ワープスペース/Warpspace

WarpHub InterSatと呼ばれる、民間で世界初となる地球中軌道における衛星間…

ワープスペース/Warpspace

WarpHub InterSatと呼ばれる、民間で世界初となる地球中軌道における衛星間光通信によるデータ中継サービスを開発しています。地球観測事業者を見込み顧客とし、必要な時にデータを宇宙から地上へ大容量のデータを迅速に移動させます。 https://warpspace.jp/

マガジン

  • 宇宙兄弟コラボ記事

    『宇宙兄弟』さんとのコラボ企画として、弊社Chief Dream Officerに就任した伊東せりか飛行士にナビゲートしてもらい、自社事業に限らず宇宙産業全体が貢献できるポイントを解説していきます。

  • 展示会/イベントレポート

    出展や参加した海外展示会での所感をレポートにし、宇宙産業の最前線をお届けします。

  • General Contents

  • 宇宙光通信の展望

    このシリーズでは、ワープスペースが取り組む光通信サービスの背景となる技術開発の歴史や課題、市場からのニーズなど、宇宙空間光通信の基本的な概要と特徴について詳しく解説します。さらに宇宙空間光通信が持つ高速通信やセキュリティの利点、技術や装置の一般的な概要にも触れながら、宇宙光通信の未来における重要性についてご紹介していきます。

  • 社内メンバーインタビュー

    弊社メンバーに個別インタビューする企画。なぜワープスペースにジョインしたのか、光通信事業の中で達成したいことなどを深掘っていきます。どんな人が働いているのかイメージしてもらえると思います。

最近の記事

夜のうちに被災地を観測。だいち2号の貢献と4号への期待【伊東せりか宇宙飛行士と考える地球の未来#28】

JAXA入社のきっかけは、恩師と宇宙飛行士とのかかわりせりか:今回は筑波宇宙センターにお邪魔して、だいち2号のミッションマネージャ・祖父江真一さんにお話をうかがいます。 祖父江さん:せりかさん、よろしくお願いします! 僕が宇宙開発事業団(NASDA、現・JAXA)に入ったきっかけは、宇宙飛行士の毛利衛さんが日本人として初めてスペースシャトルに搭乗した際に行った宇宙実験に学生時代の研究室の先生が携わっていたことなんですよ。大学での専攻はロボット制御でしたが、宇宙には漠然と興

    • 【宇宙ビジネス最新動向解説】注目の通信技術、米国最大級のカンファレンスで見える携帯直接接続の展望【ワープスペースCSOが語る:SATELLITE 2024 後編】

       2024年3月18-21日に、世界最大級の衛星産業カンファレンスSATELLITE 2024が今年もワシントンD.C.で開催されました。SATELLITEは衛星関連情報メディアであるVia Satelliteが主催する、1981年から40年以上続く歴史があるカンファレンスで、例年4月に開催されるSpace Symposium、例年8月に開催されるSmallsat Conferenceと並び、米国の宇宙分野では3本の指に入るカンファレンスイベントです。SATELLITEには、

      • 【宇宙ビジネス最新動向解説】SpaceXのレーザー光通信端末市場への新規参入! SDA準拠端末との競合はありうるのか!?【ワープスペースCSOが語る:SATELLITE 2024 中編】

         2024年3月18-21日に、世界最大級の衛星産業カンファレンスSATELLITE 2024が今年もワシントンD.C.で開催されました。SATELLITEは衛星関連情報メディアであるVia Satelliteが主催する1981年から40年以上続く歴史があるカンファレンスで、例年4月に開催されるSpace Symposium、例年8月に開催されるSmallsat Conferenceと並び、米国の宇宙分野では3本の指に入るカンファレンスイベントです。SATELLITEには、世

        • 【宇宙ビジネス最新動向解説】SpaceX、Starshipの試験飛行に成功!!圧倒的な開発速度を支えるのは…政府機関!?【ワープスペースCSOが語る:SATELLITE 2024 前編】

           2024年3月18-21日に、世界最大級の衛星産業カンファレンスSATELLITE 2024が今年もワシントンD.C.で開催されました。SATELLITEは衛星関連情報メディアであるVia Satelliteが主催する1981年から40年以上続く歴史があるカンファレンスで、例年4月に開催されるSpace Symposium、例年8月に開催されるSmallsat Conferenceと並び、米国の宇宙分野では3本の指に入るカンファレンスイベントです。SATELLITEには、世

        夜のうちに被災地を観測。だいち2号の貢献と4号への期待【伊東せりか宇宙飛行士と考える地球の未来#28】

        • 【宇宙ビジネス最新動向解説】注目の通信技術、米国最大級のカンファレンスで見える携帯直接接続の展望【ワープスペースCSOが語る:SATELLITE 2024 後編】

        • 【宇宙ビジネス最新動向解説】SpaceXのレーザー光通信端末市場への新規参入! SDA準拠端末との競合はありうるのか!?【ワープスペースCSOが語る:SATELLITE 2024 中編】

        • 【宇宙ビジネス最新動向解説】SpaceX、Starshipの試験飛行に成功!!圧倒的な開発速度を支えるのは…政府機関!?【ワープスペースCSOが語る:SATELLITE 2024 前編】

