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自称インディーズスポーツライターの当方がつらつらと記した文章をひたすら載せていくマガジンです
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2018年7月の記事一覧

都市対抗野球へ、ようこそ!【大会総括前編/みんな守安・藤井が大好きだった】

都市対抗野球へ、ようこそ!【大会総括前編/みんな守安・藤井が大好きだった】

守安重工守安・藤井
藤井重工藤井・藤井
守安重工守安・守安
守安乳業守安・藤井

この文字列を見て「作者は都市対抗の見過ぎで頭がおかしくなったのか…」と言われれば、ハイと答えるしかない。
ひとまず、よくわからない方はこちらの記事を一読して頂ければ幸いである。
補足すると「守安乳業守安・藤井」は、「本大会で完封した投手は某乳業メーカーよりビヒダスが15個贈呈される」ことを踏まえ、本大会でひたすら完封

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都市対抗野球へ、ようこそ!【2018.7.21編】

都市対抗野球へ、ようこそ!【2018.7.21編】

都市対抗野球における隠れた魅力。それは「タダで配布される応援グッズ」である。
この大会はチケットだけでなく、グッズもタダで手に入る。何と観客的にはお金がかからない大会だろうか!
手に入るグッズの代表例として、下記の2つは外せないだろう。

・チーム紹介の小冊子
・うちわ

うちわというのが、何とも夏の野球大会という風情が醸し出されてとても良い。
さらに、各チームが嗜好を凝らしてこのようなグッズが追

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都市対抗野球へ、ようこそ!【2018.7.20編】

都市対抗野球へ、ようこそ!【2018.7.20編】

守安重工守安・守安

一体全体、この用語の守安は何なのだ? と思われる方が大半だろう。
これは「三菱重工神戸・高砂に所属する守安玲緒投手が、都市対抗野球で連投している」ことをを称えた標語である。
プロ野球選手を多く輩出している有力地方大・富士大学から社会人野球入り。以降毎年のように東京ドームの先発マウンドに上がり、勝ち進めば次のマウンドも支配する。連投連投また連投。この1試合の積み重ねで、彼はこの

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都市対抗野球へ、ようこそ!【2018.7.15編】

都市対抗野球へ、ようこそ!【2018.7.15編】

HondaがJR四国に敗れる!
大会2日目に舞い降りた、衝撃的なニュース。優勝候補筆頭と言われていたHondaが負けた。しかも、前年の1回戦でコールド勝ちした相手にである。
ダイジェスト映像を確認しただけだが、相手に先手を奪われ、攻めあぐねているうちに突き放される…というものいだった。これが野球の恐ろしさなのか。勝負に絶対などない。

さて、明日のHondaA勢はどうなるだろうか?
というのも、H

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都市対抗野球へ、ようこそ!【2018.7.13編】

都市対抗野球へ、ようこそ!【2018.7.13編】

補強選手とは、難しい立場である。
都市対抗野球は社会人野球チームの大会である一方、その都市を代表するチームの大会でもある。なので、「○○市(※東京都都とか▲▲町の場合もある)代表✕✕社」という表記となる。強いこだわりだ。

その都市を代表する大会という要素のひとつに、僕は「補強選手制度」があると思う。補強選手とは、本大会参加チームが地区大会で敗れたチームから最大3名まで大会限定で加入させたプレーヤ

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都市対抗野球へ、ようこそ!

都市対抗野球へ、ようこそ!

初めてこの大会に足を運んだのは、5年前の7月22日・月曜日。プレイボールは午後1時だった。
1300円を支払って、東京ドームのバルコニー席に辿り着いた。あとで知ったのだが、この大会では「タダ」で入場できるルートもある。だが、初めての僕は全く知らず、この席のチケットを買ったのである。
プロ野球ならもっと値段が張るはずの、見晴らしの良い席。そこから見下ろした光景に、僕は唖然とした。

一塁側も三塁側も

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心地よいプレッシャー ~2018.06.23 ラグビー・日本代表対ジョージア代表戦の個人的雑感~

心地よいプレッシャー ~2018.06.23 ラグビー・日本代表対ジョージア代表戦の個人的雑感~

ジェイミー・ジャパンのかたちが、着実に形成されている。そんな前向きな印象を抱く快勝劇だった。

六月のテストマッチシリーズのトリは、豊田スタジアムでのジョージア戦。ここ数年では年に1回ペースでマッチメイクされており、毎年僅差のゲームとなる。スクラムを中心としたFW戦が得意なジョージアと、バックスの展開攻撃に活路を見いだす日本。均一化されつつあるラグビー界において、スタイルというものを思い出させてく

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