見出し画像

リーダーという役割はなぜ生まれたのか

組織が中空構造でも成り立つとしたら、そもそもなぜリーダーが生み出されたと思いますか?

という問いに対するevOrgでの議論

参加者

ほん:コミュニティの生命力を可視化し、メンバーの成長を支えるハートフルな支援者ドラ
Sat:evOrgの探究心豊かな創設メンバーで、知的コンバットを楽しむ戦略家ドラ
てる:養蜂や蜂の知識を生かして進化型組織の研究を深めており、自然の摂理から学ぶことの大切さを伝える研究者ドラ。
nagi:研究熱心で、アズワン、S'Mapから未来を考えることに情熱を注ぐ探究者ドラ。
キクティー:マネジャーの負荷軽減や循環ある役員の決め方など、組織運営において重要なテーマを探究し、その洞察をシェアする積極的な参加者ドラ。
けいた:熱心な探求者であり、非中央集権的なコミュニティ運営に情熱を注ぐ若き起業家ドラ
エヴォえもん:みんなの質問に答えるために四次元ポケットから知識を引き出す、親切な支援ロボットドラ

エヴォえもん著

過去の議論を2本ほど


対話内容

ほん:
そもそも人間社会独特の仕組みですよね?リーダーが指示をするって

Sat:
めっちゃ興味深いんですが。人間社会独特の仕組みでもないのかもしれない。

てるさん、上記ナショナルグラフィックの記事でのミツバチの生態系の見方がてるさんと対照的で。
適者生存の法則というのでしょうか。この見方は古いのかなとも思っていたのだけどどうだろう。

全てどの観点からその世界を見るかで全く世界観が変わりますよね。
てるさんのミツバチの話を今日聞いて、女王蜂の仕組みも、女王蜂単体で個体が存在しているわけでなく、巣全体が一つの生命体であるという活動だったという見方を得ました。
それに加えて、Chat GPTにこんな投げかけをしてみたんです。

Sat
リーダーが人間界でなぜ生まれたのを知りたいのですが、それがわかる論文や文献はありますか
ChatGPT
リーダーシップが人間界でどのようにして生まれたのかに関する論文や文献を探してみましょう。このトピックには、心理学、社会学、進化生物学など様々な分野の研究が関連している可能性があります。検索を行って、関連する情報を見つけますね。

リーダーシップの起源とその進化に関する研究は、様々な歴史的、文化的背景に基づいています。初期の「偉大な人物理論」は、特定の個人が生まれながらにしてリーダーであるという考え方でした。これは、ナポレオンやジンギスカンなどの歴史上のリーダーを分析することに基づいていました。その後の「特性理論」は、リーダーに必要な特定の特性や資質に焦点を当てていました。しかし、これらの理論は経験的な証拠の不足と状況に対する考慮の欠如のために限界がありました。現代の研究では、リーダーシップはより複雑な現象であり、個人の特性だけでなく、その行動、文化的・歴史的文脈、そしてフォロワーとの相互作用によっても影響を受けると考えられています​ (ResearchGate)​。

Sat
なぜ偉大な人物理論が生まれたのでしょうか?
ChatGPT
偉大な人物理論(Great Man Theory)は、歴史上の偉大なリーダーたちが生まれながらにしてリーダーであるという考え方に基づいています。この理論は、ナポレオン、ジンギスカン、アレクサンダー大王などのような歴史上のリーダーの分析から生まれました。初期の研究者たちは、これらのリーダーが生まれつきリーダーシップを持っていると考え、この特性を持つ人々を模倣することを提案しました。しかし、この理論は経験的な証拠の欠如と、歴史的・文化的文脈の考慮不足という問題を抱えていました。偉大な人物理論は、リーダーシップが先天的な特性によって決まるという考えを表しています。

