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ファイナルシーズンくらいリアタイ前に予想してみよう

来たる7月25日、ついにブラックリストファイナルシーズンがスカパーにて日本初放送されちゃいます!!
いや〜どうなってしまうんでしょうか。
やっぱさ、ドラマの感想ブログとか見てるともう楽しみにしてる新シーズンを放送前に予想して今度はこうなるんじゃないかって色々書いたりしてる人多くて、結構面白そうなんよね。なのでせめてファイナルくらいやってみようかなと思うわけです。
とりわけブラックリストは予想すべき所が多そうなドラマでもあるしね。全部見終わったら僕が毎シーズンシコシコ更新していたブラックリスター一覧と共に感想とか書きたいと思っているので、このnoteと照らし合わせてどんだけ予想が合っていたかとか見たいね。

●シーズン10登場ブラックリスター
まずは!現状明らかになっている最新にして最後のブラックリスター達を見ていこうよ。
僕はねーもう本国で放送開始されてからほとんど毎日海外版Wikipediaでエピソードリストが更新されていくのを眺めていたんですよね。
このドラマはその回に追うことになる犯罪者の名前がエピソードのタイトルになるという仕様上こっちで放送されるより前にある程度名前の感じからではあるけどどんなやつが出てくるのかわかるんですよね。
ファイナルシーズンはどんな奴らが出てくるんでしょうか、もう楽しみで仕方がないです。

※No.はエピソード順

No.165:捕鯨士
No.199:フォー・ガンズ
No.200:ハイエナ
No.70:ドクター・レイケン・ペリロス
No.145:フリーランサー
No.38:トロール・ファーマー
No.173:The Postman
No.198: Dr. Michael Abani
No.192: The Nowhere Bride
No.39: Blair Foster
No.167: The Morgana Logistics Corporation
No.182:Wormwood
No.2: Arthur Hudson
No.0:レイモンド・レディントン

いやーこれまた色々おりますね、どんな奴らなんでしょうか。日本版の名前がスカパーの予告で更新されるのが楽しみです。

まず言いたいのがフォー・ガンズ(No.199)ってやつね。あらすじ見る限り多分殺し屋とか暗殺者の類いだと思うんだけど、これ海外Wikiだと「The Four Guns」ってなってて、日本語に直訳したら多分「4丁の銃」ってなるんだけど、正直どうもゴロ悪いよね。やっぱどうしても日本語やからかっこいい単語と英語やからカッコいい単語ってあるわけで、どう訳されるんだろうかって思っていたからこの訳を更新されたスカパーのサイトで見たときはうん!ようやった!とかいう何様感想を抱いていましたね。普通に英語のままが暫定で一番カッコいいよね。難しい判断だったんじゃないかと思うけど翻訳してくれてる人本当に英断やなって思いました。何様なんだよマジで。

そう思うと翻訳って大変だろうけどちょっとそれはそれで楽しそうだなって思った。登場人物の心情に関わるようなセリフももちろん大変だろうけど、こういう人の名前とかちょっとした単語とかも、てかむしろそういう短いワードの方が翻訳する前の言語がおそらく一番しっくりくるものにされているという前提がある中で、他言語で楽しめるようにするためその全てを翻訳することを迫られるって、もちろん苦しい時もあるだろうけど上手い訳を思いついたり苦しい中で最善の案を模索したりするの結構楽しそうだなーと思いました。

いやはや脱線しすぎましたが、ハイエナ(No.200)の回も楽しみにしております。通算200話とかの記念的なエピソードはブラックリスターのナンバーも決まっているしいつもと一味違うエピソードで面白いんですよね。
エイブラハム・スターン(No.100)の回も大好きなエピソードの一つです。伝説のコインを巡ってレディントンが危険でミステリアスな宝探しに興じるという回で、なんかあらすじ見る限りこの200話もそういう謎解きお宝探し回になるんじゃないかなーと予想。

今回はレディントンの師匠で伝説的な逃亡犯であるロバート・ヴェスコ(No9)も絡んでくるようです。恐らくは大富豪の隠し財産を巡ってレディントン&ヴェスコ、殺しも厭わない隠し財産を横取りする専門家ハイエナ、ハイエナの逮捕とレディントンらの不当な利益を阻止せんとするFBIチームの三つ巴の争いになったりするんかなーって勝手に予想してワクワクしております。

