見出し画像

✈︎春の雑詠 4/7 〜八重桜、春の筍、梨の花、朧月、桜蕊降る〜


八重桜あすは最後の試験の日

(八重桜/晩春)

三世代春の筍汁吸へり

(春の筍/晩春)

この街にみるみる満ちる梨の花

(梨の花/晩春)

陽の落ちて向かひの夜を朧月

(朧月/三春)

桜蕊降る柴犬のふり返る

(桜蕊降る/晩春)

◆◆◆◆◆

一句目。
トップの八重桜の写真は、長男が生まれた時に義父母が夫の実家の庭に植えてくれたもの。今年も咲いたそうです。
2年近くを費やして、資格取得のための試験を受けてきた息子。間もなく最後の段階の試験を受けるそうです。エールをこめて!

二句目。
日本の母が若竹汁を作り、妹と姪が食べに行ったそう。筍汁と若竹汁は違いますが…。

三句目。
十日ほど前まで雪混じりの日もあって、茶色のみだった当地、ここ数日で一気に春が押し寄せてきています。街のどこを運転していても、真っ白い梨の花が咲き誇っています。

四句目。
満月の翌日だった、昨日の実景です。
夕陽が沈んだら、反対側の空に丸い朧月が上がってきました。

五句目。
つい先日、「桜蕊降る」で一句詠みました。が、今日友人からこんな写真が送られてきたので↓、思わず再び詠みました。

◆◆◆

どれか一句でも、ご感想やアドバイスなどいただけたら嬉しいです!
いつもありがとうございます。
よろしくお願いします。