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和良 拓馬
2016年3月21日 22:30
この日の中山競馬場は、パドックに人が集う時とそうでない時があった。前者は藤田菜七子騎手がレースに参加するときであり、後者は参加しない時である。この日のメインレースは皐月賞トライアル、スプリングステークス。圧倒的1番人気馬はロードクエストだったが、圧倒的1番人気騎手は藤田嬢だった。跨がるとすぐに、暖かい声援とカメラのファインダーは彼女に向けられていった。僕もミーハーな心情が抑えられず、ついつい撮
2016年3月21日 07:26
2016年3月18日 23:51
藤田菜々子フィーバーに沸く昨今の中央競馬ですが、僕も20日に中山競馬場に行くことにしました。重賞に挑む藤田嬢……も楽しみですが、最大の目的は異なります。その目的は「約3年ぶりに、サングラスに逢いにいく」というものです。この馬名を聞いたことがあるならば、当方の作品を熱心に読まれているということではないでしょうか。旅行先の函館競馬場で出逢い、紆余曲折を経ながら菊花賞へ挑戦していった一頭の馬。そ
2016年3月8日 23:24
「走る」という行為は非常に奥が深い。まず「走りだす」瞬間について考えてみたい。人が「走り出す」ためには、何らかの強い動機が必要である。例えば、遅刻をどうしても避けたい学生は、授業に間に合うように駅まで全速力で走る。また、彼女に何かを伝えようと彼が目的地まで走るというのは、恋愛ドラマではお馴染みの名シーンである。ところが、自らが「走っている」瞬間と言うのは、何も考えていないことが多い。全力で