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写経やってみた

人生初の写経に行ってきました。 

行ったのは、高野山の東京別院。
弘法大師様を拝んでから、写経場所へ。

写経場所は、お線香の匂いが広がる、静かな部屋。お坊さんから、写経の紙と筆ペンを受け取り、説明を受ける。
合掌しながら心の中で経文を唱えてから、いざ写経へ。

経文の意味は全くもって分からないのだが、静かな、お線香の匂いでいっぱいの部屋で、一つのことに集中するというのは、とても贅沢だと思った。

写経している時に頭によぎったのは、中学卒業まで通っていた習字教室のこと。先生や、一緒に通っていた友達、教室が終わってからよく遊んでいた公園、硬筆・書き初めで賞を取るために必死に書きまくっていたこと、など。懐かしい思い出を沢山思い浮かべながらの写経になった。

ふと、こんなに「字」に向き合ったのはいつぶりだろうかと考えた。日常生活で文字を書く機会も減った今。一つ一つの文字に向き合い、ゆっくり丁寧に書くというのは、それこそ習字教室に通っていたとき以来なのではないかと思った。

写経を体験して、知ったのは
普段「やらなければならないこと」が頭をよぎり、本当の「集中」ができていなかったこと。
写経本来の目的では無いのかも知れないが、「一人で集中する」「自分と素直に向き合う」ことが写経をすることで、できるのだと知った。

また他の場所で違う経文の写経にも挑戦してみようと思う。


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