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アホアホ合戦は引き分けに終わるのであるの巻

子供の喧嘩で

『アホ言うもんがアホじゃ』

と言う言い合いがあると思うのですが、

一度この合戦に加わると、

A『アホ言うもんがアホじゃ』

B『アホ言うもんがアホじゃ言うもんがアホじゃ』

A『アホ言うもんがアホじゃ言うもんがアホじゃ言うもんがアホじゃ』

B『アホ言うもんがアホじゃ言うもんがアホじゃ言うもんがアホじゃ言うもんがアホじゃ』

A『アホ言うもんがアホじゃ言うもんがアホじゃ言うもんがアホじゃ言うもんがアホじゃ言うもんがアホじゃ』

B『アホ言うもんがアホじゃ言うもんがアホじゃ言うもんがアホじゃ言うもんがアホじゃ言うもんがアホじゃ言うもんがアホじゃ』

と永遠に終わらない戦いとなります。ですので、足を踏み入れた瞬間に

勝ちはありません。踏み入れない事こそ、最善の策なのです。

先日、

「月収200万稼いでます。稼ぎたくないですか?」

みたいな鬱陶しい副業の勧誘ダイレクトメールが来たので

「私はもっと稼いでます。」

と返したら返事が来なくなったと言う勝ち誇った呟きがございました。

その出来事自体に関しては、

『見事に鬱陶しいやつを撃退してやったぜ』

と言う美談で終わったかも知れません。

でもそれをバカにした調子でSNSにさらす時点で

もう美談ではなくなっている気がするのですね。

言わば、

「やーい、やーい。ここまでおいでー。

あっかんべぇ~。おし~りペンペンッ!

お前の母ちゃんデ~ベ~ソ!」

(皆さん、ご唱和下さい。1、2、3、昭和!昭和ぁ!

(昭和を唱和しました。ああノスタルジー。))

ってやっている事と同じだと思うのです。

誹謗中傷の目的の多くは「マウンティング」「ランク付け」

に起因し、

自分を価値を上げる、あるいは相手の価値を下げる

事をやろうとします。

(この辺りは『悪い言語哲学入門(ちくま新書)』を参考にしています)

自分より苦労していない人間が名声を手に入れているように見える事が

許せなかったり(本当はそんな事無いんですけどね)、

自分が手に入れられると思えるものを他人が手に入れてしまう事が

許せなかったり(本当はそんな事無いんですけどね)、

結局自分が不本意ながら下にいると言う自覚があり、

相手を自分よりも下に位置付けたい願望がそうさせているので、

『誹謗中傷は良くないぞ』とか言ってもなくなるものでは無いわけです。

一番は政治です。出来る限り不平等を無くし、努力が努力した分だけ

報われるような社会にするのが一番です。

そうなれば、誹謗中傷なんて暇な事やる必要性を感じなくなりますから。

許せない行為、けしからん行為をやっている人間がいるとしても

それをさらしてバカにする事でその行為は無くならないと思うのですね。

まあはなから無くそうと言う気はなくて、やっぱり、

「やーい、やーい。ここまでおいでー。

あっかんべぇ~。おし~りペンペンッ!

お前の母ちゃんデ~ベ~ソ!」

ってやりたいだけなのかもしれませんけど。

そのストレス解消は誰かのストレスになる。

そういうストレスの解消の仕方はなるべくしたくない、と思います。

それは自分ちのゴミを誰かの家に押し込めるのと同じですから。

でも人の世はいつでもそうなのかも知れませんが。








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