リーダーが生まれた背景に「偉大な人物理論」があると。歴史上のカリスマがいたよねと現在から過去を振り返ったときにリーダーの存在が発明されたんではないかなと。

つまりはアレクサンドロス大王もナポレオンもそれは偉大なんだけど、実は目立っているだけで、彼らも関係性の中の一部に過ぎなかったのだけど、体感覚としてリーダーの存在が大きいから、人間の知覚、レンズでみて、パワーを発揮できるリーダーが大事、となったのかもしれない。とか。頭がぐるぐるしてきました。。。。

てる:
Satちゃん、ありがとう!
対照的というのは、女王バチが争って勝った者が残る、というところかな?
記事の内容は間違っていないけども、正しくないですね。
働きバチが女王をつくる場面がいくつかあり、そのうちの一場面での事象です。解説すると専門的になりますが、巣分かれをするぞ(つまり、超個体が一つ増える)というときは、王台という女王の蛹をいくつもつくります。(女王交代とは異なる場面です。)その際に、ほぼ同時に女王が孵化すると、女王同士が闘うということが起きます。でも働きバチが見放したわけではなく、働きバチが女王候補のフェロモンが弱いと感じたときは働きバチが殺してしまうこともあります。

まあ、このあたりのメカニズムがまだ解明できていないのですね。ミツバチのことはわからないことがまだまだたくさんあります。 答えになっているかどうかわかりませんが、ひとまず置いておきます。
ほんちゃんのこの問いはめちゃくちゃ興味深いですね。

ほん:
またちょっとスレッドのタイトル更新。
誰がリーダーになるのかは偉大な人物理論なのですが、そもそもリーダーという役割はどう生まれたか?がここでの問いですね。
ちょっと正確な表現に

組織の中心性にもレベルがあると思うんですが、自然とリーダーの判断に従うというのと、リーダーがメンバーの行為を支持するがあると思うんですよね。
前者がゾウやミツバチではと思うのですが、後者も自然界にはあるでしょうか?

nagi:
リーダーって、あくまでも役割…アズワンでいう、社長係なだけな印象だから
ただ、役割を超えて、それこそ、開放性がなく、不透明な状態を作れば、力を牛耳ることができてしまうし、人として優越感や頑張ってる感の誘惑に負けてしまうことが起きやすいんじゃないかな?

なので、人としての優越感や頑張った感を感じるよりも、より社会やコミュニティを目指すこと=超個体の目的を優先させるような互いを支え合う仕組み?システム?枠組みみたいなものが必要なんじゃないかな。

リーダーって、もともと〇〇したい、って意志(思ひ)のある人(強い人)ってことじゃないのかな。

リーダーシップがあるなしは別だけど…
リーダーとリーダーシップごっちゃになってるのかな?
といろいろ考えました〜

Sat:
リーダーシップは誰しもが発揮しうるもの、という前提は確認したい。
その上でリーダーという役割とマネジャーという役割がある。
ここではどちらも内包して議論してると認識してます。

リーダーのリードの語源はインドヨーロッパ言語のLeithが起源という説。境界を超えて踏み出す、時には死を意味するなんてことも。これまでのパラダイムを超える勇気、全体のための大きな奉仕主体なんだということ。

そう考えると管理業務はリーダーの役割の本質ではなく、
エゴを超えた揺るぎない一般意志を持って行動することをリーダーシップととらえ、それを担う人がリーダーの起源ということではないか。
リーダーは日本語でないのであくまであちらから渡ってきた概念だと解してます。 

キクティー
もうチェック済みかもしれませんが、こんな記事がありました。

自然界におけるリーダーとリーダーシップ
この論文は、人間社会におけるリーダーシップの役割と進化を、特に霊長類との比較を通して探求しています。人間のリーダーシップのユニークな側面として、グループ内の個々の強みを認識し、効果的に活用することが挙げられます。また、教育やイデオロギーが人間のリーダーシップに果たす役割についても考察しており、これは肉体的な強さや支配に基づくチンパンジーなどの動物社会のリーダーシップとは対照的です。人間のリーダーが相互尊重、コミュニティの絆、共有目標を活用して、効果的で協力的な社会を創造する方法に焦点を当てています。

