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昭和洋食シリーズ、和牛じゅうじゅう焼きいよいよデビュー

じゅうじゅう焼きというものがある、僕がこの料理に出会ったのは千駄ヶ谷の「ぎっちょん」である。かれこれ20年ほど前だろうが、鉄板ホルモンオリンピックの焼きキャベツの原体験はここかも知れない。キャベツが焼かれて甘みが出る微妙な焦げ感がいい。そこに豚の肩ロースがどんと乗る。差し出されたときはじゅーじゅーという音とともに湯気が立ち込めている。熱々の白米に、テーブルにちょこんと鎮座されている青いごま塩がまた合うのだ。

Mr.Brothersの西森さんから「戸越のじゅうじゅう焼き食べませんか?」と写真が送られてきた。じゅうじゅうファンとしてはすぐにでもいかないと、ということで味わったのが千徳のじゅうじゅうだ。ジャンキーな味わいにちょっと酸が効いている。レトロな店にとてもよく似合う料理である。昭和洋食好きとしては雰囲気だけでもご飯をお変わりできてしまう。この千徳のオリジナルがあると聞いて、訪れてきた。それが東中野にある大盛軒である。この鉄板焼きライスがどうやら千徳のルーツだ。みんなこの鉄板と麺を組み合わせたセット、鉄板麺を頼んでいるのが特徴である。

昭和洋食シリーズとして、いつかWAGYUMAFIAでもやらなければ!ということで、今日のランチにソースを完成させて試食してみた。使うは尾崎牛のソトバラ。久松さんのキャベツに、最高の調味料たち。ステージは釜定さんに特注したシャローパンである。そこに合わすのが尾崎牛のテールスープと来る。もう完全なる大人の遊びである。そういえば、コロナ禍はこの名店オマージュシリーズをよくやっていたなぁっと、懐かしい気分でスタッフとああでもないこうでもない議論を繰り返すのだ。そんな時間が一番楽しいのだ。

ミスブラの西森さんと宮本さんはもちろん、ぜひ多くの人に食べていただきたいなと思う。デビュー戦は3月16日のランチ限定、アドオンメニューも兼ね揃えた僕らの初じゅうじゅう焼き。ぜひご堪能あれ。


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