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日日是凶日(にちにちこれきょうじつ)

自分と他人は違うもの。
全く同じ人間は二人としていない。
歩む速度も違えば、停まるタイミングも違う。
限界も違えば向かう所も違う。
それが分かっているのかいないのか、
他人をとにかく自分の杓子定規に嵌めたがる。
そんな人々が数多くおります。
確かに、仕事や国家の運営ともなれば
一歩間違えば多くの人を危険にさらすでしょう。
そう言うものに対する厳しい接し方は必要だと思います。
そうでないものでも何でも同じトーンで厳しい方っていらっしゃいますね。
何が言いたいのかと言うと、
「私はもう疲れました。」
とフランダースの犬の主人公のネロのように言いたくなるのです。
世の中色々な人がいますし、自分の能力が低い事も良く分かって
いるのですが、怒鳴られたりすると、
「すいません。殺して下さい。」
と思うのです。そんなに人を不快にさせてまで
私は生きていたくないのです。だから毎日毎日
ビクビクしながら生きています。まあ人間がちっちゃくなったもんです。
そして、委縮してもう何をして良いのか分からなくなってしまうのです。
若い頃はそうでもありませんでした。逆に人にキレる事もよくありました。
因果応報、その反動で今その報いを受けているのかも知れませんが、
いままで色々なキレる人々と接して、もう心が限界を迎えたようなのです。
10年ほど前、下の子が産まれたばかりで、上の子が体調が悪くなり、
病院に連れて行きたいので、午前中休ませて下さい。と上司に伝えた所、
「あなたが病院に行っているあいだ、奥さんは家で寝てるんですか?」
……いや、産まれたばっかりの子病院に連れて行きたくないでしょ?
「あなたが行く必要はないでしょ。あなたがそんな態度なら明日から来なくて結構です。」
と言われ、それまでもかなり高圧的な上司でしたが、これでもう
『ぷっちーん』
と何かが切れまして私はその会社を辞めました。
他人から見たら大したこと無いんでしょうけど、そういう事が長い事続いた
せいで、もうほんとに高圧的な人の前に立てない様になりました。
自己肯定感とかそんなんじゃなくて、とにかく人を怒らせてまで
生きていたく無いのです。多分自分一人なら今頃この世にいないと思います。家族がいるから今があるのだと思います。ただ、収入無くなったら……
と言う恐怖から仕事だけは何とか休まず続けられております。
それもそろそろ限界の様な、まだまだいけるようなそんな行ったり来たりを繰り返している毎日です。
そのうち昔の様に戻るかも知れませんが、
……とりあえず戻り方は分かりません。今の所。
安心できる居場所と言うのが必要なのでしょうね。
プラス経済的な余裕でしょうねぇ。



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