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夢日記 及び 普通の日記

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夢日記。夢を見たままの通りに書いていますが、後で記憶を補いながら補正したり、文章になるように整理改変した短編もあります。最近あまり夢をみないので、過去にmixiの日記に投稿したも… もっと読む
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記事一覧

裁判傍聴 京王線ジョーカー事件第二回公判

裁判傍聴 京王線ジョーカー事件第二回公判

 開廷の少し前に立川地裁に着いた。

 傍聴券は持っていなかったが、当日券をもらうことができた。身体チェックを受けて101号法廷に入室。

 被告席についているH氏の横顔が見えた。スーツに坊主頭。眼鏡をかけて視線を下に落としている。感情は読み取れないが、心なしかもの悲しそうに見えた。
 彼と俺と、柵を隔てているが、5メートル位しか離れていない。
 被告席と傍聴席、証人との間に衝立が置かれた。被告と

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夢日記11

夢日記11

 ここは何処かの介護施設だかグループホームだか、何か人々が集まって暮らしているようなところだろうか。老若男女、色々な人がいるが、高齢者の比率が高い。そして、どちらかというとみすぼらしいなりをした人が多い。
 俺は上下、くたびれた作業服のようなユニフォームを着ている。人々はほとんどが私服だが、その中に俺と同じユニフォームを着ている者がちらほらいる。
 どうやら俺はそこの入居者ではなくて、職員のようだ

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裁判傍聴 糾弾と救済

裁判傍聴 糾弾と救済

今日、金曜日は午前中オフ。
ふと裁判傍聴を思い立ち、立川地方裁判所へ。

被害者2人の殺人事件。
被告は小玉喜久代さんという79歳の女性(以下Kと記述)

本日の公判は検察官の論告求刑、弁護士の最終弁論、被告人の最終陳述という、本件裁判のクライマックスである。

Kは2021年の4月、同居していた長男(47
)を絞殺。保釈中の5ヶ月後の9月、今度は自身の身元引受人として同居していた妹(74)を絞殺

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夢日記10

夢日記10

 久しぶりに背広にネクタイ締めて、広いレセプションホールみたいなところにいる。何かのパーティが行われているようだ。そこにいるのは身なりのきちんとした外国人の男性ばかりで、英語が飛び交っていることからして、ここはどうやら海外のホテルらしい。
 俺の同僚や知人は誰もいない。しかし、ロバート・キャンベル氏、ピーター・バラカン氏といった有名文化人がいて、グラス片手に周囲の人たちと談笑している。
 キャンベ

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世界の終わり

世界の終わり

妻と2人で、朝食のテーブルについている。子供たちはまだ寝ているらしい。
目の前には朝食のお皿があり、中身はコーン入りのオムレツだ。

俺は今日、銃殺刑に処せられることになっている。
何故そうなったのかはわからない。
もうすぐ当局の人間が俺を連行しにやってくる。それまでは自宅待機せねばならない。

死刑になるなんて、もちろん嫌でたまらない。逃げたい、と思う。だが俺は諦めている。家の周囲は厳

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裁判傍聴

裁判傍聴

仕事のシフトが変わって、金曜日の午前中が休めるようになった。
これがすごくいい。
自分のために、たとえ半日だけでも、平日の時間を自由に使えるなんて、ああ、なんて贅沢なことか。
有難くて、なんか罰があたりそう。
なんて思っていたら、今年の1月だけで2回、怪我をした。
1回目。自転車でこけて頭を7針縫う。
2回目。やはり自転車でこけて、肋骨に罅が入った。しかも1回目の怪我で縫ったホッチキス

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夢日記9

 自転車が無くなった。気に入っていた紫色のクロスバイクだ。紛失したのか、盗まれたのかはわからないが、とにかく通勤の足なので困った。職場は立川のはずれで、家から片道7,8キロある。電車とバスを乗り継いで行けないことはないが、不便な場所にあり、自転車の方が早い。

