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人の計画を神が笑って、神は突然微笑んで

やあやあやあ

いつからやろうとか明日からやろうとか、これが終わったらやろうとか、そういう計画は立てたい奴だけが立てれば良いんです。

好機は突然訪れるし、今日もどこかで善人はこの世を去る。向かいの席の美女は微笑みかけてきたかな?慌てず密かにそれでいて情熱的に手を振るべきだろう。

何が言いたいって、またぼちぼち日記チックなことやっていこかなおもてね。

ブラックリストの感想書き終わってからと思ったけど中々進まないし、もうこっちから始めてしまおう、いや始めるというか、再開なのかな。

今年の目標はですねー、自分の性格を鑑みるに常に積極的に選び、決める側にいるんだと最近思うわけで、それを忘れないように色んなことを選んで、決めていきたいですね。
順序などゲームのナンバリングと料理以外では気にせずにバンバン取り組んで行こうってことですね、何事にも。

とりあえず、Dr.HOUSEが面白過ぎるって話をしたいね。

医療ドラマは見たことがなかった。医龍とか、ドクターXとか気になってはいたんだけど、重い腰を上げることができずにいた。
22シーズンもある相棒を1年半かけて見終わった直後だった。
ベターコールソウルは最高だったし、ブラックリストはファイナルシーズンを迎え無事終了(感想を書き始めてずっと止まっている)、気になるのはいくつかあったけどどうしようかなと足踏みしていたとき、ネトフリにDr.HOUSEが追加されていることに気付いた。
出会いはいつも運命的だ、元々興味があってWikipediaも調べたことがあった僕の指は、迷わず再生ボタンに飛びついた。
主人公グレゴリー・ハウスの声は木下浩之。当時サイコブレイク2をプレイしておりあのセクシーでインテリジェンス溢れる木下ボイスを堪能していた僕にとっては願ってもないワクワク吹き替えキャスティングだった。

偏屈で頑固で皮肉屋、診察を嫌い口癖は「患者は嘘をつく」。そんな捻くれていながらも腕は立つ医者ハウスが、原因不明の症状に苦しむ患者達をあらゆる観点から推理して病名を導き出して救っていく。という感じのストーリー。

コンセプトは医療探偵というような感じらしく、実際原因となる病を特定しようとあらゆる可能性を助手達とともに探る過程は推理モノに非常に似ている。

もちろん飛び交うのは数多の医療用語と病名なので見ている僕らもそれ自体はさっぱりなのだが、その手のドラマで肝心な驚きの部分、ああそうだったんだこういうトリックだったのか、とかこいつが犯人だったのか、というような部分は専門用語を知らない僕らでもなるほど、と思うような説明が成されるようになっている。

その構成の妙を今僕が説明するのは打って変わって難しいのだが、要は単に病名を特定するだけじゃなく、特定を困難にしている他の要素も複雑に絡んでいて、それが実は僕らにも馴染みがあるような日常の行為や習慣が原因だったり…と、知識がなくても驚きが成立するような作りになっていて医療ドラマに馴染みがなくても楽しめる。

加えてキャラが良い。助手たちも真面目、自信家、マイペースな優等生など、様々なキャラがいて単にハウスに従順なわけではなくむしろ常に意見をぶつけ合い衝突するような関係性である。人の命に関わる議論であるからこそ尚更お互いの信念や考えが火花を散らすほどに激しくぶつかり合う様は見ていて飽きがこない。

そしてハウス。もう彼が最高過ぎる。木下ボイスでつらつらと並べられるセンスバキバキの皮肉や嫌味はあまりに痛快で、通常の掛け合いを見ているだけでもついつい巻き戻しボタンに手が伸びる。掛け合い自体が最高なのでもはや見るのを辞めるタイミングがないほどだ。
エピソードのメインの患者とは別に、ハウスの嫌がる診察タイムで相手にすることになるどこか間の抜けた患者たちとのハウスの投げやりなやり取りも個人的に楽しみにしているポイントである。

そして何より、彼の病に対する謎解き(患者の肉体的な救済)への執着心だ。
まだシーズン1の途中なので全貌は不明なのだが、とにかく患者を生かすことを諦めない。生きる権利を放棄させない。助かる可能性が僅かでもある限り、大人しく最後を受け入れるなんて考えなど到底賛同しないというような姿勢を持つハウスが、シスターや思春期の学生、著名なミュージシャンなど、多種多様な立場、生き方をしている患者たちの、生死の境を目の当たりにしているからこそ炙り出される剥き出しの死生観とぶつかり合う様は本当に毎度毎度心を揺さぶられる。

何が恐ろしいって、今まで見てきた中で全部が神回なんですよ。エピソード一つ一つが最高。
今年は変革の年にしようと生まれてから毎年決めているので、今後はいろんなドラマを並行して見たり、映画も積極的に見てみようと思っているのだけど、合間合間でドクターハウスに戻ってきたらまたも神回、またも神回で困る。
ドクターハウスがこの世に存在すると知ったその日から毎日が幸せで仕方ないんですよね。シーズン8でファイナルだから噛み締めて視聴していきたい。

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