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【御礼と雑感】文学フリマ東京37出店と今後の方針と

11/11の文学フリマ東京37おきまして、当方のブースにご来場くださった皆様、誠にありがとうございました。翌日11/12も逗子のSEASIDE MARCHEに出店、そして今週は仕事が多忙でもうヘロヘロ。ということで、忘れないうちに感想を記しましょう。

・今回もたくさんの方にお買い求めいただき、結果的に販売部数、売上ともに過去最高を更新しました。あくまでもイベントの拡大に合わせて増加している、というところですが。ジャンルとしては競馬関連が根強く、次がノンジャンルエッセイ集と新作(有楽町で笑いましょう・お笑い)がトントン。競馬以外のスポーツ本は苦戦しました。

・自分のブース前に柱が鎮座していたので、接客キツくなるかな? という懸念もあったのですが、逆に壁を境に人流のスピードがちょっと落ちるケースもあったので、そのタイミングで声かけすると意外と立ち止まる方も多かったです。ただ、興味が無いのがわかると、パッと去ってしまうのですが……売り文句はもう少し改善の余地がありでしょうか。

・お客さんからの反応も回を重ねるたびに良くなる傾向にあり、これも非常に嬉しい話でした。リピーターの方が徐々に増えていることもです。やはりそこでも競馬本の新作を求める声が強いので、どうこさえていこうか…と思う次第です。

・新作の「有楽町笑いましょう」は初めてお笑いを取り上げたエッセイ集です。イベント序盤は全く見向きもされず焦りましたが、後半からは手に取ってくださる方も増え、概ね部数も消化することができました。何より嬉しかったのは、当日「第一芸人文芸部」のブースを出していらっしゃった、吉本興業の社員さんがお買い求めくださったことです! とりま、非公式芸能本ということですので、深々と頭は下げましたが……(笑)。手にとって欲しい方が手に取ってくださるというのは、非常に嬉しいことです。

・文学フリマ東京は徐々に拡大し、来年5月開催の38では入場料徴収がスタート、そして、来年12月の39は東京ビッグサイトでの開催になります。巨大化と比例して当社の販売部数も伸びているのですが、その一方で「文学フリマを通してのコミュニケーション」が徐々に難しくなっていること、穏やかな会場の雰囲気が変わりつつあることに、アンビバレントな感情を抱いているのも事実です。

・なにより、一旦お店を閉めて他のブースを訪ねる、新しい本に出会うことが非常に難しくなっていることに、頭を悩ませています。今回も事前にカタログで目星をつけ、45分間という短い時間で会場内を回ることに終始しました。「最後の1冊は直感で選ぼう」ということで買った本もありますが、やはり「じっくり買いたければ、売るのを諦めるべし」と。来年5月の38は出店の方向ですが、39は休もうかな? という思いもあります。

・会場内を徘徊できない分、両隣のブースの方々とは仲良くしよう! というのも感じていたので、少しですが実践できてよかったです。右隣のお店は偶然にも、前回も本を買ったところ。左隣のお店は最後の一冊が捌けず嘆いていたところで購入しました。そういう小さなことを大切に……

・あと、「ワラサン出版社」という屋号でやっているわけですが、今回はお客さんからの「本当の出版社なんですか?」という質問が何故か多かったです。架空の団体です。

・これからのワラサン出版社ですが、販売部数や売上を伸ばしたい、という素朴な感情は持ちつつも、どちらかというと「利益を出したい」という気持ちにフォーカスして、運営していこうと思います。そのためには、まず刷りすぎた本の在庫圧縮から手を付けないといけませんが(苦笑)。今回の37も【売上−(印刷費+諸経費)】という勘定ならば、もう少しで黒字になるんですよね(※ガバガバ計算式注意)。準備や販売方法をもう少し工夫して、継続できる状況により持っていきたいですね。

・さて、次回の出店予定ですが、初めての文フリ遠征を敢行します! そうだ、京都へ行こう! ということで、1月14日(日)@京都市勧業館・みやこめっせの『文学フリマ京都8』でお逢いしましょう! ではまた!

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