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大きな声では言えない趣味

劇団WAGNASオンダです!

オンダにはあまり大きな声で言えない趣味があります。
いや、案外コレ同じことしている人は実は結構いるんじゃ…とも内心思うのですが、どうしても世間的にというか人に言うのは少し憚られるよね…ってやつです。

その「大きな声では言えない趣味」とは、亡くなった有名人本人やその関係者などのWikipediaを読み漁るというやつです!

とはいってもそんなの歴史上の偉人を含めると無限大にあるので、「直近で亡くなった」というニュースを目にすると調べるようにしています。

つまり、亡くなったというニュースを目にすると、即その人のWikipediaを調べるのが趣味ってことです!

芸能や有名人とされる人に興味がないと常々言っている僕ですが、彼らの「見られる人生」というのは死をもって完成すると思っている節があります。

もちろん死を望んでいたり喜んでいるわけではなく、彼らの人生や生き様を一種の伝記のように体感することができるからです。

それこそ劇場に幕が降りて、改めてああだったねーこうだったねーなんて感想を言うようなイメージ。

もちろん一般人でも有名な人に負けないくらい波乱万丈の人生を皆さん歩んでいると思いますが、やはりどうしてもそれを客観的に記録する人がいない為、そういう意味でも有名人のWikipediaというのは大変に面白いのです。

また、やはり70歳~の、正直自分では想像もできないような人生を歩んできた人のほうが読んでいて楽しいですね。

後は、元々この人なんの人?って人もいると思います。

物心ついたときから謎の大御所ポジションで、自分の世代感覚で言えば志村けんはバカ殿とかやってたからギリギリコメディアンの印象はあるけど、ビートたけしは「???」と言った感じもありますね

好き嫌いの話ではなく、「この人元々どの畑出身の芸能人なの?」という人、誰でも必ず数人がいると思うのです。

実体験で言えば、小学校くらいの時に「面白おじさんタレント」でしかないと思っていた板東英二が元野球選手だと親に聞かされてびっくりしたものです。
当時は当然Wikipediaも何もないから、向こう5年近く「親は嘘をついて面白がっているんだろう」と信じていなかったいたくらいです(笑)

そういうルーツを知れるのも有名人のWikipediaは楽しい。

タレント個人に対しての興味あるなし別として、激動の時代を生き抜いてきた一人の人間の客観的な歴史は、やはり読んでいて面白いものですね。

ただ若干気になってしまうのが、どうしても最近で言う「親ガチャ」感も多少感じてしまいますね…。

伝統芸能の世界は言わずもがなですが、1950年代以前生まれの古い世代の芸能人たちのWikipediaを読んでいると、当たり前のように東京の一等地出身で大卒だったり、割と「ぶっとんでるレベルのイイトコの子」と言えるような人物が、かなり多いのです。

戦後間もなく庶民は日々の生活を生き抜く事に必死だったあの時代、高等教育を受けたり自由に芸を磨けたというのは、つまりはそういうことですよね。

まぁそんな部分含めて、「戦中戦後直後にも関わらず花よ蝶よと育てられ、教育にもお金をかけてもらいながらも、自らの夢を持ち芸の道へドロップアウトした…」みたいな、ドラマ模様を勝手に妄想してロマンを感じたりもしますが!

また現代の芸人なんかでもWikipediaを見ていると、結構な割合で「ボンボン」や「インテリ」が存在するというのもよく聞く話です。
逆にジャニーズ何かのアイドルの方が、成り上がりの生え抜きシンデレラストーリータイプが多かったりするのも、イメージが逆でちょっと面白い。

話は戻り、冒頭にも述べたように人の死は等しく悲しく、愉快なものや楽しいものでは決してありません。

しかしながら「見られる人生」を選んだ人にとって死というのが一つの舞台の終幕にも思え、もちろん死そのものは悲しいけれども、それによって「その人」に強く興味を持ってしまうのは僕だけではないんじゃないでしょうか。

それは、元々好意的に感じていた人の生き様や功績を再確認する作業かもしれませんし、ほぼ全く興味なかったけどそれをキッカケに故人を知りつつ偲べるようになるという部分もあるかもしれません。



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