R-1グランプリ2023体験記

お世話になっております。

どくさいスイッチ企画という名称で一人コントを行っています。

この度、R-1グランプリ2023に出場し、準々決勝で敗退しました。

R-1にどのように臨んだのか、何を考えていたか、どう感じたかを、以下に書きます。

ステータス

昨年、R-1グランプリ2022に久々に出場しました。
準々決勝まで進出させていただき、初めて漫才劇場に立てました。
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また、R-1で出会った準新作さんと「新作のスイッチ企画」というユニットを組み、キングオブコントで準々決勝まで進出させていただきました。
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さらに、同じくアマチュアで準々決勝まで進出した福田八段さんにお誘いをいただき、一人芝居の台本を書いて提供させていただきました。
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R-1グランプリをきっかけに、とても充実した1年を過ごせたので、今年も可能であればぜひ出場しようと決めていました。

1回戦に出るまで

今年は「病院にて」というネタで1回戦・2回戦に挑みました。
実は2021年12月には既に2分バージョンを作成していたネタです。

1年越しで上演するにあたり、ネタの設定とオチを決めておいて、途中の展開を何パターンか作り、練習の過程でどれがいいか選んでいきました。また、同じくR-1に挑戦する方とネタの動画を交換して、ご意見ご感想を伺ったりしました。有益なアドバイスと面白い動画をたくさんいただけて有難かったです。

1回戦当日

1/5に朝日生命ホールで行われた大阪予選に出場しました。

淀屋橋駅直結の会場で、周辺にはオフィスビルしかありません。
昨年の反省を活かし、集合時間ちょうどに間に合うよう家を出ました。

出番はDブロックでした。

大部屋の楽屋に案内され、着替えて軽く練習をしました。
時間を測ったところ、10秒以上速くなっていて笑ってしまいました。
あまりにも緊張しているな、と思いながら舞台袖に案内されました。

舞台袖の待合スペースに案内された際に、前のブロックに出ていた知り合い数人と遭遇しました。驚きと嬉しさで少し緊張がほぐれました。

舞台袖にいる間、ほぼ笑い声が聞こえず、かなりしんどかったです。
フリップネタ→フリップネタ→コント(僕)という出順でした。

お客さんは体感15人くらいだったと思います。

予定通り「病院にて」を上演しました。
前半30秒をフリに使うネタなので、その間がとても怖かったです。
ウケたのかウケてないのかも判然としないため「ここはウケた!」と仮定しながらネタを進めていきました。2カ所ほど遠くのほうで笑い声のようなものが聞こえた気がする、という手ごたえでした。

昨年もモヤモヤしていたな、と思いながら梅田まで歩いて帰りました。

R-1の一回戦の結果発表は夜10時以降に行われます。
緊張に耐え兼ね、後輩を呼んで野田阪神で一緒に飲んでもらいました。
トイレに行き、携帯を開いたら結果が出ていました。

どくさいスイッチ企画は二回戦に進出しました。
嬉しさと安堵が凄かったです。もう1杯飲めました。

2回戦に出るまで

昨年は1回戦・2回戦ともに同じネタを上演して通過できたので、今年も1回戦と2回戦は同じネタで行こうと決めていました。

2回戦までの間に、何本かライブに出させていただきました。
5分の持ち時間で2分のネタを2本やったり、準々決勝でやりたいネタを先攻して試したりできました。お誘いくださった皆様、ありがとうございました。

2回戦当日

1/15に朝日生命ホールで行われた大阪予選に出場しました。

出番はGブロックで、集合は13時でした。
昼12時からのライブに1番手で出場させていただき、出番終わりに飛び出しで会場へ向かいました。無事に集合時間に間に合ってホッとしました。

僕がいたブロックには様々な衣装を着た方がたくさんいました。ざっと見ただけで迷彩服の方、手品師の方、チャイナドレスの方、警察官の格好をした方、白衣を着た僕がいました。手品師の方が大量のトランプを落とし、いろんな格好の人がそれを拾っている時間がありました。

