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『自分らしく生きている人の学びの引き出し術』の「はじめに」を公開します!

9月13日に『「やりたいこと」が次々見つかる!  自分らしく生きている人の学びの引き出し術』という書籍をKADOKAWAさんから出版することになりました。

出版を記念して、「はじめに」を公開いたします。興味を持っていただけたら、ぜひ書籍を読んでいただければと思います。


あなたの「学びの引き出し」には何が入っていますか?

誰もが「学びの引き出し」を持っている。

そして、「学びの引き出し」の中に入っている過去の学びを活用したり、新たな学びを組み合わせたりしながら生きている。

自分の中にある学びに対する「軸」がはっきりすると、「学びの引き出し」を自在に活用できるようになって、人生をよりよい方向へと変化させることができる。

この本は、学びをテーマにしていますが、多くの勉強・学びに関する本とは少し違います。

大人の勉強法など、ノウハウを教える本ではありません。

あなたの中にある「学びの引き出し」と、学びの軸となる「学び軸」を見える化し、自分らしく生きる方法を案内するための本です。

あなたの「学びの引き出し」に入っている学びを棚卸ししつつ、それらを選んだ経緯や理由を探っていきます。

そうするうちに、あなたの学び軸がだんだんと見えてきます。

すると、「学びの引き出し」に新たに入れるものを自分で選べるようになります。

そして、学びを着こなして、自分のありたい姿に変化できるようになります。

学びによって私に起こった変化

なぜ、私がこんな本を書けるのか?

私自身が学び軸を手に入れ、「学びの引き出し」を活用して人生を変化させている当事者だからです(皆さんと同じく現在進行形)。

私はもともと普通の会社員で、新卒で入社した外資系企業で2回の産休・育休を取得しながら、16年間働いてきました。

会社に勤めるかたわら、2018年頃から発信活動を始め、当初は「学びの引き出し」というブログを運営していました。

現在は、音声メディアVoicyで「学びの引き出しはるラジオ」というチャンネルを持ち、「3カ月前の自分が知っていれば、もう少しスムーズに行動できたかも」と思うような共働きのモヤモヤやライフハック、キャリア問題、副業、子育ての気づきなど、皆さんが身近に感じるテーマについて発信しています。

3年前に「40歳の壁」にぶつかり(前著『「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略』〈ディスカヴァー・トゥエンティワン〉に詳しく書きました)、これからの人生を主体的に生きるために、「試行錯誤する時間がほしい!」と思うようになりました。

そこで、2020年4月に会社員を卒業して、自主的にサバティカルタイム(使途を決めない学びの休暇)を2年間ほど取得しました。

こんな選択ができたのは、私の学び軸が「そっちに行きなよ」と教えてくれたからです。

以降、次のような活動を行い、学びによる変化を積み重ねてきました。

・対面&オンラインのヨガスタジオ「POSPAM(ポスパム)」の立ち上げ
・書籍3冊出版(『やめる時間術』〈実業之日本社〉、『ワーママはるのライフシフト習慣術』〈フォレスト出版〉、『「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略』〈ディスヴァー・トゥエンティワン〉)
・文筆業(noteマガジン〈現在休刊中〉、雑誌『レタスクラブ』連載、Webコラムなど)
・全米ヨガアライアンス(RYT)500の取得
・不動産賃貸業(アパート3棟運営と新築RCマンション建築)
・母と子のシェアコスメ「soin(ソワン)」のブランドづくり・製品の販売
・大学院入学試験(2020年4月に国立の大学院に進学)

「なぜ、普通の会社員だったのに、これらのことを実現できたのか?」とよく聞かれますが、大それたことをやってきたわけではありません。

ひとえに自分の中にある学び軸を知り、「学びの引き出し」を活用して、自分が欲した学びを繰り返してきただけです。

うまくいったことも、いかなかったこともありましたが、そのすべてが私にとって学びそのものでした。

結果として、私の「学びの引き出し」の中身は増えていきました。

そのおかげで少しずつ人生が変化して、気づけばこんなところにいた、というのが正直な感想です。

そして、まだその変化は続いています。

本書のワークに取り組んで「学び軸」を見つけよう

この本を読めば、「学びの引き出し」とは何か、どう活用すればいいかについて知ることができます。

しかし、本当の意味で今までの自分の学びについて理解し、やりたいことを見つけるには、あなたの学び軸をはっきりさせる必要があります。

目に見えず、捉えどころのない学び軸を見つけ出すために、本書にはさまざまなワークを収録しました。

注意点が1つ。

ワークはパラパラ見て終わりにするのではなく、直接本に書き込んだり、ワークシートをダウンロードしたりして、自分の手で実際に書いてみてください。

書きながら言葉にしていくうちに、あなたが持っている学びの力や、やりたいことが見えてくるよう構成してあります。

「書く」という行為は、分けることから始まります。自分のわかっていることと、わからないことを分けて、アウトプットする。それが「書く」ということです。

書こうと思った時点で、頭の中でモヤモヤしていたものが分解され、可視化されていきます。

事実、感情、思考の癖……。書きたいこと、書きたくないこと、わからないこと……いろいろと見えてくる。

実際に書くことで、頭の中から出てきたものを客観的に見られるようになります。
そこから、新たな気づきや理解が生まれる。この過程が大事なのです。

たとえ思うように書けなかったとしても、書けない=分けることができない=(今はまだ)わかっていない、という気づきを与えてくれます。

本書は、「学び」というわかりにくいものをテーマにしています。

頭の中で「わかったつもり」で終わらせないためにも、ぜひ実際に書きながら読み進めてみてください。

では、早速、始めていきましょう。


→続きは書籍で! お待ちしています。


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