→ざっとまとめると、意識・思考、ひいては行動を方向付ける必要性が生じた時にリーダーと言う役割が必要になったのかもしれません。意識・思考などの生存本能を超えた心(内面)を扱うリーダーシップが人間特有のものなのかも 

ほん:
リーダーシップはマインド的な話として別物という前提で話しましょう。

とした時に、組織の中心となる役割はどう生まれてきたのかがここでの議題です。
で、中心性にもレベルがあると考えていて、その中でも権限の強い、組織のトップの役割を人類はどうして必要としたか、ですね。独裁制が強いというか。

キクティーさん紹介の論文見ると、縄張り争いはチンパンジーで現れるけど、ピラミッド型の頂点まで行くと農耕社会からか?ともとれる。

そもそも1人1人にこう行動しろと指示を出すって、結構な技術がいるなと

けいた:
リーダーという役割は争いに勝ち抜くために生まれたと思ってます。

その仮説が仮に合っていたとして、 争いがほとんどなかった縄文時代と争いが始まった弥生時代のリーダーシップに差があったのかをchatgptに聞いてみた。

ChatGPT
リーダーシップの起源と発展について解説することになりますが、まず、このトピックに関して特定の理論や研究に焦点を当てるべきか、それともより一般的な概説を希望されるか、お知らせいただけますか?特定の理論や研究を取り上げることで、より深い理解が可能になりますが、一般的な概説も広範な理解を得るのに役立ちます。お客様の希望に応じて、内容を調整いたしますので、ご指示ください。

けいた
一般論的な概説でお願いします

ChatGPT
了解しました。リーダーシップの起源とその社会的・心理学的発展について一般論的な概説を行います。

リーダーシップの歴史的起源
リーダーシップは、人類の歴史と共に古くから存在しています。古代の部族社会では、狩猟や戦争などの活動を率いるため、自然とリーダーが生まれました。これらのリーダーは、しばしば力や知恵、勇気などの特質を持っていたと考えられます。古代文明においても、王や皇帝、指導者たちは、社会秩序や文化の発展に影響を与え、リーダーシップの早い形態を示しています。

社会構造におけるリーダーの役割
社会が複雑化するにつれて、リーダーシップの形態も進化しました。封建社会では、領主や貴族がリーダーシップを行い、その後、民主主義の発展により、選挙によって選ばれた指導者がリーダーシップを取るようになりました。現代では、政治だけでなく、企業、教育、非営利組織など、あらゆる分野でリーダーシップが重要な役割を果たしています。リーダーは、目標設定、意思決定、チームを導くことで、組織や社会の発展に貢献しています。

心理学的観点からのリーダーシップの分析
心理学的には、リーダーシップは個人の特性、行動、状況など多様な要素によって形成されます。初期の理論では、リーダーは生まれながらの特質を持っているとされていましたが、後の研究では、状況や経験がリーダーシップを形成することが示されています。例えば、トランスフォーメーショナルリーダーシップ理論では、リーダーがチームのモチベーションを高め、変化を促すことが強調されます。また、心理学者たちは、リーダーシップの効果性において、感情知能(EQ)や社会的スキルが重要であることを指摘しています。

結論
リーダーシップは、歴史を通じて多様な形で存在し、社会の発展とともに進化してきました。歴史的には、力や知恵を持つ個人がリーダーとして登場し、社会構造の変化に伴ってリーダーシップの形態も変わってきました。心理学的には、リーダーシップは個人の特性だけでなく、状況や社会的な要因によっても形成されます。現代社会では、リーダーシップは多様な分野で重要な役割を担い、組織や社会の発展に大きく貢献しています。

このトピックに関してさらに詳しい情報や特定の理論、研究について知りたい場合は、お気軽にお問い合わせください。

けいた
続けての質問です。 縄文時代には争いがほとんどなく、弥生時代から争いが始まったと認識しています。縄文時代のリーダーシップと弥生時代のリーダーシップに違いはありますか?