●解き放たれた過去のブラックリスター達
そしてそして、ペリロス(No.70)、フリーランサー(No.145)、トロールファーマー(No.38)ら過去のブラックリスター達もレディントンへの復讐のため解き放たれてしまうようです。
前シーズンラストでウージン(No.84)がレディントンの免責契約についてリークを受け、今シーズンはいきなり窮地に立たされるレッドとチームなのでしょうが、特にヤバそうな奴らが解き放たれてしまいましたね。
そういえば俺、ウージンがリーク受けた回見てから誰が復活する可能性あるかなって考えてたんやけど、既に死んでるやつとか個人的な思想で動いてるやつが多くて案外こいつらと何人かしか復活候補いなかったの思い出したわ。

ペリロス(拷問のスペシャリスト)が結構怖いなー。やっぱ拷問の描写が痛々しいんよな。異端者のフォーク装着されてるデンべを見るのが辛かったのに今回またデンべが拷問受けるっぽいからハラハラするなぁ。
フリーランサー(意図的に起こした災害や大事故に巻き込んで標的を仕留める殺し屋)もシーズン8に次いで再登場、こいつマジでやばいんよな、標的を標的と世間に悟られないため大事故や災害などの大量の犠牲者に紛れさせて殺すという手口を好む殺し屋なんだけど、そのためだけにどんだけの被害を出すんだよという。
クリミナルマインドを見終わっていやーこんなに被害者が多いドラマとか漫画ってコナンとか入れてもないんちゃうかなーって思っていた所にシーズン1第2話のこいつによる被害者が3000人に上るって台詞聞いて唖然としたね。

なんかでも、ブラックリスターの発想ってこういうことなんよな、普通なら思いついてもやらないことをやってのけてしまう大胆さというか、いやヤバすぎるだろって笑ってしまうような強烈な設定が面白くってクセになる。ケーラム銀行(No.169)とかもう俺設定だけで好きなんよな、飛行機の中にあって常に空を飛んでるから絶対に強盗されない銀行っていう。

あと、トロールファーマー(ネット上に大量のフェイク情報を流してクライアントの要望に沿った情報操作を行う犯罪者)が来たの意外だったけど、シーズン3でのレッドからの扱いを見るとだいぶお怒りだろうな。しかも前後編で分かれている。
こっから予想だけど、こいつの性質を考えると多分レッドとチームの関係とかをめちゃくちゃにバラしてくるとかなのかなって思う。フェイク情報を流すことを生業にするやつが、今度は世間が信じないような紛れもない事実を流してくるって結構面白そうよな。
思うにここがウージン達復讐のブラックリスターとのクライマックスだったりするのかな?前シーズンラストに発生した問題ってだいたい次シーズンの中盤でクライマックスが来るしね。
そんでレッドの免責契約自体が公になってしまったことで最終回につながる大きな局面に突入したりする…みたいな?まあ今までもバレてないのかな?って思うくらいやったけど、一部の有力者が知ってるかもってくらいやったのかな。
ちなみにトロールファーマーって、元々プロパガンダとか刺激的な虚偽の情報を大量に流す情報工作をする行為とか、組織、その拠点を意味する言葉としてトロールファームというのがあって、そこから来てるっぽい。
トロールファーマーという通り名を本人たちは嫌ってるという設定は、その手のいたずらな情報操作ではなくてビジネスとして真面目にやってますっていうプライドからなのかな?

●アーサー・ハドソンとは
そんでさそんでさ、最終話近くにArthur Hudson(No.2)っているんやけど、こいつは一体なんなんだろうね。このアーサー?ハドソン?て読むのかな、多分だいぶ重要なキャラやと思うのよ。
No.1〜5はドラマが始まった時点で決まっていたってインタビューで見たから、要は最初から登場することが確定していた人物というわけでだよね。
なんとなくの予想としては、ラスボスに位置する人物か、レディントンの本来の名前?今のレディントンになる前の元々の個人としての名前だったりするのかな?って感じかな。
ちなみにブラックリストのもう一つの法則として、番号が若い方がヤバい奴ということだったのだけれど、これはシリーズが進むにつれて形骸化していったらしい。実際近年のシーズンは明らかに100番台後半に偏ってるし。
でも初期は確かにストーリー上の強敵とかは番号が若いイメージがあったな。

●レディントンは何者なのか
結局のところレディントンは何者なんでしょうかね。正直自分の中に明確な考察はないというか、シリーズが続けば続くほどわかんなくなってしまっていたけれど、一個だけ考えていたのが、レディントン=カタリーナそのもの、性転換説があったんですよ。いやふざけてるのかと思われるかもしれないけどもうそれくらいしか思いつかなかったんよね笑
ただ、なんかレディントンが今の状態になるまでに、大掛かりな手術を受けたみたいな説明がどこかにあった気がするんですよね。あそこまでリズに執着する熱量とかも踏まえてワンチャンそうなのかなーってなっていたんですけど、シーズン8でレディントンとアンが事後っぽい感じになってる描写があって、仮にカタリーナだったとしたら手術の程度によって不可能ではないのかもしれないけれどだとしてもそこまで男性的な悦びを積極的に享受しにいくかなぁ?と思って内々にボツになったんですよね。ナチャーロでもだいぶカタリーナを他者として語る口調が多かったしやっぱそれはないだろう。

