あらた夜

深夜三時
ひんやりとした空気が頬を触る

換気扇の音だけが響く世界

欠けている月
太陽にありがとうと言ってそうだ

僕はこの世界が好きだ

人がいない澄んだ空気
夜空の光が一直線に目に届く

誰の声も聞こえない
誰のことも気にしなくていい

照らされている月に照らされる僕
僕にはそのくらいがちょうどいい


騒がしいよ

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