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地球の裏側で日本語を学ぶ人々

先日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスから南東に50kmのところにあるラプラタというところに行ってきました。

目的はラプラタ大学で日本語を学ぶ学生の方々との交流。ラプラタ大学は国立の大学で、1897年に設立されたとのこと。

土曜日の午前にも関わらず、多くの人が日本語を熱心に学ぶ姿に感動しました。また、年齢もバラバラで働きながら勉強している人が多い印象を受けました。

アルゼンチンに来て、スペイン語を一から学び苦戦している身としては、日本語を一から学んでいるアルゼンチン人にマジ脱帽です。日本語はアルファベットではないし、ひらがな、カタカナ、漢字を一から習得しなければいけません。

中でも交流をさせていただいたクラスの学生さんたちはめちゃくちゃ上手に日本語を話していました。

そして、「日本で漫画家になりたい」「映画監督として活躍したい」「弁護士だったけど、翻訳家になりたくて勉強を始めた」など、みなさん大きな夢をもって勉強していました。

後半は文化の違いの話になりました。漫画やアニメから日本の様子を知って色々驚いたことがあったようです。まず印象的だったのが、日本の治安のよさがすごいということです。

道に置いてある、「自動販売機」「チャイム(おそらく玄関にある呼び鈴?)」「ゴミ箱」などはアルゼンチンなら持っていかれる!とのこと。自動販売機、どうやって持ってくん!?と一瞬思いましたが、たしかにアルゼンチンで自動販売機は見たことがないことに気づきました。

日本に住んでいたら当たり前ですが、日本の治安のよさは誇れることだと思います。

一方で、日本人の疑問に思うところは「距離が遠い」ところ。アルゼンチンでは親しい人と会った時にベソと言ってほほをくっつけてスキンシップをとる習慣があります。それが当たり前のアルゼンチン人からすれば、日本人の人と人との距離の遠さは不思議なのだと。

また「先輩後輩の関係」も不思議だということです。アルゼンチンでは先生にも「チェ(親しい間柄での呼び方)」「ボス(君)」などと声をかけます。上下関係というものはないと主張されていました。

最後に好きな人に「告白をする」という習慣は意味がわからないとのこと。そんな儀式はなく、気が付いたら始まっているとのこと!

異文化交流、めちゃくちゃ面白かったです。語学を学ぶ熱心な人たちと会い、スペイン語学習のモチベーションがさらに上がりました。ラプラタ大学のみなさん、これからもがんばってください!私も頑張ります。上の写真は大学内のカフェのパンとコーヒーです。大学の自由な雰囲気、いいですね〜。

挑戦する人たちに刺激を受けました。
(Me inpiran las personas que asumen desafios.)

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