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日本代表監督森保一監督のインタビューから学校教育を考える

とある町で小学校教諭をしています。わいぬです。
主にX(旧Twitter)で日々の気づきや学びについて発信しています。

今回はサッカー日本代表「森保一監督」のインタビューを見ていた時に7つの言葉が心に残りました。
 学校現場にも繋がることが多かったのでそのことをまとめました。


「目標を定め、目の前の課題に全力で取り組む」

 森保ジャパンの目標は「ワールドカップベスト8」です。
 その目標に向かって2024年1月現在アジアカップ優勝を目指して戦っています。

 みなさんは自分の勤務校の学校教育目標、自分の学級の学級目標は覚えていますか。
 校長先生が4月に提案をさせます。さらに「こんな学級にしたい。」と自分なりの目標を掲げながら子どもたちと学級目標を作る。
 目指す学級像を思い描きながら日々の教育活動にあたっていく。
 学級の課題に対して目標に迎えるよう一つひとつ全力で取り組む。

「成果と課題に向き合い改善する」

 日々、成果と課題があります。
・発問の成果と課題
・声かけの成果と課題
・話し方の成果と課題
・発酵した学級通信の成果と課題
・子どもたちとの関わり方の成果と課題
・・・・
授業・生活指導・校務分掌など日々の生活でふりかえることをしています。
さらに子どもたちも同じです。
日々の授業で何を学んだのかふりかえりを意識するよう指導しています。

「チームだが個々を尊重して任せる」

 学級はチームです。
 しかし、個々の子どもたちの個性が尊重される場所であってほしいです。
 「一人が美しい」ことで「集団として美しい」わけです。
 学級という1つのチームですが、一人一人の「らしさ」があたたかく認められ、それぞれに任すことができます。

「コーチもチャレンジさせる」

 監督はコーチにもチャレンジさせる。
 ミドルリーダーの方なら若手の先生。
 総括的教諭ならミドルリーダー。
 管理職の方なら総括的教諭。
 それぞれの立場にあったチャレンジを行えるようにしていくことを教えてくれます。

「迷ったら原理原則に立ち返る。」

 教育基本法があります。第1条第1項には以下のように書かれています。

第一条 教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。

教育基本法 文部科学省HPhttps://www.mext.go.jp/b_menu/kihon/about/mext_00003.htmlより

 もしも迷ったらここに立ち帰ります。
 さらには各自治体の教育ビジョンや学校目標や学級目標。
 そして、教師の指導の原理原則です。
 私は渡辺道治先生のお言葉を借りて「かしこく」「かっこよく」という言葉を使わせていただいています。
 この原理原則に立ち返り日々の指導の見直しを測ります。

「やり直す。間違いを認める。」

 教師も間違えることがあります。
 子どもたちの前で無理に虚勢を張ることはみっともないわけです。
 間違えたのであれば速やかに謝ります。
 これが子どもたちを一人の人として接する礼儀だと考えています。
 間違えを正直に伝えれば必ず伝わります。
 そしてやり直せばいい。
 間違えたところからもう一度。
 学級として信頼関係も学びも積み重ねていくためのマインドです。

「時間を守る。仲間を大切に。」

 時を守り、場を清め、礼を正す。 森信三さんの言葉にあります。
 
 教師も子どもも授業の開始時間、終了時間を守る。
 子どもたちは学級や学年、学校の友だちを大切にする。
 教師は子どもたちや同僚、地域の人たちを大切にする。 
 言葉と態度は鏡です。「ミラーの法則」です。

最後に

 最後までお読みいただいてありがとうございます。
 インタビューからインスピレーションが湧き、つらつらとまとまりなく書いてみました。
 一つずつ深掘りしていくと長くなりそうなのでこの辺りで終わりにします。
 最後に冨安選手の言葉を紹介します。
 「日常がでる。できるだけレベルが高い所でやりたい。」
 これは近畿大学の卒業式で本田圭佑さんも似たような話をしていました。

教師としてより成長したいという気持ちを持って環境にこだわることも必要です。

環境にこだわるということは心燃える環境に身を置くことです。

私が学ぶ一つの場として教育サークル「まほろば」があります。
メンバーでnoteをまとめていますのでもしよかったらお読みください。

また、他にも記事をいくつか書いています。


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