危機において発揮されるユーモアのセンスは「贅沢ではない」とリーチは言う。「生き抜くための不可欠な能力である」(中略)生き抜くために絶対に忘れてはいけないのは、「どんなことでも起こりうる」ということである(中略)キャラハンにサバイバルを可能にしたもうひとつの要素は、彼がすべてにおいて周到な準備をしていたという点である(中略)経験も豊富で、本もたくさん読んでいた(中略)どういった種類のサバイバルであっても、生き抜くためのユーモアのセンスは欠かせない(中略)突然危機に襲われても、サバイバーの知覚と認知作用は機能しつづける。細部にわたって認識し識別し、そこに美しいもの、ユーモラスなものを見分けることすらある。