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◆第3話◆ご機嫌取りの天才マン

フルマラソン申込→情報収集→自己分析→ギャップの認識→計画策定。
次に必要なのことは、とってもシンプル。

「行動に移すこと」

前話を見ると、情報収集して、環境整備しているし、順調!
と思っていただけた方も多いかと思う。

はっはっは!😄甘い!👉

忘れてはいけない。

私は、走ることが大っ嫌いなのだ!!!!


走るまでには「大きな大きな壁がある」

世の中には、きっと共感してくれる人がいるだろう。
(いや、いてほしい)

私は、計画を立てただけで、満足し、走るモチベーションは一切湧かなかった。

(いや、計画立てた後、すぐに走ってるじゃん!)と思った方。
わかってほしい。そんな気持ちは、継続しないことに。


「走らなくてはいけない」
「練習しなくてはいけない」
「計画通りに実行しなければいけない」

そんなことはわかっている。頭では十分わかっている。

それでも、負の感情がどんどん心も支配していく。
(走るの疲れるしきついから、嫌だ)
(走るのめんどくさい)

次第に、それをしなくていい理由が頭をどんどん埋め尽くす。
(いや、仕事で疲れてるし)
(いや、寒いし、明日走ればいいし)
(いや、週末の方が時間あるから、今日は休もう)

そんな状態にあっという間になって、「走らなくていい😉」と決断し、お風呂に入って、寝ている。

そして、翌日や週末になって気づく。

「あー、あの時に走っておけばよかった」って。


これは、だめだ。
このループは、まずい。
なんとかしないと、計画が無駄になる!


そもそも、なんで負の感情がこんなに生まれるんだ?

嫌な原因の「疲れる」「きつい」は、練習で鍛えないと、どうしようもない。
むしろ、練習で走れるようになってきたら、この感情は抑制されると思う。


「めんどくさい」のは、なんでだろう?と思った。

着替えるのがめんどくさい、走って戻ってくるまでがめんどくさい、走り終わった後の着替えやシャワーがめんどくさい??

その時気づいた。

私は、「着替えるのがめんどくさい」んだと。

これから寝るだけなのに、あえてウェアに着替えて、外に出るのがめんどくさい。それが、とてつもなくめんどくさい。
できることなら、そのまま着替えて、寝たい。

そういう感情なんだと思った。

ただ、このめんどくさいを解決するのって、結構無理な気がする。

だったら、このめんどくさいを上回る「ご褒美」を自分に与えたり、「楽しい」と自分に思わせようと思った。

めんどくさいを超えるものを用意して、自分のご機嫌を取る。

私は、自分で自分のご機嫌を取る方法を、たくさん考えた。


ご褒美は「ランニング後の〇〇〇」

①コンビニのアイス

ひとりで走る時は特にモチベーションがないし、「めんどくさい」が簡単に登場するので、できるかぎりのご褒美を考えた。

私は、近くにコンビニがある好立地の物件に住んでいる。
まさに、自分の冷蔵庫感覚(お金は払うけど)

日ごろ、アイスは食べないけど、アイスは好き。
だったら、ご褒美としてアイスを自分に買ってあげようと思った。
しかも、アイスはコンビニのラインナップ選び放題!!

「走ったらアイス!!」を合言葉に、自分へご機嫌取りをした。

ここでは、ご褒美として食べたアイスたちを紹介する。私の好みがばれちゃう😘

  • LOOK 加賀棒ほうじ茶&宇治抹茶
    激うま。これ本当においしかった。また食べたい。

  • コクうまバニラ ジャンボ
    冬限定だと思うんだけど、めちゃお気に入りで、一番食べたアイス。
    ホワイトチョコが入ってて、永遠と食べたい。

  • セブンプレミアム リッチミルク
    ソフトクリームってうまいよね~。大好き。

  • セブンプレミアム 抹茶モナカ
    めちゃうまだった!苦みと甘みのバランスよいし、食べやすかった!


②水分補給という名の飲み会やごはん

仲間と走る約束をしている時は、もちろん行く。(走るモチベーションがあるかないかは別として)

ただ、いつもより長い距離を走るために、ここでもご褒美を与えることにした。(動物だもん。エサをもらえると思ったら、頑張るよね。)
仲間と走る時は、長めの距離を頑張って、そのあとは基本的には「エサ(飲み会やごはん)」をセットにしていた。

走ったあとに飲むものや食べるものは、普段の倍は美味しいということはわかっているので、それをエサにして走る。

そんな私がお世話になったモチベーションの源泉を紹介する。

  • ドイツ居酒屋 JSレネップ
    皇居ランのあとに飲むビールが、おいしいことを知ったお店。

  • 天鴻餃子房 有楽町店
    走った後の餃子って、まじでおいしいし、完全栄養食だから体も喜ぶ。

他にもっと行っている気がしているけど、この2店舗は何回も行くほどお気に入り。きっと、これからもお世話になります。


一人の時、仲間と走る時、それぞれのシーンにご褒美を用意して、自分を最大限に甘やかした。
それにまんまと乗せられた私は、ご褒美を目当てに、「着替えるか~」「走るか~」と体がゆっくり動くようになった。