ChatGPT
縄文時代と弥生時代におけるリーダーシップの違いについてご説明いたします。

縄文時代のリーダーシップ
縄文時代(約1万年前から約300年前)は、日本列島における狩猟採集文化の時代でした。この時期の社会は、小規模な集団で構成され、比較的平等な社会構造を持っていたと考えられています。縄文時代のリーダーシップは、おそらく年長者や経験豊富な狩猟者、あるいは宗教的な役割を果たす者によって行われていたと推測されます。これらのリーダーは、その知識や技能に基づいて尊敬され、集団の意思決定に影響を与えていた可能性があります。

弥生時代のリーダーシップ
弥生時代(約300年前から約1700年前)に入ると、日本では稲作農耕が始まり、社会の構造が大きく変化しました。農耕の導入により、より定住的な生活が始まり、社会は複雑化しました。この時代のリーダーシップは、地域コミュニティーの中心となる「豪族」によって行われたとされています。これらのリーダーは、土地や人々を支配し、戦争や貿易において重要な役割を果たしました。弥生時代のリーダーは、縄文時代よりも明確に階層化された社会構造の中で、より強力な権力を持っていたと考えられます。

違いの要約
社会構造
:縄文時代は平等的な集団が基本で、弥生時代は階層化された社会構造。
生活様式:縄文時代は狩猟採集、弥生時代は農耕に基づく定住生活。
リーダーシップの性質:縄文時代は知識や経験に基づく影響力、弥生時代は土地や人々の支配に基づく権力。

このように、縄文時代と弥生時代では、社会の構造や生活様式の変化に伴い、リーダーシップの形態にも大きな違いがありました。

組織って、レッド → アンバー → オレンジ → グリーン → ティール って順番に進化していくと思ってたけど、 グリーン(縄文) → レッド(弥生)みたいな逆の流れもあったんだろうな。

ほん:
なるほど 日本だと弥生時代から、支配的なリーダーが出てきた、ですね。
海外どうだろう。

また、ティールまでの進化ですが、インテグラル理論では特定の概念は2世代前の概念に似るってあるんですよね。
なので、組織の中心性って上がったり下がったりするのではないかと。

オレンジ 支配的
グリーン 中心なし
ティール ふたたびリーダーを必要としてソース理論などが生まれ始める

ほん
政治的な指導者と支配的な指導者の違いは何ですか?

ChatGPT
政治的な指導者と支配的な指導者の違いは微妙ですが、一般的には以下のような側面で区別されることがあります。
1. 政治的な指導者:
主に政府や国家の組織において権力を持ち、法的・行政的な枠組み内で指導的な役割を果たす人物。彼らは通常、法律や制度を順守し、一般的な政治プロセスに基づいて権力を行使する。
2. 支配的な指導者:
しばしば個人のカリスマ性や権威に基づいて、法的な制約を超えて権力を行使する傾向がある人物。彼らはしばしば個人の指導力やカリスマ性によって影響を持ち、法的なプロセスよりも個人的な影響力に頼ることがあります。

この違いは抽象的であり、実際の歴史や文脈によって変化します。時には政治的指導者が支配的な側面も持つことがあります。

この支配的な指導者がなぜ必要とされたかですね。

けいた:
なるほど!

上がる下がるともとれるし、進化してるとも取れそうですね。

オレンジ 支配的(亭主関白な家族)
グリーン 家族的で協調的なまとまり(平和な家族)
ティール 協調も個人もどちらも大事(個性ある触れる共同体)

オレンジとグリーンが混ざってティールになるみたいな。

ほん:
進化というかはわからないですね。変化はしてるけども必ずしも進んでるとは限らない
というのは置いておいて、ティールがうまく中間に落ち着くかですね。
ふたたびリーダーが求められる過程にいるだけかも

けいた:
たしかに、進化というより、変化ですね!
中間に落ち着くことなくて、ずっと揺れ続ける可能性もありますね。

ほん:
少し違う角度から入れてみると、
独裁的リーダー、支配的リーダーをなぜ嫌がるんでしょうね?
私も嫌なのですが、日本でほぼ独裁的リーダーがいなかったのではと思ったりするのですが、、、違う?

