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自分だからこそ、できることをやる。

個人的な想いを書きます。


この数日、所属するookamiのスポーツエンターテイメントサービス、Player!で「エア高校選抜ハンドボール」という取り組みを行なっています。

新型コロナウイルスの影響で中止になってしまった、全国高校ハンドボール選抜大会に出場するはずだった高校チームにエールを送ろう。そんな取り組みです。

高校生ハンドボーラーにとって、春の選抜大会はかけがえのないもの。私たちPlayer!は、高校ハンドを応援したいです。高校生ハンドボーラーを、彼ら彼女らを支えるチーム関係者やOBOG、保護者の皆様を応援したいです。そして、ハンドボールファンの皆様が、少しでもハンドボールのことを話して楽しんで欲しいです。

そんな想いを込めて、Player!ではエア高校選抜ハンドボールを開催いたします。
プレスリリースより)


いま、スポーツ界はかつてない状況に直面している

世界中で様々なスポーツイベントがストップしています。

セリエAやプレミアリーグ、NBAが中断、メジャーリーグの開幕が延期。サッカー欧州選手権(EURO)や南米選手権(コパアメリカ)の開催が1年延期、世界フィギュアは開催中止となりました。

日本でもJリーグやBリーグの中断、NPBの開幕も大きく延期しています。

東京オリンピックも約1年の延期が決まりました。


周囲を見ても、日本を見ても、世界中を見ても、スポーツがストップしている。スポーツができない。こんなに「スポーツがない」日常は初めてかもしれません。

「1年延期」とか「開催中止」が当たり前のように聞こえてくる日々ですが、こんな状況は今までありませんでした。


試合以外のところでスポーツを楽しむ

それでも、世界中のリーグ・チーム・アスリートが、試合以外のところでできることをやっています。

リーグ戦がないから過去の試合を放送したり、試合がないから選手同士のトークをライブ配信したり、外で練習ができないから自宅でのトレーニングをSNSで公開したり。

試合こそできないけれど、今できる、最大限のスポーツエンターテイメントを提供してくれています。チームやアスリートが提供してくれるコンテンツを、ファンも全力で楽しんでいます。

でもその一方で、SNSやメディアで目立つのはどうしてもトップスポーツやメジャースポーツ、トップアスリートになってしまいがちだと思います。


光が当たりにくい学生スポーツや非メジャースポーツ

冒頭のハンドボール高校選抜、ラグビー高校選抜、そして高校野球のセンバツが開催中止となりました。延期ではなく中止です。中学スポーツもそう。大小問わず様々なスポーツイベントが中止になっているのが学生スポーツです。

僕自身、高校卒業まで陸上にのめり込んでいたので、大会に出場できないやるせなさはわかります。麻疹にかかり競技場近くの病院に入院して迎えた高校総体、病室の窓に入る応援の声が今でも耳に残っています。

それが自分たちの頑張りと関係ないところで中止になってしまう悔しさは正直想像がつきません。でもその悔しさを発散する機会が少ない、そして社会の人々はほとんど知らない。

センバツ高校野球くらいメジャーになれば中止になったことは大きなニュースになりますが、ほとんどの学生スポーツは現状が知られていないと思います。僕もPlayer!に携わっていなかったら、知らなかった。

中止になった悔しさを発散する機会もほとんどないのが現状です。

だから何か力になりたい、応援したい、少しでも知って欲しい、少しでもハンドボールを楽しんで欲しい。そんなおせっかいな想いを持って、エア高校選抜ハンドボールに取り組んでいます。


集まったポジティブな熱量

エア高校選抜ハンドボールでは、当初、応援数10万を目指していました。応援ボタンを押された総数です。

2日で応援数10万を達成しました。3日で20万、5日目の昨日3月31日が終了時点で、30万に届きそうなところまで来ました。

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ただのタップだし複数選択もできるんですが、それでも30万回の熱量が集まっていることは紛れもない事実です。

#高校ハンドにエール」のツイートにも、たくさんのファンやOBOG、保護者がメッセージをくれました。


何人もの代表選手やトップ選手も応援ツイートをしてくれました。土井選手のメッセージにはしびれました。


応援数やツイート数の予想以上の多さに驚くとともに、メッセージを読んでいると当事者ではないはずの自分が励まされました。それくらい圧倒的ポジティブな熱量が応援にはあります。


4/2の閉幕までにまだまだ増え続けるだろうし、もっと増えて欲しいです。もっともっと高校生ハンドボーラーに届いて欲しい。応援することで少しでもハンドボールを楽しむ時間にしてで欲しい。

この取り組みがスポーツの危機を突破する小さなきっかけになって欲しい。


さいごに

今回のエア高校選抜ハンドは、今このときに、僕たちPlayer!だからこそできる取り組みだと思っています。他にもまだまだやります。

最新情報は報道を見ます。未来予測は専門家に聞きます。現状に悲観して歩みを止めるのは簡単だけどやりません。自分ができることをやります。

スポーツができないときだからこそ、今できることを精一杯やる。そして僕たちだからこそできることを、試行錯誤しつづけようと思います。


最近のテーマは、「自分だからこそ、できることをやる」です。


ありがとうございます。本を読むのに使わせていただきます。