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さわかみ関西独立リーグに所属する和歌山ウェイブス🐋 濱中治GM・西村憲監督のもと選手た…

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さわかみ関西独立リーグに所属する和歌山ウェイブス🐋 濱中治GM・西村憲監督のもと選手たちは日々躍進しています。そんな選手たちの人となりを世に発信していきます✍️ #和歌山から世界へ

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  • ミカン戦士〜青き野球人たちの成長日記〜

    まだまだ未完成な和歌山🍊の戦士たち⚔️ 青き野球人たちがプロ野球選手になるまでの道のりを書き記していきます✍️

最近の記事

EP7.【平野仁志#26】

欲しいピッチャーと思われたくて良いピッチャーの条件とは一体なんだろう。 球速、制球、奪三振率、与四死球率。 試合を作れるか否か、勝てるか否か。 どれも間違ってはいないと思うが、平野が描く良いピッチャー像はどれも違う。 “欲しいピッチャーと思われるかどうか” なるほど、哲学的な答えに深く考えさせられた。 大学卒業とともに富良野ブルーリッジへ入団。 兵庫ブレイバーズと富良野ブルーリッジの合同トライアウトを受けての結果だ。 高いレベルの人とプレーしたい。 闘う人への憧れ

    • EP6.【馬場尚輝#27】

      8年ぶりの公式戦出場大学卒業後、富良野ブルーリッジへ入団した馬場は、その後二年間すながわリバーズ(共に北海道ベースボールリーグ・以下HBL)に在籍。 そして今シーズン新たに和歌山ウェイブスへと入団した。 高校・大学時代で出場機会に恵まれなかった過去もあり、独立リーグでは実に8年ぶりの公式戦出場となった。 高校入学時には可能性を広げるべく、投手・野手両方を視野に入れていたものの、次第にバッティングを買われて野手に専念。 高校一年時、驚異のスイングスピード140km/h(N

      • EP5.【河田岳晴#6】

        野球は楽しむものじゃない24歳で飛び込んだ憧れの独立リーグ。 “お前じゃ無理だ”、“成功しない” 側から見ると遅すぎる挑戦に、周りの反対は大きかった。 「(関西独立リーグの)試合には何度か観に来ていた。スタンドで眺めていた選手と一緒に野球をできることが楽しみだった。」 自分に自信を持てずに歩んできた野球人生。 思い返してみると、中学生の頃からの厳しい指導が今でも影響を受けている。 当時90人近い部員数がいる中、正捕手としても試合に出場していた中学時代。 関東大会出場な

        • EP4.【竹鼻優斗#2】

          腐り荒んだ昨シーズンキャンプ最終日の練習前。 呼び出された監督の前に、何の気構えもなしに立つ竹鼻は、突然のキャプテン任命を言い渡された。 「何かの冗談かと思いました。」 自分でも驚くほどのその言葉は、確かに昨年までの姿を知っている人からすると大出世なのかもしれない。 2021年。 当時の和歌山ファイティングバーズ(2023年和歌山ウェイブスにチーム名変更)に入団した竹鼻は4年目のシーズンを迎えている。 現在所属している選手の中で和歌山歴は最長だ。 19歳で経験した初めて

        EP7.【平野仁志#26】

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        • ミカン戦士〜青き野球人たちの成長日記〜
          7本

        記事

          EP3.【小﨑雅斗#18】

          先発への強いこだわり菅野智之、山本由伸、田中将大。 背番号18と聞いて思い浮かべるピッチャーは誰だろうか。 プロ野球界では“エース”と言われるピッチャーがつける背番号には、やはり特別な思いが込められている。 昨年の和歌山ウェイブスも同様。 昨シーズン15勝、134奪三振(共にリーグ最多)を記録した西垣(現・北九州下関フェニックス)はまさに18番にふさわしい成績を記録。 小﨑は今年、その背番号を自ら背負うことを決断した。 昨シーズン1年目ながら8試合に先発。 勝敗を分け

          EP3.【小﨑雅斗#18】

          EP2.【唐澤賢汰#48】

          130km/hの面白さ2023年3月。 当時外野手として活躍していた唐澤は、急な投手転向を決意した。 大学4年生になる直前だ。 生まれつき目が良くなかった唐澤は、5歳のころに外斜視の手術を経験。 その後も重なる目の病気に悩まされながらも野球を続けてきたが、野手としてプレーするには不便さが拭えなかった。 そんな中、お世話になっていた大学の先輩からある方を紹介された。 社会人ながらもMAX150km/hを超えるその人は、まだ共に練習をして日が浅いにもかかわらず、唐澤のポテンシ

          EP2.【唐澤賢汰#48】

          EP1. 【堅木大輔#1】

          成長期真っ只中の20歳 2人の兄を追って飛び込んだ独立リーグの世界。 和歌山ファイティングバーズ(前・チーム名)に入団が決まったのは高校三年生の秋だった。 高校卒業後すぐに迎えた独立リーグ一年目のシーズンでは、お世辞にも目を引くような結果は出せず終了。 残した安打はわずかに2本。 この年チーム内トップの深谷(54本)との差は歴然。 打席数で言ってもわずか22。 チーム内トップの藤原(224打席)と比べると十分の一にも満たない数字だ。 親元を離れた18歳が経験した苦す

          EP1. 【堅木大輔#1】