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『カルビは飲み物!(ハラミも可)』

人類が進化していく以上、食も進化しています。

そういう話ではないのかもしれませんが、

食べるの大好きな人にとってカレーは流し込むもの。

そして、いつしか

『カレーは飲み物』

と言う(ウガンダさんの名言ですか。)事になりました。

最近では、

『麻婆豆腐は飲み物』

という事にもなっています。

(実際になっている訳ではありませんよ。念のため)

そういうトロっとした食べ物が飲み物認定されるのであれば、

なぜまず最初に

『おかゆ(または雑炊)は飲み物』

と認定されなかったのでしょうか?

それは食べるの大好き人間の好物ではなかったからでしょうか?

『おかゆは食べ物だ!』

と反論されようものなら、

『君は甘酒を飲んだことがあるか?甘酒を君は食べ物と認定するのか?

甘酒にもご飯粒が残っているものがあるだろう。

いちいちそのご飯粒を嚙み噛みしながら甘酒を飲むのか?』

などと訳の分からない理論を展開されたであろう。残念でなりません。

最近では、この進化はスイーツの世界までに及び、

『小豆は飲み物』

なんて言われております。いや、こちらはある程度ちゃんと

飲み物にカテゴライズできそうなレシピに仕上がっておりますが……

この進化は止まりません。

そのうち、口の中でとろけるA5ランク級のお肉なぞ、

食べ物の概念を常に脅かす存在であります。

『カルビは飲み物』

なんて言われる日もそう遠くないでしょう。

もはや口の中でとろける時点で”のどごし”もクソもなく、飲み物の

カテゴリーにすら入らないかも知れません。

そして全ては食べ物ではなく、飲み物になってしまうのです。

『飲食禁止!』なんて言いません。『飲禁止!』です。

『飲食店』なんて言いません。『飲店』です。

『食事』なんて言いません。『飲事』です。

そんな日がもうすぐ迫っているのです。

すいません、迫ってません。

やはり食事はよく噛んでゆっくり食べましょう。

その方が、体にも、さらにはおサイフにも優しいのです。








『カレーは飲み物』
『麻婆豆腐は飲み物』
『あずきは飲み物』

おかゆはのみもの
甘酒に残ってるご飯粒をわざわざ噛むか

なんでも飲み物と化す
口の中でとろける肉はもはや飲み物ですらない

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