「なぜ人間は〈働く〉ことでカネも承認も社会的な役割も得ようとしてしまうのか」という問題を考える
昨日は PLANETSCLUB に阿部真大さんをお招きして、現代における「労働」の問題について講義してもらった。阿部さんは2006年に『搾取される若者たち』でバイク便ライダーの労働実態の調査を背景に「自己実現系ワーカホリック」という問題提起をした。これは今で言う「やりがい搾取」という言葉の原型になったもので、阿部さんこそが最初にこの問題を指摘した人物だと言えると思う。
その阿部さんの近年の研究を一般向けにまとめたものが、昨年出版された『会社のなかの「仕事」 社会のなかの「仕