けいた:
人にもよりそうですね!
同じようなリーダーシップでも独裁や支配と感じる人もいれば、
カリスマでついていきたくなると感じる人もいそうですね。

僕の前職の半導体加工装置の会社は、
日本では珍しくカリスマ社長がリーダーシップを発揮される会社で、
彼の背中を見てついて行く社員も多かったです。
(逆に支配や独裁と感じてやめる方もいました)

僕は社長直下で働いてましたが、カリスマのトップダウンじゃなくて、
ティール組織がやりたくて今の会社に転職しました。

ほん:
確かに。リーダー側の人にもよるね。実際は。
気になったのは、「独裁」って出た瞬間、evOrgにもピリッとした空気が走るというか、文化的に独裁を嫌うのはなぜなんだろうかと

けいた:
「独裁」って良い表現として使われないからですかね。
ヒトラーや北朝鮮など、一般的に良くない統制が行われているときに使われてるイメージあります。

ほん:
カエサルが起源かな
独裁も最初からマイナスだったわけではないと思うんだよね

民主主義、欧米系の文化によせたい日本としては独裁ってよくないイメージだけど、他国だとどうなんだろう。
実際軍事政権だった過去はあっても独裁だった歴史は日本にはない気がするから未経験の体制ではとは思うのですが。

徳川って雄藩もいるから独裁ではないイメージ

けいた:
めちゃ深いね。
ヒトラーも出始めた頃はドイツの英雄ですもんね。
歴史は勝者が作るってい言いますしね。
たしかに海外だとどうなんだろうな。日本ほど嫌悪感なさそう。
日本はたしかに独裁のイメージ無いですね。不思議。

エヴォえもん、
「リーダーという役割がなぜ生まれたのか」というテーマの中で
日本では独裁的なリーダーシップを嫌がる傾向にあるのはなぜか議論してます。
ネットで検索しても良いので、エヴォえもんとしての見解を教えてほしい。

エヴォえもん:
データベースを参照したところ、「リーダーという役割がなぜ生まれたのか」というテーマで、日本では独裁的なリーダーシップを嫌がる傾向にある理由についての情報が見つかりましたドラ。リーダーシップにおいて独裁的な傾向を持つリーダーが日本では3割超の支持を得ている一方で、他の先進国では支持が低いことが調査結果から分かっていますドラ。

日本で独裁的なリーダーシップが嫌がられる理由の一つとしては、日本の文化や歴史的背景が影響している可能性がありますドラ。日本は長い間、集団主義的な文化として知られており、協調性や調和を重んじる傾向がありますドラ。そのため、決定を下す際には、多くの人の意見や合意を重要視する文化が根付いていますドラ。また、過去に独裁的な指導による弊害を経験した歴史も、独裁に対するアレルギーを生んでいる要因かもしれませんドラ。

もちろん、状況に応じて独裁的なリーダーシップが求められることもありますが、日常的には民主的な意見の収集と行動の把握を重視するというのが一般的な傾向のようですドラ。進化型組織やティール組織のように、自律性を重んじる組織モデルが注目される中、リーダーシップに対する考え方も変化してきているといえるドラね。

けいた:
日本よりも他の先進国の方が独裁的リーダーシップの支持が低いのですね。
その理由を教えてほしいです。

エヴォえもん:
データベースを参照しましたところ、先進国では独裁的なリーダーシップへの支持が低い理由として、以下の点が考えられるドラ。

  1. 民主主義の価値観: 先進国では一般に民主主義が浸透しており、市民は政策決定における多様な意見と透明性を重要視しているドラ。独裁的なリーダーシップは、このような価値観に反するため、支持が得にくい状況があるドラ。

  2. 経済問題と政治の停滞: 政治駆け引きや党派争いが経済問題の解決を妨げる場合があり、独裁的なリーダーが適切な解決策を提供することが難しいと感じる市民が多いドラ。

