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女世界一人旅 国別旅の記録:イスラエル

旅の記録を、国別に項目ごとにまとめていきます。

自分自身の体験の整理が主な目的ですが、これから旅する人にとって何か参考になったり、興味を持つきっかけになれば幸いです。

2017年時点の情報なので、現在変わっている部分もあると思います。

渡航の際はご自身で確認をお願いします。

載せている写真は全て自分で撮影したものです。

訪問都市:
エルサレム
エンボケック
テルアビブ

滞在期間:
2017年3月(合計6日間)

渡航目的:
中東の国に行ったことがなかったので中東エリアの中でも旅しやすそうなイスラエルを、日本帰国前最後に訪問する国としてチョイス。

① 街の様子・治安

エルサレム:

清潔。ゴミが全然落ちていない。

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おしゃれなレストランが並び、先進国、という感じ。

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緑もあり公園でのんびりしている人もいて平和な雰囲気。

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イスラエルの週末は金曜土曜。

週末はお店がほとんど閉まっている。

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最初は中東の国ということで警戒していたので、初日に旧市街のフリーウォーキングツアーに参加して街をまわった。

旧市街は塀に囲まれており、民族によって4つの地区(アルメニア人地区、キリスト教徒地区、ユダヤ人地区、ムスリム地区)分かれている。

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アルメニア人地区。独特の柄と色使いの陶器が綺麗。

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キリスト教徒地区。立派な教会がある。

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ユダヤ人地区。有名な嘆きの壁。入り口も入れる場所も男女で区別されている。

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人々の服装や髪型も特徴的。

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ムスリム地区。聖地Dome of the Rockは目の前にすると圧巻。

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街の雰囲気や歩いている人の服装も、他の地区とはガラっと変わる。モロッコを思い出した。

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エンボケック:

死海近くの都市。自由に泳げるパブリックビーチがある。

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ホテルもあるがビーチメインで土産物屋も見当たらずそれほど観光地という感じはしない。

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ビーチの利用者は意外にもご高齢の方が多かった。

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記念に一人で死海に浮いてみた(シュールな光景。笑)が、塩分濃度が高いので2.3分入っただけで皮膚がヒリヒリした。

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塩が固まっていて歩くのも痛い。

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バスでちょっと行くとマサダという遺跡がある。(詳細は⑧その他観光地・イベントで)

テルアビブ:

かなりの都会。

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世界的にも有名なビーチがある。

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センスの良いショップやギャラリーが多い。

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街は清潔で日本人でも住みやすそう。

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夜も街はたくさんの人で賑わっていて危なさは全く感じなかった。

② 交通

エルサレム:

オランダのアムステルダムからエルサレムへ。

出国時に日本への帰国チケットがあるかの確認と、オランダのどこに滞在したかの確認をされた。

入国審査は予想していたよりシンプル。

聞かれたのはイスラエルに友人はいるのか、その名前は、くらいだった。

空港からは乗り合いタクシーで中心部へ移動。

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エルサレムは交通網が発達していて、先進国という感じ。

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市内はトラムが走っていて、電光掲示板もある。
女性のドライバーもいる。

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旧市街にあった、かわいい標識。

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エンボケック:

エルサレムからバス。

エンボケックからMasada遺跡への移動もバス。

電光掲示板にしっかり行き先と次の停留所が表示されるのだがヘブライ語なので心配になる。

エンボケックやマサダではバス停で待っている人も少なかった。

エンボケックからエルサレムへの帰りのバス停がわからずホテルのフロントに聞くと2時間後までバスはないと言われる。

既に夕方のため2時間後出発になるとエルサレム到着が夜遅くなってしまう。

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たまたまエルサレム行きのバンが通りかかったので、高いが使うことにした。

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バンからの眺め。

テルアビブ:

エルサレムからバスでテルアビブへ。

市内もバスを使えるが、ほぼ徒歩で移動した。

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国内では全く交通に関して不自由しなかったが、テルアビブから日本に帰る際のフライトが大変だった。

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まず、航空会社のカウンターにチェックインする前に警備員がいて、パスポートを1ページずつチェック。
同じイスラム系の国であるモロッコの渡航歴を見て、モロッコの友人の名前、連絡頻度を聞かれた。

無事にチェクインを済ませたが、次は手荷物検査が厳しかった。

おそらくちょうど厳しいレーンに当たってしまったのだが、ズボンを下ろすように言われ(さすがに女性スタッフ)、手荷物の中身もいったん全部出され、折りたたみ傘まで広げて確認された。

