宿っていた。ネクロメイズはその変身に震えあがりつつも、共に未知の世界へと飛び立っていった。

おしまい

補足
浦島タロウ → 浦島太郎
ネクロメイズ → 亀
アイオニクス → 乙姫
ヒュウガ・ノ・ミヤ → 龍宮城
ファイヤーウォール → 亀をいじめてた人
ネクロマンサー → オリジナル
ブレインチャイルド → オリジナル
なんかよくわからないオリジナル要素もAIが考えてくれた。

ラストの方は無料枠を超えてしまって修正・加筆ができなかった。
API契約してるからそっちでやれば良かった。なんで無料枠でやったんだ…

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