●結社は絡んでくる?
あと、やっぱ結社も絡んでくるのかな?シーズン3で全面対決になって以降は壊滅はしていないながらもその力を落としたって感じらしいけど、カタリーナの回想と合わせて見る限り世の中のありとあらゆる情報を集めて整理分析運用?してるような感じの組織ってことよな?
結局シーズン3でそのあまりに絶大な権力、組織力に圧倒されてるけど具体的に何をしてる組織なのかよくわかんなかったもんね。レディントン曰く世界中の物価から紛争の発生、終結までありとあらゆる物事に干渉しているみたいな説明があったくらいで。

カタリーナが入ることになった組織が結社そのものって解釈で間違ってないんよね多分、むじーーって思いながら見てたけど。
シーズン3で言われてた冷戦の再開以外にも何か大きな最終目的みたいなのがあったりするのかな?シーズン3でもシーズン8でも“地球規模の陰謀”っていうワードが使われてて、こうも強烈なワードをシーズン跨いでも明確に使うってことはアメリカとロシアとその関係性が各国に及ぼす影響以外にも何か大きな目的を持った組織なんでしょうかね。

●本物のレディントンは生きている?
あとー、もうこれは根拠とかはないんですけど、本物のレディントンが何らかの形で生きてたりってことはあるんでしょうかね?いわゆるジェニファーの父親か、あるいはジェニファーの父親がそもそもレイモンド・レディントン本人ではなかったというか…うう書いてて意味わからんくなってきましたけども…。
いやこれは単にね、さっきも言ったエピソードタイトルを冠しているブラックリスターとは別に黒幕がいたり、そのブラックリスターの名前を語っている別の人物が事件の首謀者だったっていう時折あるパターンをさ、最終回にもってくるってのもアツいなあと思ってさ。たまたま考えついたロマン展開から逆算して導き出した予想なので何の根拠もないですけどね。

要はレイモンド・レディントンを名乗るいわゆる主人公レッドと、もう一人のレイモンド・レディントンが最後の敵として立ちはだかるみたいなさ、ちょっと良くないですか??
でも正直さ、その気になればありとあらゆる展開が可能やと思うんよな。DNA鑑定が済んでる遺骨があるというのもさ、極論その司法解剖とか諸々を誤魔化してしまうようなブラックリスターもいたわけやし。
ていうか、もうほとんどの人の生い立ちとか身分、過去の事件とかも理論上は好き勝手塗り替えられてしまえるのがこのドラマの恐ろしさでもあるよな。軽く思いつくあたりでも

錬金術師(No.101)…特殊な技術で無実の人間に別人の歯形やDNAを注入した上で殺害し、行方を眩ませたい依頼人の死を偽造する犯罪者

ボグダン・クリロフ医師(No.29)…他人の記憶を操作する技術を持った医師

ローリー・シンクレア3世(No.51)…依頼人が同時に2カ所に存在するように見える仕掛けを施して完璧なアリバイを提供する犯罪者

オライオン・リロケーション・サービス(No.159)…表向きは引越し業者。殺害した表のクライアントのIDを裏のクライアントに提供して逃亡を援助する。

この辺りがいれば大抵の不可能は可能にできてしまうよな。事実上全ての考察の可能性を無限大にできてしまう。
とりわけ人の生死の証明に関して錬金術師は反則級の技術を持っているわけだけど、シーズン1のブラックリスターを今更引っ張ってくるのか?とも思いますよね…しかし!元々ブラックリストはあまり人気が出なかったらシーズン2あたりで終わる予定だったらしい。
あくまでそれは最短の話だろうけど、要はその2シーズンでも終われるようにはなっていたわけで、だからこそシーズン1、シーズン2に散りばめられている情報はかなり貴重だと思う。
実際シーズン8になってもう正直みんな忘れてたであろうリズの手の火傷に触れたりしているわけだから、こう長く続いた今となってはある種嬉しい苦しさかもしれないけれど、錬金術師やその他過去のブラックリスターの名前が出てきてもあながちおかしくはないとも思うんですよね〜。
もう一つ、このドラマの面白い所として、あるブラックリスターは別のブラックリスターに何らかの形で関わっていたりする。