手荷物検査だけで1.5時間かかり、フライトの3.5時間前に空港に着いたのにラウンジを使う時間もお土産を見る時間も無くなってしまった。

東京到着後に預けたバックパックを確認したらこちらも全て中身を開けられていた。

③ 人・生活

同じ国に人種も文化も全く異なる人々がいて、基本的にそれぞれのエリアで生活しつつも一つの国の国民として共存しているのが不思議だった。

全体的に人々の教養レベルが高く英語も通じる。

給与水準が高く、物価も日本より高い。豊かな生活をしている。

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イスラエルには男女共に兵役がある。(男性3年、女性2年)

兵役が終わった後に自由な時間ができるらしく、その期間を使って南米など海外を旅しているバックパッカーに何度か出会った。

中東諸国の人で海外を旅している人に会ったのはイスラエルの人だけだった。

出会ったイスラエルの人はみんなとても親切。

女性はちょっとシャイな印象。

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テルアビブのビーチ付近で修学旅行中の女子学生に囲まれ、一人ずつツーショットでセルフィーを撮られた。初めて見たアジア人らしい。

私がみんなで写真を撮ろうと言ったら恥ずかしがって逃げてしまった。

④ 食べ物

物価が日本よりも高い。

ランチは1500円。

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チーズケーキは900円。

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アイスは500円。

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Shawarma:

イスラエルのケバブ。

色んなお店で売っている。

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スパイス:

色んな種類のスパイスが売っている。

旧市街の光景はモロッコに似ている。

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AZURA:

現地の友人にオススメされた、市場にある食堂。

ここの名物料理をオーダーした。

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ナスにひき肉が乗っていてシナモンの香りが強い料理。

おいしかった。

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マック:

赤ではなく、水色。

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ポテトは4サイズ、厚切りバージョンもある。

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ファラフェル:

豆や野菜が入っているコロッケのような食べ物。

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ピクルス:

種類が豊富。

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フムス:

中東諸国でよく食べられている豆のペースト。

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こんな感じのパンにつけて食べる。

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ヘブライ語で書かれたメニュー。さっぱりわからない。

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その他イスラエルで食べたごはん。

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⑤ 宿

・ エルサレム

Stay Inn Hostel:

中心部にある一泊約3,000円のドミトリー。

ロケーションが良く、清潔。

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・ テルアビブ

Florentin House:

一泊約3,000円のドミトリー。

宿から全て徒歩で観光できた。

今までたくさん使ったドミトリーともしばらくお別れと思うと寂しくなった。

⑥ ショッピング・ファッション

・ エルサレム

市場:

食料品が売られており現地の人で賑わっている。

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旧市街:

イスラエルっぽいお土産を探すなら旧市街が一番。

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キッパ

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陶器

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旧市街にはギャラリーもある。

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ショッピングモール:

グローバルブランドが入っている大型のショッピングモール。

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・ テルアビブ

かわいいお店が多く、1日ではショッピングの時間が足りなかった。

Jaffa:

港近くのこのエリアに、かわいいお店やギャラリーがたくさんある。

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フリーマーケットが開かれていた。

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雑貨屋さん、生地屋さん、土産物屋さん。見るところがたくさん。

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アンティークショップからハイセンスなショップまで。

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Florentin:

オシャレなカフェなどがありアートな雰囲気の漂うお店が多いエリア。

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家族で世界一周をして雑貨を買い付けた女性のかわいいショップを発見。

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⑦ 犬

野良犬は見かけず。ペットとして飼っている人はたくさんいた。

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野良猫は少々。

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⑧ その他観光地・イベント

Masadaの遺跡:

ユダヤ戦争でローマ軍に追い詰められたユダヤ人が最後に籠城した場所。

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Masadaはヘブライ語で「要塞」を意味するらしい。

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遺跡系にあまり興味が無い私でもロープウェーや頂上から見える光景にテンションが上がった。

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⑨ お世話になった人

ガイ:
カウチサーフィンを通じて、イスラエルに入国する前から現地のいろいろな情報を教えてくれ、滞在期間中もサポートしてくれた人。

ボアズ:
カウチサーフィンのHang Outを使って知り合い、テルアビブでオススメのレストランに連れて行ってくれた。
翌日朝から仕事があるのに、わざわざ自分の車を出して私の宿の前から空港まで送ってくれた。

⑩ 総括

1年間35カ国の世界一人旅の最後の国に選んだイスラエル。

中東はなんとなく危険というイメージを持っていたが、そのイメージが完全に変わった。

交通網が発達していて街は清潔で穏やか。
給与水準が高くて人々は豊かな生活を送っている。

色んな宗教を持った人がお互いの存在を意識しながら同じ国に共存している。

中東では仕事をするのは男性、というイメージだったが、普通に女性も働いている。

やっぱり、実際に足を運んで自分の目で確かめないと、その国のことはわからないんだなと改めて思った。

最終日にしんみりと一年間の旅を振り返りながら眺めたテルアビブのビーチの夕日は今でも忘れない。

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