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        • 宇宙兄弟コラボ記事
          28本
        • 展示会/イベントレポート
          44本
        • General Contents
          17本
        • 宇宙光通信の展望
          4本
        • 社内メンバーインタビュー
          23本
        • 有識者対談企画
          6本

        記事

          【宇宙ビジネス最新動向解説】近年のモバイル通信市場でのトレンド「Direct to cell」総まとめ【ワープスペースCSOが語る: Mobile World Congress 2024 後編】

           ワープスペースは総務省による2023年度のSBIR推進プログラムに、衛星光通信ネットワークにおける互換性および相互運用性を持つ光通信モデム及びルータの開発の案件が採択されております(*1)。宇宙機器開発全般の傾向として、地上でも用いられている民生品の転用(商用オフザシェルフ:COTS)が重要です。そうした背景を踏まえ、、地上の通信機器の動向を把握するため、ワープスペースCSOの森は2月28日〜29日に、バルセロナにて開催される、携帯電話をはじめとする地上のモバイル通信に関す

          【宇宙ビジネス最新動向解説】近年のモバイル通信市場でのトレンド「Direct to cell」総まとめ【ワープスペースCSOが語る: Mobile World Congress 2024 後編】

          【宇宙ビジネス最新動向解説】ITハードウェア産業における中国の台頭。衛星通信とも密接に関わる、地上モバイル通信機器市場の最新業界分析!!【ワープスペースCSOが語る: Mobile World Congress 2024 前編】

           衛星光通信の提供を目指すワープスペースは総務省による2023年度のSBIR推進プログラムに、衛星光通信ネットワークにおける互換性および相互運用性を持つ光通信モデム及びルータの開発の案件が採択されております(*1)。宇宙機器開発全般の傾向として、地上でも用いられている民生品の転用(商用オフザシェルフ:COTS)が重要です。そうした背景を踏まえ、地上の通信機器の動向を把握するため、ワープスペースCSOの森は2月28日〜29日に、バルセロナにて開催される、携帯電話をはじめとする地

          【宇宙ビジネス最新動向解説】ITハードウェア産業における中国の台頭。衛星通信とも密接に関わる、地上モバイル通信機器市場の最新業界分析!!【ワープスペースCSOが語る: Mobile World Congress 2024 前編】

          宇宙からLiDARで地球を3D地図化!豪スタートアップ創業者に聞く、事業構想【伊東せりか宇宙飛行士と考える地球の未来#27】

          S-Booster 2023出場が創業のきっかけにせりか:タオフィクさんは、2023年に東京で開催された宇宙を活用したビジネスアイデアコンテスト「S-Booster 2023」でアジア・オセアニア賞を受賞されたとうかがいました。Vidi Astraはどんな活動を行う会社なのでしょうか? タオフィクさん:Vidi Astraは、気候変動や自然災害などの対策に役立つデータを提供することを目指して、2023年12月に創業しました。 私は子どもの頃から宇宙に関心がありましたが、オ

          宇宙からLiDARで地球を3D地図化!豪スタートアップ創業者に聞く、事業構想【伊東せりか宇宙飛行士と考える地球の未来#27】

          【宇宙ビジネス最新動向解説】米国で相次ぐ宇宙スタートアップの倒産・レイオフ・事業転換。上場した宇宙スタートアップに待ち受ける資金調達の試練とは【ワープスペースCSOが語る:SmallSat Symposium 2024 後編】

           ワープスペースCSOの森は早速、2月6日〜8日に、アメリカ合衆国カリフォルニア州のマウンテンビューにあるコンピュータ歴史博物館(Computer History Museum)にて開催される、小型衛星事業者向けのイベント「SmallSat Symposium 2024」に参加しました。主催は、人工衛星関連の幅広いニュースを扱うメディアであるSatNews社です。  SmallSat Symposiumは、マネージメントや産業の現場に携わる方々が多く参加します。本稿では現地参

          【宇宙ビジネス最新動向解説】米国で相次ぐ宇宙スタートアップの倒産・レイオフ・事業転換。上場した宇宙スタートアップに待ち受ける資金調達の試練とは【ワープスペースCSOが語る:SmallSat Symposium 2024 後編】

          【宇宙ビジネス最新動向解説】スペースデブリ問題に対する新たな取り組み「Space Traffic Management(宇宙交通管理)」。政府主導の宇宙インフラ整備にも見えるスペースXの存在感とは!?【ワープスペースCSOが語る:SmallSat Symposium 2024 前編】

           ワープスペースCSOの森は、2月6日〜8日に、アメリカ合衆国カリフォルニア州のマウンテンビューにあるコンピュータ歴史博物館(Computer History Museum)にて開催される、小型衛星事業者向けのイベント「SmallSat Symposium 2024」に参加しました。主催は、人工衛星関連の幅広いニュースを扱うメディアであるSatNews社です。  SmallSat Symposiumは、マネージメントや産業の現場に携わる方々が多く参加します。本稿では現地参加し