倫理論者(No.91)はハンス・コーラー医師(No.33)の整形手術を受けている

ジーナ・ザネタコス(No.152)は少佐(No.75)に訓練を受けた

悪の華(No.151)はイリュージョンの一環としてルイス・T・スタインヒル(No.27)を雇ったことがある

といった感じで、過去のブラックリスターの名前が後々出てきたり、対峙している敵方を追うために芋づる式に別のブラックリスターに繋がることが多いので、それこそ最後の謎に何らかのブラックリスターが関わっていても違和感はないよね。
カタリーナもレディントンを作ったという話のくだりで「多くの犯罪者の力を借りて」って言うてますし、それは現在レディントンの過去に関わったことが確定しているハンス・コーラー医師(犯罪者専門の整形外科医)以外にも関与したブラックリスターがいる事を含んでいるんじゃないかとも思えますよね。

●最後の謎の本質
てゆーかそもそも、誰なのか?という問いはさほど重要ですらないような気もしてきてるんですよね。
既存の登場人物の誰であるかというような話でもなさそうだし、リズやアグネス或いはカタリーナとどういった続柄なのかというのも、答えとして例えばカタリーナには弟がいて〜とかあるかもしれないけどそこは些末な問題なんじゃないかな。
レディントンが何者なのかという謎の本質は、莫大な情報網を持っていて、犯罪のコンシェルジュであり、リズやアグネスのそばで彼女らを守る。
ナチャーロでの言葉を借りるなら、嘘から生まれた本当(リズ、アグネス)を守りたいというカタリーナの願いが生んだレディントンという概念が、一体どのような仕組みで成り立っているのかという所に帰結する気がする。

カタリーナもたびたび回想でレディントンを“作った”という文言を使うし、イリヤ・コズロフがレディントンの口座から大金を下ろす描写がどうも不鮮明というか、ただレディントンを騙っていくつもの口座から大金を下ろしたというわけでもない気がするんよね。
僕らが知っているレッドの怪物的な話術があれば不可能ではない気もするけど、引き落とした本人はイリヤだったわけで、銀行も流石に一定度のセキュリティは設けているだろうし、このとき試験的に行ったのであろうレディントンに“成る”という行為がどういったものかというのが、今のレディントンを紐解く糸口になる気がするんだよね。

ただそこからが正直皆目見当もつかない。整形手術やローリー・シンクレア3世の石膏技術みたいな物を用いて同じ顔の人物が何人もいるのかもしれないし、FBIに現れるレディントンは全て毎回別人なのかもしれない、或いはロボット?バカげてるかもしれないけどジェニュイン・モデルズ(No.176)のことや、このドラマの時折SFチックな展開を見せる幅の広さを鑑みると完全にあり得ないとも言えない。はたまたAI?とか言い出すともうキリないわな。まあもうそこはファイナルに乞うご期待です。

●まとめ
いや〜しかし、これまで200人近い個性的な犯罪者達を生み出してきたブラックリストもこれ以上新しいのが出ないって思うと寂しいですねぇ。
正直本国や配信サービスでの人気もすごいらしいし、スカパーの番宣見てても専用サイトとか作ったりハッシュタグ一番上に来てたりかなり推してくれてる感じがしてるから、やろうと思えばもっとやれるんだろうけど。
レディントン役のジェームズスペイダー曰く「まだまだいけるけれどこれ以上続くとどんどん変容していってしまいそうだからここら辺で綺麗に終わらせたい」とのことです。

確かに謎はだいぶ引っ張ってるし終わり方に関しても最初から明確なプロットがあるようなことは前々からインタビューとかで言ってたし10シーズンでキリ良くって感じなんだろうなぁ。
なんか、クリミナルマインドみたいに新機軸になって帰ってきて欲しくもあるんだけど…個人的に懸念しているのはやっぱレディントンが死ぬんじゃないかってことなんだよな。

色んな主人公を見てきたけれど、レディントンってやっぱ善悪のすごく曖昧な立ち位置にいる人間だから、善いと思えるレディントンも見てきたし、目的のために悪の側で動くレディントンも見てきて、悪は死ぬべきと思ってるわけではないけれどみんなでホームパーティしながら笑顔でエンドロールというビジョンは中々浮かびづらい。
仮に死んでしまったとしたら新しくブラックリストが始まるとしてもレディントンがいないブラックリストを、受け入れられないとかワガママ言いたいわけじゃないんだけどまだ想像できないんですよねー。
まあ、これまで何シーズンにもわたってレディントン、リズ、FBIの面々を取り巻く環境は気が遠くなるほどに変わってきたけれど、それでもやっぱりブラックリストとしての面白さは常に健在だったから、あまりに気の早い杞憂なのかもしれませんけど…まあまずは、ファイナルを見届けようや!!!

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