途中、パーティーの帽子を被った魚雷2倍速さんに激励していただけました。嬉しい気持ちと、パーティーの帽子?という気持ちを抱えながら、舞台袖に向かいました。

1回戦と比べると皆さんかなりウケていて、舞台袖まで笑い声が聞こえました。ありがたかったです。

お客様は30人ほど居たように見えました。
1回戦と同じく「病院にて」を上演しました。
体感で大きくウケた箇所が1カ所ありました。

昨年と比べると、笑い所が少ないネタなので、これはどう評価されるのだろう、と思いながら、梅田まで歩いて帰りました。

17時過ぎに帰宅して、パソコンを開いたら、もう結果が出ていました。

どくさいスイッチ企画は二回戦に進出しました。
2年連続2度目の準々決勝となりました。
去年の自分に負けたくなかったので、本当に嬉しかったです。

アマチュアでの準々決勝進出者は僕を入れて5人でした。
(どくさいスイッチ企画、魚雷2倍速さん、嘉津じゃない方さん、月は東に陽は西にさん、じんぼぼんじさん)

また、楽屋Aでお会いする方が多数通過しており、嬉しかったです。

準々決勝に出るまで

昨年の反省を活かし、結果発表後、すぐに著作権関係の申請をしました。

準々決勝のネタは「忘年会」に決めていました。
2022年に作って、その後数回、大きくウケたことがあるネタです。
元が3分45秒程度あったため、セリフを整理し、3分以内に収めました。

川嵜でし太さんからお誘いをいただき、直前対策ライブに出演しました。
同じ立場の方が多数出ていて、頑張ろうという気持ちが強くなりました。

準々決勝当日

2/1に漫才劇場で行われた大阪予選に出場しました。

出番はBブロックでした。

カラオケで1時間半ほど練習したり、歌ったり、履歴を撮影してTwitterにアップしたりしてから漫才劇場に向かいました。

巨大なエレベーターで6階に向かい、楽屋に入りました。
漫才劇場の楽屋は何回行っても緊張します。

このタイミングでカメラマンさんに写真を撮っていただきました。
1年越しの撮影でしたが全くポーズが増えておらず、申し訳なかったです。

Aブロックトップ出番の魚雷2倍速さんに頼まれて、白桃ピーチよぴぴさんとのコラボ動画を撮影しました。本番前にすごいなこの人、と、スマホを持ちながら魚雷さんの胆力に感心していました。

他大学の落研の後輩だったエジソン関谷さんが同じブロックにいて、かなり話し相手になってくださいました。本当にありがたかったです。

ほぼ開演と同時に呼び出され、舞台袖に移動しました。

舞台袖には今年もたくさんのスタッフさんがいました。
一回戦・二回戦と比べると段違いに大きな笑い声が聞こえました。
魚雷さんが一番手でしっかりウケていて、格好良かったです。

どくさいスイッチ企画の出番はBグループのトップでした。

一つ前、Aグループラストの真輝志(まきし)さんが、コントでものすごいウケをとっていました。真輝志さんは決勝に行くと思います。舞台袖で大笑いしながら、これは大変だぞ、と思っているうちに、自分の出番になりました。

漫才劇場の客席は大海原のようでした。

配信を買って見返したのですが、明らかに緊張していて、間が待てていない箇所がいくつかありました。それでもかなり笑って頂けてありがたかったです。絶対にウケたい箇所が1つあって、そこで大きな反応をいただけました。気持ちよかったです。いちばん最後に何故かかなり反応をいただけました。ネタの根幹の面白さみたいなものは伝わったのかな、と思います。

転がるように漫才劇場を出て、エゴサーチをしながら帰宅しました。名前を出してくださっている方が何人かいてありがたかったです。

準々決勝結果

結果発表は2/3の東京予選終了後、とのアナウンスがありました。

一瞬結果が表示され、すぐ消える、など謎の現象を経て、深夜12時過ぎに正式に結果が発表されました。

どくさいスイッチ企画は準々決勝で敗退しました。

真輝志さんは準決勝に進出されました。絶対優勝してほしいです。

全体の感想

まずは出場できて良かったです。

去年と比べると、今年は本当に勝ちたかった。

結果は昨年と同じ準々決勝敗退でしたが、たくさんの方に応援していただき、熱意と自信を持って大会に臨めた、とても貴重な一か月間でした。

今年もこの経験が、もっと楽しい何かにつながればいいなと思います。

来年は出られるかすら分からない状態ですが、もし準々決勝までいけたら東京で受けてみたいです。ルミネにも憧れがあるので。

以上、どくさいスイッチ企画(アマチュア)のR-1グランプリ挑戦記でした。ご覧いただき、ありがとうございました。

今年のR-1のネタ

「病院にて」(動画の1本目)

「忘年会」


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