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アマンの木造船でWAGYUMAFIAのオーベルジュ構想を考える

アマングループが木造船を持っていると聞いたのは数年前の話だった。当日よりオーベルジュの構想をねっていたこともあって、すぐに乗りに行くことに決めた。インドネシアのバリ北東にあるラブアン・バジョからヨットでコモド諸島にて過ごす。文字通り、海上のオーベルジュだ。船員は14名、部屋数は3室、友人のクルーズで地中海を旅をしたことはあるがホテルは経営しているクルーズに興味があった。今回相方の堀江と友人でビジネスパートナーの一人でもあるオリビエロ夫妻とともに乗船する。

やはり一番興味があるのが食事だ。ワンコースで前菜+メイン、そこに副菜が数種類。非常にシンプルながらよく出来ている。WAGYUMAFIAに来るVVIPの多くもそうだが多品種は要求されない、ちょこっと自分の好みの食を食べるというのが求められる。このクラスのオーベルジュに乗る人たちも食は自分好みだけという人が多いだろう。そういう匙加減が見られるのがいい。

地元のインドネシア料理ももちろんだが、タイ料理が美味い。聞けばアマンヌサからシェフが来て、技術交流をしていたばかりだという。先日MGMの地下要塞を見た時にも思ったが、本場の技術を共有することでスタンダードがガツンとあがる。ヨーロッパで味噌汁が全然美味しくなかったのに、味噌汁に出汁を教えてくれた留学生の登場で味噌汁が一気に本場のクオリティになるという話と同じだ。船の旅はいい、移動という概念がないから、ずっと船で仲間たちと話せたり、自分の時間を持てる。

今作っているオーベルジュにもこの数日間でたくさんのインプットができそうだ。

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