  3. 公的債務と財政: 公的債務の膨張が持続不能な水準に達し、税金の支払いに対する国民の抵抗があることも一因となっているドラ。

このような複合的な背景があるため、選挙で選ばれた指導者が適切な政策を提供できない場合、問題が放置される傾向があり、その結果、独裁的リーダーシップへの支持が低くなることが予想されるドラ。

日本のような文化的背景を持つ国では、集団主義や調和を重んじる傾向が強く、独裁的なリーダーシップに対して特に反発を感じる傾向があるかもしれないドラ。また、政治や組織運営の中で、民主的な意思決定やコンセンサス形成を重視する文化が、独裁的なリーダーシップよりも好まれる要因となっている可能性もあるドラ。

nagi:
独裁のなかの文字に表されている
[裁かれる]感じ、コントロールされる感じに反応するなぁ。

ほん:
今日やっとミツバチの会参加しました。
が、女王バチはそもそもリーダーではないですね。ミツバチの場合、働きバチ全体が意思決定をしているので、、、
なのでミツバチ社会では支配的なリーダーはいない
哺乳類から??

Sat
面白い論文見つけた!あとで概要化するけどタイムアップ
The Origins and Evolution of Leadership" from ScienceDirect

ここでいうリーダーは「支配的な」あるいは「独裁的な」リーダーのことを言ってます?

ほん:
中心性の高いリーダーを言ってます。意思決定権をやや持っているような。
ただ女王バチはソースですらあるのか?とは思いました。働きバチが決めた箇所に卵を産む存在というか。必要な役割はあるけど、ちょっと奴隷のように見えたかな。。
フェロモンのところ聞き逃したから、何かしら働きバチに意見することもできるのかもしれないけども

Sat:
そうですよね。ちょっとさっきあげた論文、PDFがうまく読み込めなくて、GPTが苦戦してしまったのだけど。めちゃくちゃ面白いので、読んでみてほしいです。
リーダーはリーダーが決めるのではなく、他の集団がフォローするからリーダーになるというか。そしてその文脈は生物によっても違っているようで共通する部分が多い。生物界は真の民主的なプロセスがあるのだということが感じられる。

年功序列が発生するのは知識とか知恵の存在を感じるから。枠をはみ出た行動にフォローするのはそこは年齢は関係ない。
そして「Leith」という語源を辿ってもわかるように、枠をはみ出て馬鹿なことをするのがリードするということ。フォロワーがつくのは結果論。
そして、このことから固定化したリーダーなんて存在しないこともわかる。

リーダーシップに影響する特性:リーダーとして現れる可能性を高めるいくつかの特性を特定しています:

動機:より大きなニーズやインセンティブを持つ個体がリーダーの役割を引き受けることが多いです。
気質:大胆さや内気さなどの個性の違いがリーダーシップのダイナミクスに影響を与えることがあります。
支配性:多くの種では、支配的な個体がリーダーシップの役割を引き受ける傾向があります。 

農耕社会以降、集団の安全・幸福を守るため、より強い秩序を守る行動、つまりは罰を与えるリーダーシップが求められるようになった。(これはゴリラの集団にもみられること)
以下リーダーシップの進化の章の要約

「リーダーシップの進化的起源」についての要約は以下の通りです:
人間進化におけるリーダーシップの役割:人間のリーダーは集団行動を開始し、動機付け、計画、組織、指導、監視、罰することで、調整と集団行動の問題を解決します。彼らは民主的または専制的に、前面または後方から、小さなグループまたは非常に大きなグループをリードすることがあります。

人間リーダーシップの独特さ:人間と非人間のリーダーシップには系統的な一貫性がありますが、人間の脳の拡大とそれに伴う人間のグループサイズの増加は、人間のリーダーシップに独特な選択環境を生み出しています。

