見出し画像

【コラム】結果よりも過程を楽しみたいなと感じた話

①前置き

皆さんご無沙汰しております。中国のドキュメンタリー制作会社和之夢です。長い間更新できておらず申し訳ございません。

今回の結論はタイトル通り、人生、結果より過程のほうが大切だということです。それにどのようにして気づいたか語ろうと思います。

②俺、筋トレやめるってよ

私は4月から契約していたフィットネスジムに全くいかなくなってしまいました。筋トレのモチベーションが0になってしまったのです。

じつは私、大学生の時にも同じ経験をしているんです。大学1年の2017年4月から私はボディビルの大会に出るために身体づくりをしていました。当時は週に6回のペースでジムに通い一日に5回ご飯を食べる、そのような生活をして63㎏しかなかった体重を1年間かけて80㎏まで増やしました。そこから2018年の10月に控えているボディビルの大会に参加するために5月から減量を開始したのです。しかし減量を始めてから数週間で違和感に気づきます。

筋トレが楽しいと感じなくなってしまったのです。
 
その原因を分析すると、自分は筋トレそのものが好きではなかったという結論に至りました。筋トレをすると筋肉の水分が増えて筋肉が瞬間的に大きくなるパンプアップという現象が起こります。自分はそのパンプアップの瞬間に鏡を見て自身の筋肉の成長を確認することは好きだったのですが、筋トレそのものの過程は好きではなかったのです。そうして大会への出場は断念し、筋トレへの熱が一気に冷めていきました。
 
大学を卒業して今年の4月からも筋トレをなんとなく再開していましたが、結局半年も経たずに行かなくなりました。それはやはり筋トレ自体が好きになれなかったからです。

③日本ダービーに情熱を注ぐ者たち 

この間、NHKのドキュメンタリー番組、『ドキュメント72時間』を見た時に過程を楽しめるかどうかが重要だと再認識しました。内容は競馬の日本ダービーのために1週間前から場所取りをしている観客たちへの取材。稼げるかどうかも不確定、レース自体も2分半しかないにも関わらず、大好きで仕方ないダービーのために長時間並び続け、連帯感や達成感が生まれる場面をうまく描写していて非常に見ごたえのある内容でした。その中で司会者の山田五郎さんの言葉がとても印象に残っています。
 
ものってさ、やっぱ過程なんだよね。だってただ単にダービーを博打と捉えればあの260万の人(馬券を購入しただけで、並んでもおらずレースすら見てない人が260万円当てていました)が正解でしょ。それが一番コストパフォーマンス高いんだけど、だけどどっちが楽しんでいるかっていうと、多分5日並んだ人のほうが楽しんでるんですよね。結果だけじゃないんだよね、物事」

④なんで中国語好きなんだろう 

自分と中国語の関係もこれと同じです。自分は中国のこの大学に入りたいとか、この検定に受かりたいと考えて中国語を勉強したことは一切ありません。中国語を学んでいる過程が楽しくて仕方ないのです。中国語のYouTubeを見てわからない単語を調べて発音の練習をし、学んだ中国語を使って中国人の友人と会話する。友人の中国語が聞き取れなければすぐに教えてもらって辞書にメモをする…。この一連の過程が楽しい、ただただ楽しいんです。なので自分は中国語の学習が大好きなんだと胸を張って言えます。
 
自分は筋トレは好きとは言えなかった。でも中国語の学習は好きと言えます。自分は「過程そのもの」を楽しめているだろうか?ということが自分がそれに向いているのか否か、もしくは好きと胸を張って言えるのかどうかの指標になるのでないでしょうか?人生は過程を楽しめることを探求する長い旅なのかもしれないですね。

それでは今日はこのへんで、再见!!!


文字 | 麻辣烫



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?