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本当はビーガンを称賛すべきなのに、なぜ人々は彼らをけなすのだろうか

サバイバルもただ極限状態にあるというだけで、普通の人生と同じである(中略)人に面倒をみてもらおうとは思わない。自分の面倒は自分でみることに慣れており、突如襲ってくる苦難には正面から向き合う。だから重大事が起こっても、普段と変わることなく対処する(中略)迷子ではないということは、単に元の場所に戻れるということではなく、たとえどんな場所にいても自分を見失っていないということである(中略)最大の脅威に直面しながらも、サバイバーはこういう瞬間に、自分の幸運を感じる(中略)金からも、贅沢な生活からも、遠く離れた場所に、ぼくはひとりで座っている。それでも豊かさを感じる

この話のおかしいところは、わたしがこの間ずっと、自分が歩けるとわかっていたくせに、役どころにあまりにもすばやく完璧に順応したため、自分の独善があまりにもリアルに感じられ、腹を立てるべき正当な理由があると思い込んでいたことだ。そしてひと騒動が終わると、わたしたちは手荷物引き取り所でバックパックを受け取り、映画「ユージュアル・サスペクツ」の謎のギャング、カイザー・ソゼのように、何ごともなかったのように軽やかに立ち去ったのだった。

疑いが深いほど悟りも大きくなる。疑いが浅いほど悟りも小さくなる。疑いがなければ悟りもない。───C・C・チャン『禅の修行(The Practice of Zen』

周辺には優秀な物見の客が多くいる(中略)彼らを自軍の近くに呼び寄せたことが、かえって物事をよく見えるようにしてしまったのです。旗印におかしいことがあると、次々に報告が入ります(中略)ネット空間の意見は玉石混淆。賢者もいれば愚者もいて、誰もが等しく意見を発言・発信できます。その中でときどき、日本人特有の「空気を読むのがうまい」人が現れます。それが賢者という人々

リサーチでは、ギバーはマッチャーやテイカーより、直感的に相手の真意を見極め、他人を正確に判断できることがわかっている。ギバーのほうが、人の振る舞いや考え、気持ちに敏感なので、テイカーのてがかりを見つけやすいのだ。また、ギバーはふだんから人を信用しやすく、そのせいで他人のさまざまな振る舞いを見る機会が多いというのも、真意を見極めるうえで有利になっている。

存在しない陰謀

「陰謀論は多くの魅力的な疑問にスポットライトを浴びせる───だが、意味のある答えには、ほとんど光を当てない」(中略)陰謀論は、架空の陰謀家という生贄をつくることで、現実的で修正可能な人々の注意をそらす。存在しない陰謀と戦っている。だから、あなたは陰謀論に勝てないのだ(中略)あなたが不都合な事実を正当化しようとするならば、陰謀論を使うのがよい。

ハーバード大学地球工学部デイヴィッド・キース教授とカリフォルニア大学システム科学部スティーブ・J・デイヴィス教授は各々で「ケム・トレイル」のペテン解明。苫米地英人博士は人工地震のペテンを解説されています(著書名失念)

因果関係はないと再三訴えているにもかかわらず、そうした噂が治る気配はない。また、今も語り継がれている話はほかにもある。いわゆる「ケム・トレイル」論(各国政府が飛行機を使って大気中に有害な化学物質や病原菌をばらまいているという陰謀論)などは、その筆頭(中略)話の内容には科学的に筋の通るものもあり、水質や環境問題に焦点を当てている点など惹きつけられる部分も多い。

肉を食べないことは個人の炭素排出量の削減に役立つ最大のライフスタイルの変化であると考えられている(中略)本当はビーガンを称賛すべきなのに、なぜ人々は彼らをけなすのだろうか

原子力産業がCO₂温暖化説を企んだ歴史的事実↓
ヴィーガン

(※イギリスのミルトン・キーンズにあるオープン大学のマシュー・コール)が「ヴィーガフォビア」と呼ぶもの───ヴィーガニズムおよびヴィーガンに対する嫌悪───に関する論文をいくつか書いている。ヴィーガンであることを隠そうとする多くの人に会って、私は彼の論文に興味をもった。メディアに広まるヴィーガンに対する型にはまった悪いイメージを、マシューは五つのカテゴリーに分類した。「ヴィーガンは、敵対的、感傷的、優柔不断、流行を追いかけているだけ、あるいは単なる愚か者と表現されています」(中略)私たちには、本当はセックスロボットもヴィーガンミートも必要ない(中略)回転ずしチェーン店「スシロー」などを傘下にもつフード&カンパニーズ社が、培養魚肉の商品化を目指すスタートアップ企業、ブルーナル社との提携を発表 ※引用者加筆.

日本人が菜食主義、ベジタリアンになる必要性は、健康面だけでいえばほとんどなく、むしろ危険があるといわざるを得ません。その理由ですが、第一に肉のレバーや魚卵、うなぎなどに多く含まれる葉酸やビタミンB12などのビタミンB群の吸収障害のある人が、とても多いからです。

自分を怒らせた相手への復讐の方法を考える(中略)自分を怒らせた相手に対し、どのような復讐をすれば、一番効果的であるかを考えるのです。手の込んだ復讐方法であればあるほどよいでしょう。それだけ頭を使うからです。たとえば、仕事の関係者の行動に腹が立ったなら、「どのような人に、どのような言い方で相手の落ち度を伝えたら、相手がもっとも困るか、不利益をこうむるか」を一生懸命考えるのです。もちろん実行する必要はありません。考えているうちに、前頭前野の働きが活性化され、怒りという感情が治っていくはずです。

最近私は、私のことならなんでも知っていて、懇意にしている精神科医のレオナルドと同席したときに、私のもっとも長く続いているサイコパス的行動は何か、ということを彼に尋ねた(中略)私は彼に復讐はサイコパスの特徴の一つか、と聞いてみた。誰でもある種の復讐を追い求めようとするもんだよ、と彼は言った、誰かが君に悪さをしたら、怒ったり、この者と対決したり、報復しようとするのは正常なことである、と。そこで彼は聞いてきた。私はどのように怒り、復讐しようとするのか、と。私は答えた。誰かが私をひどく怒らせた時には、私は即座に怒りを押さえることはできる。もし私のことをよく知らない者なら、私が腹を立て、多分に当人にひどい怒りを覚えていることには気づかないであろう。怒りの噴出を押さえ、復讐心を隠してしまうことには私はひどく長けている。何年も復讐を先延ばしすることもできる。しかしある時点で、当人がまったく予期していないときに、復讐してやる(中略)人が私に仕事上でも職業上でも、あるいは個人的なことでも何か悪さをしたら、私は最後には彼らをとっちめてきた。私にとって、それは面白いことである。というのも彼らは実際何が起こったのか、理解できないからである (その詳細は語れない。というのも実際に幾人かに見事に仕返しをしてやったからである)。私はされたことに見合う復讐をすることに細心の注意をはらっている。多くも少なくもなく、である。また誰に対しても身体的に傷つけることには私は関心がない。私のこの説明を聞いて、精神科医のこの友人は明らかにショックを受けた。そして彼は私に、彼を動揺させるほど冷酷に自分の特徴を話してくるとは、と言った。戦略的に復讐を先延ばしできる能力はわたしのもっともサイコパス的特徴であると彼は語った。

ユーモアとは悲劇に時間を加えたものだ。───マーク・トゥエイン↓


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