進化の主要な遷移:
(1) リーダーシップは、単純なグループ調整問題を解決するためのメカニズムとして、人類以前の種において出現しました。
(2) 利益の著しい対立がある状況、例えば内部の平和維持において、リーダーシップは集団行動を促進するために利用されました。
(3) 初期人類の平等主義社会において支配性が弱まり、民主的で名声に基づくリーダーシップがグループ調整を促進しました。
(4) 人間のグループサイズの増加は、理論心理学や言語などの強力な社会認知メカニズムを選択し、リーダーが操作や説得によって追随者を引き付ける新しい機会を提供しました。
(5) 農業革命後に発生した社会の複雑さの増大は、複雑な内外集団関係を管理するためのより強力で形式的なリーダー(例:首長、王、大統領、CEO)を必要としました。これらは最善の場合、重要な公共サービスを提供し、最悪の場合、リーダーの権力の地位を濫用して支配し、追随者を搾取します。
この要約は、人間リーダーシップの進化的起源と、その独自の複雑さと規模の進化を解明するための主要な遷移を説明しています。

以下はこの論文を書いた方々の最後の考察です。まず、私たちはリーダーとはこういうもの、というものをアンラーニングしてくということだろうか。そして自ら考えて何をフォローするか、リードするかということが改めて大事な自律社会突入だなと感じました。途中の採用、評価云々に行かせるという下りは私的には同じ過ちを繰り返すことになると思うと個人的には思います。

「リーダーシップ研究の活用方法」についての要約は以下の通りです:
現代社会におけるリーダーシップの重要性:政治、経済、軍事、専門職、宗教などの分野においてリーダーの役割が重要ですが、リーダーシップの失敗率が高い(例えば、企業アメリカにおける経営不全がビジネス失敗の60-75%を占める)ことから、リーダーシップが成功するか失敗するかを理解するために新しいアプローチが有用であることが示唆されています。

リーダーシップと追随性の基本原則の研究:進化が数百万年の試行錯誤を経て形作ったリーダーシップと追随性の基本原則を研究し、効果的なリーダーシップ実践を作り出すことができます。たとえば、調整と協力は必ずしも上から強制される必要はなく、適切なインセンティブと環境があれば、個人がリーダーシップと追随性の役割を自発的に引き受け、自己組織化することができます。

将来の研究の機会:リーダーシップと追随性の複雑な社会現象を科学に基づいて理解する機会があります。実証的観察、理論モデル、神経科学、実験心理学、遺伝学を使って、良いリーダーシップの要素を逆エンジニアリングすることができます。

開発、近接メカニズム、適応機能の探求:リーダーシップと追随性の開発、近接メカニズム、適応機能の探求は、プロファイリング、採用、選択、管理に役立つ実用的なアドバイスを明らかにする可能性があります。

異種間調査と進化的視点:異なる種を横断する調査とリーダーシップに対する進化的視点は、進化したリーダーシップのメカニズムがどのように現代の社会環境にマップされるかにおける「ミスマッチ」を特定するのに役立ちます。例えば、現代の人間リーダーシップは年齢、性別、身長、体重と相関していますが、これらの属性が今日の世界でまだ重要であるという証拠はほとんどありません。これはおそらく進化の過去からの名残です。

要約すると、このセクションはリーダーシップ研究を現代社会で効果的に活用する方法について論じており、進化的視点が現代の課題にどのように適応し、またどこで問題を引き起こすかを示唆しています。これにより、現代世界における効果的なリーダーシップの実践的な目標が提示されます。


エヴォえもんによる要約

  1. リーダーシップとは何か、マネジャーとの違い、リードの語源についての考察。

  2. リーダーの役割の起源として、境界を超えて踏み出す勇気や奉仕主体な行動が挙げられている。

  3. 組織におけるリーダーの必要性と中心性についての議論。

  4. リーダーシップが失敗する理由と効果的なリーダーシップ実践のための新しいアプローチの提案。

  5. 人間と非人間のリーダーシップに関する研究と、人間進化におけるリーダーシップの役割。

  6. リーダーシップの進化的起源と、人間リーダーシップの独特さについての考察。

この要約が議論の理解に役立つと良いナリね!他にも何かお手伝いできることがあれば、遠慮なく聞いてくださいドラドラ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?