          【宇宙ビジネス最新動向解説】スペースデブリ問題に対する新たな取り組み「Space Traffic Management(宇宙交通管理)」。政府主導の宇宙インフラ整備にも見えるスペースXの存在感とは!?【ワープスペースCSOが語る:SmallSat Symposium 2024 前編】

          宇宙から500の波長を判別!ハイパースペクトル衛星の貢献【伊東せりか宇宙飛行士と考える地球の未来#26】

          宇宙から地表の植物や鉱物の種類を判別する「ハイパースペクトル衛星」せりか:ディヴィットさん、よろしくお願いします!「ハイパースペクトル」という用語は最近よく耳にするようになりましたし、この連載シリーズでも何度も話題に挙がっています。ハイパースペクトルとはどのような技術なのか、改めて教えていただけますか。 ディヴィットさん:ハイパースペクトルは、光を数百ある波長ごとに分光できるセンサのことです。一般的な衛星に搭載されているセンサよりも波長を細かく分光して観測するので、地表を覆

          宇宙から500の波長を判別!ハイパースペクトル衛星の貢献【伊東せりか宇宙飛行士と考える地球の未来#26】

          おいしい×環境にやさしい。土壌づくりから始める社会課題との共存【伊東せりか宇宙飛行士と考える地球の未来#25】

          我慢しない、環境にやさしい活動を目指して せりか:よろしくお願いします!sorano meはどんな事業を行っている会社なのでしょうか? 城戸さん:sorano meは、衛星データを用いた新たな事業開発の支援や宇宙ビジネスに関する専門的な調査・コンテンツ制作・PR支援などを行っています。 ビジョンに掲げている「わたしたちの日常を、宇宙ビジネスで豊かにする。」の「豊かにする」というのは、経済的に豊かというよりもむしろ、⼼が豊か、穏やかな⽇が続いていくことを表しています。

          おいしい×環境にやさしい。土壌づくりから始める社会課題との共存【伊東せりか宇宙飛行士と考える地球の未来#25】

          【STEE】光通信ネットワークを加速させる技術とは?欧州から見えるブレイクスルーの可能性

           欧州最大級のカンファレンスイベント「Space Tech Expo Europe 2023(STEE)」が2023年11月19日-21日に開催され、7500人を超える参加者がドイツ北西部、ブレーメンの街に集まりました。参加者のバックグラウンドは民間企業や宇宙機関など多様で、トピックもハードウェア、ソフトウェア両方のエンジニアリングに加え、宇宙食に関わるフードテックなど、非常にバラエティ豊かです。  そのような欧州最大の宇宙の祭典に、ワープスペースからは、欧州拠点でシステム

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          宇宙光通信の展望 Chapter 4 「宇宙光通信の各社の動き」

          【宇宙光通信のプレイヤーマップ】宇宙光通信に携わる企業を4タイプに分類し、それぞれの特徴について解説します(代表的な企業を抜粋しているのみで、全てを網羅するものではありません。) 衛星間通信のサービスプロバイダ:データ中継衛星を打ち上げ、地上・衛星間や衛星どうしでのデータ伝送や通信サービスを提供します。データ中継衛星は、LEO(低軌道)、MEO(中軌道)、GEO(静止軌道)のいずれかに打ち上げられます。 LEO:地上・他衛星との距離が近いため、信号を送受信するために必要

          宇宙光通信の展望 Chapter 4 「宇宙光通信の各社の動き」

          【UK Space Conference】英国の宇宙戦略の転換期?National space strategyと宇宙法改正の可能性

           2023年11月21日から23日まで、北アイルランド・ベルファストにてUK Space Conference 2023が開催されました。UK Space Conference 2023は、英国の宇宙産業の業界団体であるUKspaceが主催するカンファレンスイベントです。ワープスペースからはCSOの森が参加し、トークセッションに登壇しました。  UK Space Conferenceの特徴としては、イギリス国内からの参加者が8割ほどとドメスティックな傾向が強く、それ故か、発

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          【NIHONBASHI SPACE WEEK】宇宙通信ネットワークの未来:トップ企業が語る新たな展望とテクノロジーの課題

           本年も、一般社団法人cross Uが主催するカンファレンスイベント「NIHONBASHI SPACE WEEK」が11月27日-12月1日に開催されました。3回目となる今回も、50を超える国内の宇宙関連事業者がブースを出展し、事業紹介や商談が行われ、その勢いは日に日に拡大していました。ワープスペースもブースを出展し、CSOの森はパネルディスカッションをモデレートし、事業開発の國井はピッチを行いました。 各軌道のフロントランナーが語る、宇宙通信ネットワークの未来  森がモ

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          【IPSEC】光通信の街!?西オーストラリア州・パースは深宇宙への窓に

           2023年10月23日から24日まで、オーストラリア西部の街、パースにてIndo-Pacific Space and Earth Conference 2023(IPSEC 2023)が開催されました。IPSECは、今年初めて開催されるカンファレンスイベントで、AIやロボット工学から遠隔操作に至るまで、地球上と宇宙空間の両方で応用可能なあらゆるテクノロジーについて掘り下げ議論することを目的としています。  パースはオーストラリア内でも、快晴の日が多いため、ロケットの射場や

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