🐻準備記事(随時更新)🐻 〜来たるべき『パリ、テキサス』論のための下ごしらえ〜

『パリ、テキサス』論を料理するための下ごしらえとして始めたドイツ・フランス・アメリカの戦中戦後における三者関係、おもしろすぎてキリないな。ええかげん書かせんかい。
特に、スチュアート・ヒューズの三部作はやばい。勉強になるなんてもんじゃない。勘弁しちくり🥺


19世紀末〜20世紀初頭にオーストリアはウィーン=ドイツ語圏で精神分析爆誕!欧州に普及し始めた時、フランスでの受容が最も遅かったという。もともとカトリックが強いお国柄に加え、「無意識だあ?うちにはベルクソンとプルースト、意識の二大巨頭がおるんやぞ!」という抵抗が根強かったんだそうな。
現在、臨床の現場において精神分析は圧倒的な下火、その中で唯一文化的・精神的な土壌が残っている国がフランスだから、むしろ当初は一番敬遠されていたという話は意外だった。
どうやら、新たな世紀を迎える頃までのベルクソンの影響は巨大で、その崇拝のされ方にはわれわれの想像を絶するところがあったようだ。
すると、戦中〜戦後にかけて精神分析の中心地が独語圏から仏語圏に移行したことには、ナチス・ドイツの大暴れと、そのあおりを食ったフランスとアメリカ(食らい方は実に対照的だが)の対応、三国関係の変化が大きく関係しているのだろう。
そしてやはり、ラカンの登場による神秘化はでかいのかも。
な〜んてことをぼやきつつ旧ソ連の古本屋ブコフに寄ったら、どっかのミリオタが他界したらしく、大量のナチ関連の写真集が!
が、ミリオタ氏は独ソ戦マニアだったようで、ドイツのフランス侵攻を含む東部戦線の写真集は一冊だけ。
もちろん購入!≡≡≡⊂( ⊃'ω')⊃ズサーゲト

野生動物の保護にご協力をお願いします!当方、のらです。