 仕方なく別のママチャリで出勤した。このママチャリは妻のものなのか、元々家にあったのか、それもよくわからない。ただ、見慣れない自転車だし、

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夢日記6

夢日記6

同僚Tくんの家にいる。なんだかうらぶれた感じの和室に2人でいる。Tくんは既婚者だが、家に奥さんの姿は見えない。
「どうぞ」とご飯が盛られた茶碗を差し出される。
「あ、どうも」と受け取り、せっかくなのでいただくが、おかずはない。
食べ終わってから「君は食べないの?」とたずねると「いや、自分の分はないんで、いいです」との返事。
非常に申し訳ない気分になる。なにかお返しに買ってこなければ、と思う。

T

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夢日記8

夢日記8

 会議室みたいなところにいる。広い部屋に折りたたみ式の長机とパイプ椅子が並べられ、座っている人がまばらにいる。皆、所在なげにスマホをいじったりなどしている。後ろの方に座ろうとしたら、係の人に、あなたはあっち、と前の方に行けと指示される。

 仕方なく、指定された前から3列目の左端の椅子に座る。

 机の上には何かの会員券みたいな四角いカードが置かれている。俺の名前が書かれている。印刷ではなく、異様

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夢日記7

夢日記7

 一人、住宅街をぶらぶら歩いていた。
 そこは坂道を上りきった高台で、坂道の下に市街地がひろがっている。

 ふと見ると、直径3mくらいの巨大な玉が道の脇にある。
 灰色で、表面はちょっとざらざらしている。
 何だこれは?何で、こんなところに。
 玉に手を触れてみる。硬い。張りぼてではなく、本物の石の玉だ。おそらく花崗岩だろう。相当な重量があることは自明だ。
 ゆるい坂道ではあるが、押してもびくと

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夢日記5

夢日記5

乾いた平原のようなところ。若い男がアスファルトの路上に倒れている。
意識が朦朧としているようだ。
道の脇に砂地の緩やかな斜面があり、彼をなんとかそこまで引きずって横たえる。
道の反対側には側溝があり、その中でライオンと、黒っぽい服を着た女性が横になって組み合っている。闘っているのか、じゃれあっているのかよく分からない。ライオンが女性を襲い、縺れて側溝に落ちたのだろうか。女性を助けなければと思

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夢日記3

夢日記3

妻と二人でデパートのお菓子売り場にいる。

焼き菓子詰め合わせのようなものを一箱買ったら、店員女性が「これはサービスです」と言って、さらに一箱、それも買ったものより大き目の箱に、ブリュレだかシブーストだかのようなお菓子をつめてくれた。
そのサービスのお菓子の方が、買ったお菓子よりはるかにおいしそうだし、値段も高そうだ。
しかもその店員、え、こんなに、と思うくらいたくさん、形が崩れるのも構わず

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夢日記2

夢日記2

赤茶けて荒涼とした平原でマラソン大会が開かれている。
参加者は少なく、人影はまばら。
コースがよくわからない俺は、他の参加者の後をついて走っている。
遺跡のようなところの地下へと、暗い階段をどんどんくだっていったり、突然現れた湿原に足をとられながら走ったり。
前を行くランナーの姿がやがてみえなくなり、振り向いても誰もいない。不安にかられながらひとり走る。
やがてコースは元の荒野にもどる。

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夢日記

夢日記

1人で旅館に泊まっているらしい。
廊下には誰もいない。
妻は学会で京都に行き、俺は子供たちと一緒に家にいたはずだ。なのに何故こんなところにいるのか。子供たちはどうしているのか。
上着のポケットに手を入れると、黒いブラジャーが入っている。これは今朝、俺が浴室に干したはずの妻の洗濯物だ。どうしてこれが。
廊下に面した部屋の入り口の襖が開いている。
入ってみる。
座敷に見知らぬ他人の荷物が置いてある。

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