ランニングの楽しみは「あの手この手を用意する」

ご褒美を用意することで走りに出るハードルは少し低くなった。
ただ、せっかくなので「走っている時も楽しい」と自分に思わせる策を講じることにした。

そうすれば、さらに「着替えるか~」の行動を後押ししてくれる、と思った。

ここでは、私が自分を「走るの楽しみ」と思わせるようにした策を紹介する(策というほどのもんじゃない)

①オーディブルでランニング時間を快適に!

まず最初に「ランニングしている時、体以外は支配したい」と考えた。

走っている時って、「疲れた」「きつい」「まだこれだけしか走ってないの!?」「やだ~」とか、とにかく負の感情しかでてこない。

この、負の感情が私を支配しないように、違う方法で何か支配できないかと思った。

音楽でも聴くかな?と思ったら、たまたまオーディブルというサービスを知った。本を音読してくれるサービスだ。

「これ、走りながら本を読めるなんて一石二鳥じゃん!」

本の内容が入ってくるから、負の感情が抑制されるかも!
と思って、無料体験もできるため、早速申し込んでみた。

これが、当たりだった。

たまたま読みたい本があったのと、その本が引き込まれるほどおもしろいストーリーだったので、そっちに集中することができた。
いつの間にか、続きを読みたい(聞きたい)から、走るか~と体が動くようになった。

ちなみに、これをきっかけに私の尊敬する人は「高田明氏」がノミネートされた。ぜひ、読んでいない人は読んでほしい。胸アツ。


②新しいマラソンチームに凸!

マンネリ化ってよくないよね。飽きる。
たまに、新鮮さや刺激がほしい。

新しいエッセンスを得るために、知り合いの飲食店のオーナーが定期的に参加しているランニングチームに参加してみたりした。

この方々は、世界一過酷なサハラマラソンや、ウルトラマラソンなど、フルマラソン以上の経験者もメンバーにいるような人たち。
今まで聞いたことのないようなマラソン話も聞けて、参加するのがおもしろかった。

③走ることを"イベント"にする

現職のエルダーの先輩から、ランニングを「楽しく」走るには「好きなところを走る」のがいいよ、と教えてもらった。

旅ランとか、シティランとか、いろんなコースを教えてもらった。

皇居のまわりや家の周りしか知らない私は、単純に「おもしろそう
!」と思った。
走りたい場所を決めて、走るイベントにしたら、楽しく走れる気がして、早速コースを決めた。

受験時代は同じところで自習していたけど、ランニングの時は場所を変えたほうが気分が上がるタイプ。特性は、物によって変わるんかな。


どんな状態の私でも、何かしらのご褒美や走る楽しみがあれば、継続して走ることができるかもしれない。
だんだんと、走ることが大嫌い!という気持ちが、小さくなっているような気がした。


見栄っ張り人間は「SNSをフル活用」

私は、見栄っ張り人間なので、SNSとの相性がいい。

SNSで「頑張る!」と宣言したら、(宣言したからやらなくっちゃ)と思う。
SNSで「頑張れ!」と応援してもらえたら、(応援に応えなくちゃ)と思う。

つまり、私みたいな人間は、積極的に発信するのが一番いい。

頑張ってます!アピール。
頑張ってと応援してほしい!というお願い。

どんな状況でも、SNSをフル活用して、自分のご機嫌を取っていた。

例えば、どうしょうもなく嫌な時は、嫌な思いを叫んで、走りに出た。
この時にいただいたリプは、いまでも感謝するほど、優しいコメントであふれていた。

ちなみに、同時にインスタもストーリーにあげたりしていた。
ほぼ毎回、母や友達から応援メッセージをもらってて、それも妙に嬉しかったし、頑張ろうって思えた。

母からほぼ返信がくるメッセージ



・・・ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

呆れました?(笑)ここまで用意しないと、走れないのかよ、、って。
意志弱すぎだろ、、って。


いや、本当におっしゃる通り。
私、飽きっぽいし、自分に甘いし、意志なんてありません。(笑)

だから、そんな自分のことはよーーーーくわかっているから、ここまで用意しないとダメなんです。

私は、走ることが大っ嫌いなので!!!!


でも、ここまで用意したおかげか、走る習慣がついてきました。
そのおかげで、計画をちょっと見直すこともできたり。
飲食店オーナーのマラソン友達(ウルトラマラソン経験者)が「月に100kmくらい走るのがいい」と言っていたので、追加したり😇


計画立てて満足!にならないための工夫は、自分のご機嫌をとるしかない。
だって、やるのは自分なんだから。
そして、自分のことを一番よく知っているのも、自分なんだから!

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